広島大学では、教養教育の一環として、スポーツ、芸術、科学、ビジネスなど各界で活躍されているリーダーをお招きし、学部新入生を対象に講演いただく「世界に羽ばたく。教養の力。」を行っています。

5月15日に、三菱重工業株式会社相談役の佃和夫氏に講演いただきました。
講演は広島市内にある霞キャンパスにもテレビ会議システムで配信し、両方のキャンパスで180人を超える学生が熱心に話に聞き入っていました。

佃氏は、目まぐるしく変わる社会において、学生がこれから必要となる能力として、「基礎の学力と体力」「不測の事態に柔軟に対応できる精神力」を挙げられ、「社会に出ると、予測不可能な『非定型』の事態がたくさん起こります。不測の事態にどのように対応するか、大学生のうちに訓練を重ねてください」と述べられました。また、自分の経験をまじえながら、自分の専門外の知識の重要性についてお話いただき、「学んで無駄になるものは何一つありません。精一杯勉強してください」と、受講した学生にアドバイスを送っていただきました。