第7回(平成20年度)学長表彰

※学内学外、五十音順で記載。敬称略

○広島国際ホームステイクラブ(会長 茶幡 隆之、茶幡 博子)
表彰の該当基準・・・要項第2の第5号(教育研究等支援活動)
本学の留学生のホストファミリーとなって外国人留学生の受け入れを行い、日本文化の理解を手助けするとともに、帰国した留学生と本学の結びつきを側面から支援するなど、日本語研修コースをはじめとする本学留学生に対する支援団体として学生の生活面・精神面の充実に寄与したこと。

○Henry Ryusuke Shibata(マクギール大学名誉教授)
表彰の該当基準・・・要項第2の第5号(教育研究等支援活動)
本学医学部とカナダ国マクギール大学医学部との学術・交流協定に関する協定締結に尽力し、両大学間の相互理解及び学生教職員交流への支援を通して教育並びに国際交流の推進に寄与するとともに、がん研究高齢者医療に関する共同研究やシンポジウムなどの共同事業を通じ本学の医学研究の推進に貢献したこと。

○宇田川 眞行(大学院総合科学研究科教授)
表彰の該当基準・・・要項第2の第2号(教育研究活動)
熱エネルギーを電気エネルギーに変換できる『熱電変換素子』の性能向上に欠かせない熱伝導を抑制する原子の動きを世界で初めて実験的に解明し、世界的権威のある物理学雑誌で発表することにより、本学の物理学の研究レベルの高さを国際的に示したこと。

○大杉 節(宇宙科学センター特任教授)
表彰の該当基準・・・要項第2の第2号(教育研究活動)
GLAST計画の日本代表として研究者をまとめ、シリコン半導体を用いて放射線の位置を精密に測定する高性能高信頼度センサーを開発し、NASAのガンマ線望遠鏡衛星開発を可能とすることにより本学の研究レベルの高さを国際的に示したこと。

○河野 修興(大学院医歯薬学総合研究科教授)
表彰の該当基準・・・要項第2の第2号(教育研究活動)及び第4号(医療活動)
難治性の間質性肺炎等に対する世界初の血清バイオマーカーであるKL−6を発見したことにより、我が国における呼吸器疾患の診断・診療及び患者の予後の改善に大きく貢献するとともに、厚生労働省及び広島県などで各種委員長を歴任し、社会貢献面でも尽力したこと。

○小林 亮(大学院理学研究科教授)
表彰の該当基準・・・要項第2の第2号(教育研究活動)
数理科学と生命科学の融合領域研究を展開し、生物に代表される複雑系のダイナミクスを数理的な手法を通じて理解する研究が国内外で高く評価され、その独創的な研究によりイグ・ノーベル賞を受賞するとともに、大学院教育において数理生命科学融合教育コンソーシアムの形成など新たな取組を示したこと。

○佐野 眞理子(大学院総合科学研究科教授)
表彰の該当基準・・・要項第2の第2号(教育研究活動)及び第5号(教育研究等支援活動)
障害学生の入学前から卒業までの一貫した修学支援システムの構築などによる学内支援体制の充実を始め、障害学生支援の国際化・中等教育への拡大・社会展開及び支援者育成のためのアクセシビリティリーダー育成プログラムを推進し、本学の障害学生支援が国内トップレベルと評価されることに貢献したこと。

○千代 章一郎(大学院工学研究科准教授)
表彰の該当基準・・・要項第2の第2号(教育研究活動)
建築家ル・コルビュジェの研究において国内外で学術的に高く評価され、特にル・コルビュジェに関する展覧会の企画・監修を通して今日の世界遺産の概念を再考し、建築芸術の世界を優れた学術成果とすると同時に広島の平和環境構築のための一助として地域社会に貢献したこと。

○高畠 敏郎(大学院先端物質科学研究科教授)
表彰の該当基準・・・要項第2の第2号(教育研究活動)
熱エネルギーを電気エネルギーに変換できる『熱電変換素子』の性能向上に欠かせない熱伝導を抑制する原子の動きを世界で初めて実験的に解明し、世界的権威のある物理学雑誌で発表することにより、本学の物理学の研究レベルの高さを国際的に示したこと。

○丹根 一夫(大学院医歯薬学総合研究科教授)
表彰の該当基準・・・要項第2の第2号(教育研究活動)
歯科矯正学並びに顎顔面生体力学の第一人者として、骨・軟骨疾患を伴う顎関節病態と機械的刺激との関連性についての研究並びに歯の凍結保存技術を応用した世界初の「歯の銀行」の設立及び台北医学大学への国を越えた技術移転など研究成果の社会への還元並びに国際社会との連携に尽力したこと。

○寺田 健太郎(大学院理学研究科准教授)
表彰の該当基準・・・要項第2の第2号(教育研究活動)
角礫岩質隕石の局所年代分析法を世界に先駆け一般化させることに成功し、その技術が世界的にも高く評価されたほか、月の進化モデルにおける画期的な発見を世界的に権威のある科学雑誌に発表するなど、本学の地球惑星科学分野の研究レベルの高さを国際的に示したこと。

○西田 良一(病院運営支援部長)
表彰の該当基準・・・要項第2の第5号(教育研究等支援活動)及び第6号(大学改革の推進等)
病院長の補佐役として病院運営の効率化・迅速化に関し数多くの企画・立案とその実現に努め、医学・医療を始めとする社会環境の急激な変化に対応できる体制の整備や教育研究・診療支援活動及び病院改革の推進に貢献したこと。

○松本 眞(大学院理学研究科教授)
表彰の該当基準・・・要項第2の第2号(教育研究活動)
乱数を高速に発生させるメルセンヌ・ツイスター法(MT法)を開発し、高速・高品質の乱数発生法の開発が喫緊の課題となっていた科学技術分野において世界標準の乱数発生法として高く評価され数々の表彰を受けるなど、本学の近代数学の研究レベルの高さを示したこと。

○三浦 道子(大学院先端物質科学研究科教授)
表彰の該当基準・・・要項第2の第2号(教育研究活動)
産官学連携により自身が開発した半導体開発段階での動作を推測する、回路シミュレーションモデルHiSIMを応用して開発した回路設計用トランジスタモデルHiSIM-HVが世界標準モデルに選定されるという日本初の快挙を成し遂げ、国際社会における日本の存在及び本学の研究レベルの高さを示したこと。

○吉原 正治(保健管理センター教授)
表彰の該当基準・・・要項第2の第2号(教育研究活動)及び第5号(教育研究等支援活動)
本学の障害学生修学支援の推進のための全学的支援体制構築や支援者育成のためのアクセシビリティリーダー育成プログラムの企画・立案・実施に取り組み、本学の障害学生支援が国内トップレベル・全国の障害学生支援の拠点と評価されることに貢献したこと。


up