第11回(平成24年度)学長表彰

※学外学内、五十音順で記載。敬称略

○岡村 有人((有)KRT代表取締役)
表彰の該当基準 ・・・ 要項第2の第1号(社会活動)
両親と祖父母の被爆体験を「七つの川は銀河に届け」「May Seven Rivers of Hiroshima reach the Galaxy」というエッセイに著され、英語版はImperial War Museumに収蔵され、世界に向け類のない強力な平和希求情報を発信されるなど、本学出身者として、本学の発展に顕著な貢献をされました。

○植村 誠(宇宙科学センター准教授)
表彰の該当基準 ・・・ 要項第2の第2号(教育研究活動)
かなた望遠鏡を駆使した光赤外観測、および、X線γ線との多波長連携研究によって、激変星からγ線バーストに至るまで多様な突発天体の構造と放射機構を明らかにされ、ゼルドビッチメダルを受賞されるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。

○隠岐 さや香(大学院総合科学研究科准教授)
表彰の該当基準 ・・・ 要項第2の第2号(教育研究活動)
実証的内容を有する研究に止まらず、新鮮かつ普遍的な視角から、フランスの科学アカデミーを分析した「科学アカデミーと有用な科学」を著され、科学史のみならず、歴史学分野においても高く評価され、第33回サントリー学芸賞を受賞されるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。

○落合 俊郎(大学院教育学研究科教授)
表彰の該当基準 ・・・ 要項第2の第2号(教育研究活動)及び第6号(大学改革の推進)
発達障害、知的障害を中心とした児童生徒に対する学校教育場面における支援システムの構築、韓国センター設立等の国際交流、教育行政や地域と大学との連携および研究の推進、「広島大学型」障害者雇用の創設など、本学の発展に顕著な貢献をされました。

○黒田 章夫(大学院先端物質科学研究科教授)
○石田 丈典(大学院先端物質科学研究科特任助教)

表彰の該当基準 ・・・ 要項第2の第2号(教育研究活動)
アスベストに選択的に結合するタンパク質を発見され、そのタンパク質を蛍光物質で修飾することにより、アスベストを可視化する技術を作り出され、アスベスト繊維の検出を容易にされました。これにより、文部科学大臣表彰を受賞されるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。

○齋藤 敦(大学院医歯薬保健学研究院助教)
○今泉 和則(大学院医歯薬保健学研究院教授)

表彰の該当基準 ・・・ 要項第2の第2号(教育研究活動)
小胞体ストレスセンサーOASISが、中枢神経系細胞のひとつであるアストロサイトの発生・分化に不可欠であることを発見された成果をNature Communications誌に公表され、国内外において高い評価を得られるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。

○高田 隆(大学院医歯薬保健学研究院教授)
表彰の該当基準 ・・・ 要項第2の第6号(大学改革の推進)
本学歯学部をアジアの歯科医学・口腔健康科学の教育研究国際拠点と位置づけ、2カ国語教育を行う国際歯学コースの設立に尽力されました。また、inter-professional educationの推進・発展に努められ、全国初の多職種教育を導入するなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。

○竹光 三枝子(病院看護部長)
表彰の該当基準 ・・・ 要項第2の第4号(医療活動)
看護配置基準7対1への対応、クラークグループの設置など、本学病院運営に関し、数多くの企画、立案、実現に尽力されるだけでなく、認定看護管理者制度ファーストレベル課程を実施し、地域の看護水準の維持、向上に寄与されるなど、本学及び医療分野の発展に顕著な貢献をされました。

○東川 史子(大学院医歯薬保健学研究院特任准教授)
表彰の該当基準 ・・・ 要項第2の第2号(教育研究活動)
植物由来の乳酸菌が、動物由来に比べて便秘解消の効果に優れ、肝機能を改善する可能性があることを人への臨床試験で明らかにされ、Nutrition誌に公表され、The 14th John M. Kinney Award for General Nutritionを受賞されるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。

○宮本 幸治(放射光科学研究センター助教)
表彰の該当基準 ・・・ 要項第2の第2号(教育研究活動)
放射光を用いた最先端の光電子分光装置を用いて、トポロジカル絶縁体と呼ばれる新物質の性質解明に学術的意義の高い展開をもたらされました。これにより、本学の共同利用・共同研究拠点の機能強化に大きく貢献されるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。


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