2023年4月28日、霞キャンパスの凌雲棟において、今年度第6回の「世界に羽ばたく。教養の力」を実施しました。スポーツジャーナリストの二宮清純氏を講師に迎え、法学部と医学部の新入生約390人が受講しました。

二宮氏は、「スポーツで世界に羽ばたく」をテーマに、WBCの栗山英樹監督とサッカー日本代表の森保一監督の共通点を挙げながら、過去から学び未来につなげるための歴史観や大局観、果てなき向上心を持つことの大切さを語りました。そして人間にとっての最大の資源は時間であり、後悔しない学生生活を送ってほしいと激励しました。また、メジャーリーグで活躍した野茂選手やイチロー選手、活躍中の大谷選手のトルネード投法や振り子打法、二刀流は当初受け入れられなかったが、自分を信じて磨き続けた結果、オンリーワンの才能となり成功していることを説明し、「皆さんも未来を見据えて、自分の個性を最適化、最大化して羽ばたいてほしい」とエールを送りました。

学生からは、「プロスポーツで成功している人たちも努力を重ねた結果であることを再認識した。自分も未来を見据えて能力や個性を磨いていきたい」「辛いときにその経験が自分を成長させてくれるとポジティブに捉えることは難しいが、試練に感謝できるくらいのメンタルを持ちたい」などの声が寄せられました。

講演後、鈴木理事・副学長(教育・平和担当)が二宮氏に「特別招聘教授」の称号を授与しました。