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最新の研究成果プレスリリース

放射光により原子の形を自在に変えることに成功-放射光による量子状態制御の応用-

九州シンクロトロン光研究センターの金安達夫副主任研究員(分子科学研究所客員准教授)、富山大学の彦坂泰正教授、広島大学の加藤政博教授(分子科学研究所特任教授)らの共同研究グループは、極端紫外領域の放射光を用いて、ヘリウム原子の空間的な形状を操作することに成功しました。この操作は、数10アト秒(1アト秒は100京分の1秒)という極めて高い時間分解能で、異なる二つの電子軌道を重ね合わせることによって実現されました。

小胞体ストレスが生じた際に産生される新たな物質を同定
小胞体ストレスが生じた際に産生される新たな物質を同定 ~アルツハイマー病などの診断技術開発、発症機序解明に新たな可能性~
  • 小胞体に不良タンパク質が蓄積することでその機能が障害される現象を小胞体ストレスと呼びます。小胞体ストレスは神経変性疾患の発症に関与するといわれています。本研究では、小胞体ストレスが発生すると細胞で産生される新たな物質を発見しました。
  • 発見した物質は臨床における検出法が確立されていない小胞体ストレスのマーカーとなり得ます。また、この物質はアルツハイマー病の原因物質であり神経毒性を持つことが知られているアミロイドβタンパクと同様に凝集性が高く、神経細胞に傷害を与える可能性があります。
  • 今回の結果は、アルツハイマー病などの小胞体ストレスが関わる神経変性疾患に対する新たな診断法の確立や発症機序の解明に繋がることが期待されます。
脳の炎症に作用するTSPOを標的とした新たな抗うつ薬候補を発見
脳の炎症に作用するTSPOを標的とした新たな抗うつ薬候補を発見 ~マウスの実験で確認~
  • 脳の炎症に作用するTSPOの阻害薬が抗うつ効果を持つことを発見しました。
  • 今回の結果は、これまでにない炎症を作用点とした新規抗うつ薬開発へつながると期待されます。
放射光による原子の量子状態制御に世界で初めて成功!
放射光による原子の量子状態制御に世界で初めて成功!
  • 精密に制御されたレーザーでのみ可能と思われていた原子の量子状態の制御を放射光で行うことに世界で初めて成功しました。
  • レーザーでは対象とすることができないような高いエネルギー状態や短時間で起こる反応についても、放射光を用いることで量子状態制御ができる可能性を示しました。
  • 物質との相互作用の強い極端紫外線や物質に対する高い透過力を持つX線の波長域の放射光を用いた量子状態制御は、化学反応制御の新しい手段となり、新たな機能性材料の創生に活用できるかもしれません。
薬剤耐性遺伝子を検出する新技術を開発しました
薬剤耐性遺伝子を検出する新技術を開発! 2019年11月に製品化9種類のESBL遺伝子型の迅速検出技術を実用化
  • 抗菌薬が効かない薬剤耐性菌が世界的に拡大しており、訪日客が急増する東京オリンピック・パラリンピックに向けて監視体制の強化が求められています。
  • 基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ(ESBL)産生菌の遺伝子検出に関して、2015年12月に開発・実用化した技術を更に高度化させ、従来の方法では識別することが困難であった、より多くの遺伝子型を同時に検出できる技術を開発しました。
  • 本技術を用いた製品は2019年11月から販売され、病院や研究機関等の薬剤耐性菌の検査において、従来品と比べて検査の迅速化・効率化が期待されます。
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TEL:082-424-3701 / FAX:082-424-6040
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