特別講義「世界に羽ばたく。教養の力」の第5回目は4月26日、野球評論家で、広島東洋カープ前監督の野村謙二郎氏が講演しました。会場の総合科学部講義室（東広島市）には、新入生約430人が来場しました。

講演は、聞き手の総合科学研究科・林光緒教授による対話形式で行われ、学生時代、プロ野球選手時代、監督時代についてのエピソードを話しました。その中で、「つらくて逃げ出したい時には、心の中のもう一人の自分に勝ちなさい。どんな経験にも無駄はない」と、身振り手振りを交え、力強く学生に語りかけました。
野村氏は現在、本学教育学研究科博士課程前期に在籍されており、それぞれの身体特性に応じた指導法についての研究の一端も紹介しました。

また、新入生へのメッセージとして、「たくさんの人と接して、人間力を磨いてほしい。そして、今を楽しんでほしい」とエールを送りました。
気さくな野村氏の講演に、たくさんの学生から質問も相次ぎました。

講演後、「監督として、選手に対する姿勢がすごく素敵で、熱心にメモをとった」(総合科学部1年)、「失敗したとき、ダメだと思う自分に勝ちたいと思った」(法学部1年)といった感想がありました。