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2026年7月2日、広島大学の金子慎治理事・副学長(グローバル化担当)は、モンゴル教育省を訪問し、教育省および教育ローン基金(Education Loan Fund)の関係者と会談しました。また、教育ローン基金と広島大学との間で締結された、モンゴル国大統領奨学金プログラム「ILGEELT-2100」に関するMOUの署名に立ち会いました。
署名に際しては、モンゴル教育ローン基金を代表して、ゾヒクスレン・プレブ事務局長代行が署名しました。広島大学側からは金子理事・副学長が立ち会い、両機関による新たな協力の開始を確認しました。プレブ事務局長代行は、教育ローン基金と広島大学との協力覚書の締結に向けて中心的な役割を担いました。
また、署名および意見交換には、モンゴル大統領府のロドイラブサル・チョイマー教育・科学技術政策担当大統領顧問、モンゴル教育省外国関係部のエンフバヤル・バータルツォル氏をはじめ、教育省および教育ローン基金の関係者が同席しました。
ILGEELT-2100は、モンゴル大統領府が実施する4年9か月間の奨学金制度です。優秀な高校卒業生を世界の一流大学へ派遣し、モンゴルの将来を担う高度専門人材を育成することを目的としています。これまでに756人以上が18か国の大学へ進学しており、2024~2025年度には315人がモンゴル国立大学およびモンゴル科学技術大学(MUST)の準備課程で学んでいます。また、2023年度の参加者の86%が工学・技術分野へ進学するなど、高度理工系人材の育成を重視した国家的な取組です。
広島大学は、本プログラムの受入大学として、第1期生22人を受け入れています。学生は、モンゴル全土から選抜されたモンゴル科学技術大学の学部1年生で、2026年7月から9か月間、広島大学森戸国際高等教育学院の特別聴講学生として、日本語、日本文化、数学、化学、物理をはじめとする科目を履修します。その後、広島大学学士課程の入学試験を受験し、合格者は2027年4月から正規学生として入学する予定です。
会談では、プログラムの円滑な実施に加え、モンゴルの高等教育政策、国際的な人材育成、今後の学生交流について意見を交わしました。金子理事・副学長は、本プログラムが学生の育成にとどまらず、日本とモンゴルの教育・研究交流を一層発展させる契機となることへの期待を表明しました。
本プログラムの学生には、卒業後にモンゴルへ帰国し、同国の長期開発政策「ビジョン2050」に基づいて5年間国内で勤務することが義務付けられています。広島大学で培った知識、技能、経験を生かし、モンゴルの持続的な発展を担うとともに、日本とモンゴルの友好関係をつなぐ人材として活躍することが期待されます。
広島大学は今後も、モンゴル政府、教育ローン基金および関係機関との連携を深め、次世代を担うグローバル人材の育成と、両国の教育・研究交流の発展に貢献していきます。
広島大学グローバル化戦略グループ

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