この度、本学は文部科学省が所管する「オープンアクセス加速化事業」に採択されました。

　「オープンアクセス加速化事業」は、大学等による研究成果の管理公開に関する体制の充実・強化を図ることによって、わが国における研究成果の国内外への発信・共有を推進するとともに、それに伴う諸課題の解決を目的としています。その背景には、米国や欧州を中心に研究成果の共有・公開を目的とした論文のオープンアクセスと研究データのオープン化に向けた取組(「オープンサイエンス」と総称)が積極的に推進している状況に加えて、オープンアクセスの推進に伴い、論文掲載公開料の高騰や学術ジャーナルによる公開禁止期間の設定といった問題が生じていることもあります。研究活動のグローバル化が進展するなか、オープンサイエンスへの対応は、わが国においても喫緊の課題となっています。

　本学は、全国の国公私立大学・大学共同利用機関の中で、最大論文数のグループ(上位15機関。中四国では唯一)に選定されており、わが国におけるオープンサイエンスを牽引することが期待されています。