• ホームHome
  • 広報・報道

最新の研究成果プレスリリース

人工知能によるうつ病の脳科学データの解析により 抗うつ薬が効かない患者群を予想できることを発見
  • 現在のうつ病診断は、抑うつ気分、意欲低下などの臨床症状で行われていますが、客観的な診断法は未だ確立されていません。
  • ベイズ多重共クラスタリング手法を用いて、うつ病患者を3つのグループ(サブタイプ)に分けることに成功しました。
  • このうちの1つのグループでは、抗うつ薬である選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)に対する治療効果が低いことがわかりました。
  • この結果から、うつ病患者の脳機能画像データ及び幼児期のトラウマ経験を初診時に評価することで、治療開始前にSSRIの治療効果を予測できる可能性を示唆し、脳科学データに基づく新しいうつ病の客観的診断・治療法開発への多大な貢献が期待されます。
有用微細藻類実用化のためのバイオセーフティ技術を開発 ~遺伝子組換え藻類の安全な利用に貢献~
  • 微細藻類は温室効果ガスであるCO2を吸収してバイオ燃料などに変換できることから、今後の低炭素化社会の構築に貢献する技術として期待されています。
  • 様々な有用遺伝子組換え藻類が開発されていますが、実用化のためには生物多様性への影響がないように、自然環境中における増殖を制限したり、培養施設外では生存できないようにしたりする仕組みを導入することが強く求められます。
  • 今回の研究により、研究グループがこれまでに開発していた亜リン酸を利用したバイオセーフティ技術が微細藻類のモデルである藍藻に有用であることが実証されました。
  • 本手法の拡張性が実証されたことにより、実用化が期待されている他の微細藻類や、現在盛んに開発が進められているスマートセルなど様々な組換え微生物の安全性を高めるために利用されることが期待されます。
イモリの再生能力の謎に迫る解析技術の確立 ~新規の器官再生研究モデル生物とゲノム編集技術を用いて~
  • 新規モデル動物イベリアトゲイモリとゲノム編集ツールであるCRISPR-Cas9を組み合わせることにより迅速かつ高効率な発生再生遺伝子の機能解析法を確立しました。
  • 本解析法を用いて、器官発生において中心的な役割を果たすソニックヘッジホッグ遺伝子の転写調節領域の中に、四肢再生にも重要な配列があることを明らかにしました。
  • 本研究の成果は、有尾両生類であるイモリの高い器官再生能力や、ヒトの疾患に関与する遺伝子の機能を解明するためのツールやヒントとなり、今後の再生医療研究への貢献が期待されます。
蘇る(よみガエル)性染色体 ~世界で初めてカエルによる性染色体の再生を発見~
  • 動物・植物の性染色体は、主に2つの異なる様式、XX-XY型(ヒト型)とZZ-ZW型(トリ型)のどちらかに分けられますが、日本に生息するツチガエルはこの2つが同種内に存在する特殊な生物です。この度、近畿地方において、性染色体が異なる2つの集団が過去に接触し、交雑して誕生した新しい集団を発見しました。
  • 新集団では、一方の親集団の性染色体であるW染色体はすでに消失し、その代わり他方のX染色体が新しいW染色体へとリサイクルされたことを明らかにしました。
  • このことから、現在退化の途上にあり、やがては消滅する運命にあるとされているヒトのY染色体ですが、性染色体は必ずしも退化の一途を辿るのではなく、再生可能であることを世界で初めて示しました。
ゲノム編集における不確実性を改善し、効率を上昇させる新技術(LoADシステム)を開発 ~疾患モデル細胞の作製やゲノム編集治療への応用に期待~
  • ゲノム編集ツールの一つであるCRISPR-Cas9を改良し、狙い通りのゲノム編集が施される確率を上げる新技術(LoADシステム)を開発しました。
  • LoADシステムを用いることで、さまざまな細胞での遺伝子挿入の効率を約2倍に高めることに成功しました。
  • 効率化した遺伝子挿入法により、3箇所の異なるゲノム領域に対する同時遺伝子挿入を実現しました。
希土類プラセオジムを希薄に含む化合物における単サイトの電気四極子による非フェルミ液体状態の観測 ~世界で初めて2チャンネル近藤効果の理論モデルの実験的な検証に成功~
  • 希土類プラセオジム(Pr)を希薄に含む化合物の純良な単結晶において、電気抵抗率と比熱が通常の金属とは全く異なる温度変化を示す非フェルミ液体の状態を見いだしました。
  • この特異な温度変化は、約30年前に理論的に予測されていた単サイトの電気四極子による2チャンネル近藤効果により説明できました。1対の4f電子がもつ電気四極子が金属中を遍歴する伝導電子によって過剰に遮蔽されたことを示唆します。
  • 純良な単結晶を絶対温度0.1 K(=-273.05℃)以下の極低温まで冷却し、比熱と電気抵抗を精密に測定することによって、温度変化の異常を捉えることに成功しました。
すべてのプレスリリースを見る

本学への取材について

本学への取材については、以下の連絡先までご相談ください。

広島大学広報グループ

E-Mail:koho@office.hiroshima-u.ac.jp
TEL:082-424-3701 / FAX:082-424-6040
〒739-8511 東広島市鏡山1-3-2


up