第16回(平成29年度)学長表彰

広島大学長表彰

※学外,学内,五十音順に記載,敬称略

○我妻 秀治 (株式会社デンソー 半導体回路開発部長)
会員相互の協力によって高精度モデルを迅速に開発する世界初の産学連携組織HiSIM Consortiumを立ち上げ,4年に及ぶ活動から開発・公開した超高耐圧系のモデルが製品開発に使用され,本学の知財財産が対価を受ける道筋をつけられるなど,本学の発展に顕著な貢献をされました。

○宮武 稔(日東電工株式会社 全社技術部門新規事業本部スペースイノベーション技術センター長)
日東電工株式会社において異分野融合の技術者チームを統制し,他のメンバーと共に超薄型偏光膜の新製法の発明を行い,平成29年度全国発明表彰の「内閣総理大臣賞」を受賞されるなど,本学出身者として,本学の発展に顕著な貢献をされました。

○粟井 和夫(広島大学 学術院 大学院医歯薬保健学研究科 教授)
学部単位の模擬試験を導入して本学の医師国家試験合格率上昇に寄与されたほか,医学科教育カリキュラムの改革,課題解決型高度医療人材養成プログラムの採択及び実施,死因究明教育研究センターの設立にも尽力されるなど,本学の発展に顕著な貢献をされました。

○池田 俊明(広島大学 学術院 大学院理学研究科 助教)
キラル超分子集合体を用いた刺激応答性円偏光発光材料の研究において,国際的に高い評価を得られるとともに,国内唯一の円偏光ルミネセンス測定装置の共同利用を促進し,本学の共同利用・共同研究拠点の機能強化に尽力されるなど,本学の発展に顕著な貢献をされました。

○石原 康宏(広島大学 学術院 大学院総合科学研究科 助教)
ドコサヘキサエン酸が,脳内でエストラジオール合成を活性化し,てんかん発作を軽減することを明らかにされたほか,指導する学生が学会賞を受賞するなど,研究活動及び教育活動の両面において,本学の発展に顕著な貢献をされました。

○泉 雄大(広島大学 学術院 放射光科学研究センター 助教)
放射光を利用した物性研究の手法を放射線生物学分野に導入し,新たな異分野融合領域を開拓したDNA損傷修復機構に関わる研究成果が,国内外の学会で高く評価されたほか,共同利用・共同研究拠点の機能強化にも取り組まれるなど,本学の発展に顕著な貢献をされました。

○磯﨑 哲夫(広島大学 学術院 大学院教育学研究科 教授)
指導した学生の大学教員就職,学会賞の受賞及び海外渡航奨学金の獲得ほか,学生のための国際セミナーの開催など,学生の教育・研究に対する卓越した指導力及び実践力を発揮し,人材育成に尽力されるなど,本学の発展に顕著な貢献をされました。

○片桐 清文(広島大学 学術院 大学院工学研究科 准教授)
文部科学省研究振興局の学術調査官として科学研究費助成事業(科研費)に関する調査・指導等を行い,制度運営に大きく寄与されたほか,その経験で得た知識をもとに,本学における科研費の応募及び採択件数の増進活動に尽力されるなど,本学の発展に顕著な貢献をされました。

○靜間 清(広島大学 学術院 大学院工学研究科 特任教授)
長年の研究による経験を生かして確立したゲルマニウム半導体検出器による温泉水ラドンの測定法が,環境省の鉱泉分析法の一つとして認められ,都道府県知事の登録を受けた者(登録機関)の行う温泉成分分析の方法として採用されるなど,本学の発展に顕著な貢献をされました。

○灰野 岳晴(広島大学 学術院 大学院理学研究科 教授)
キラル超分子集合体を用いた刺激応答性円偏光発光材料の研究において,国際的に高い評価を得られるとともに,国内唯一の円偏光ルミネセンス測定装置の共同利用を促進し,本学の共同利用・共同研究拠点の機能強化に尽力されるなど,本学の発展に顕著な貢献をされました。

○林田 真志(広島大学 学術院 大学院教育学研究科 准教授)
東広島市教育委員会及び同市こども未来部こども家庭課と協働し,障害の可能性のある幼児児童生徒への早期支援のロールモデル事業を構築されるとともに,これらの事業に従事する学生の顕著な実践力向上に尽力されるなど,本学の発展に顕著な貢献をされました。

○細野 賢治(広島大学 学術院 大学院生物圏科学研究科 准教授)
広島県の中山間地域・島しょ部を対象にした教養ゼミや体験学習等を通じて,学生が積極的に地域に出かけ実践から課題解決までを学習する仕組み及び学生が地域と共に学ぶ仕組みを確立し,地域と連携した地域志向型人材育成に尽力されるなど,本学の発展に顕著な貢献をされました。

Mattausch, Hans Juergen
(広島大学 HiSIM研究センター センター長(学術院 ナノデバイス・バイオ融合科学研究所 教授))
会員相互の協力によって高精度モデルを迅速に開発する世界初の産学連携組織HiSIM Consortiumを立ち上げ,4年に及ぶ活動から開発・公開した超高耐圧系のモデルが製品開発に使用され,本学の知財財産が対価を受ける道筋をつけられるなど,本学の発展に顕著な貢献をされました。

○水沼 正樹(広島大学 学術院 大学院先端物質科学研究科 准教授)
酵母及び線虫を使用した,細胞周期や老化・寿命制御に関する独創的な研究により顕著な研究業績を挙げ,複数の学会賞を受賞し,国内外で高い評価を得られたほか,国際共同研究を積極的に推進されるなど,本学の発展に顕著な貢献をされました。

(向かって前列左から泉 雄大,粟井 和夫,我妻 秀治,越智学長,宮武 稔,池田 俊明,磯﨑 哲夫,後列左からMattausch, Hans Juergen,林田 真志,靜間 清,片桐 清文,灰野 岳晴,細野 賢治,水沼  正樹)

広島大学長特別表彰

○高橋 弘充(広島大学 学術院 大学院理学研究科 助教)
○水野 恒史(広島大学 学術院 宇宙科学センター 准教授)

多くの学術研究論文が高度に引用されるなど優れた研究業績を挙げられ,本学のみならず学術分野の発展に寄与されるとともに,本学のレピュテーション向上に,特に顕著な貢献をされました。

(向かって左から高橋 弘充,越智学長,水野 恒史)

Phoenix Outstanding Researcher Award

○植村 誠(広島大学 学術院 宇宙科学センター 准教授)
○岡部 信広(広島大学
学術院 大学院理学研究科 助教)
○鹿嶋 小緒里(広島大学
学術院 大学院医歯薬保健学研究科 助教)
○佐久間 哲史(広島大学
学術院 大学院理学研究科 特任講師)
○田中 智行(広島大学
学術院 大学院工学研究科 助教)
○TRAN DANG XUAN(広島大学 学術院 大学院国際協力研究科 准教授)

○中の 三弥子(広島大学 学術院 大学院先端物質科学研究科 准教授)

本学の若手研究者として研究活動に邁進し,多くの学術研究論文を執筆されるなど,優れた研究業績を挙げられ,本学の研究力の向上に顕著な貢献をされました。

(向かって左から鹿嶋 小緒里,植村 誠,越智学長,岡部 信広,後列左から田中 智行,佐久間 哲史,中の 三弥子)


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