11月16日、広島大学ベトナムセンターをベトナム国家大学のホーチミン市校（※1）の傘下である人文社会科学大学（※2）に開設し、開所式を行いました。

広島大学は本年2月にベトナム国家大学ホーチミン市校と大学間交流協定を締結し、海外拠点としてベトナムセンターを設置していました。今後さらに国家大学の傘下にある専門大学と活発な交流を図るため、このたびその一つである人文社会科学大学にベトナムセンターのオフィスを開設するに至りました。

開所式は人文社会科学大学に新たに開設されることとなった日本学科の開設式と併せて行われ、本学からは岡本哲治理事・副学長、佐藤利行国際センター長をはじめ4人が出席し、在ホーチミン市日本国総領事館の古舘誠畿領事をお迎えして、ベトナム国家大学ホーチミン市校から国際部長や傘下の各専門大学の学長、近隣の大学の学長及び教員、企業関係者、学生など約500人近くが参加して、盛大に行われました。

ベトナムセンターでは、主に下記の業務を行っていきます。

（1）ベトナムからの留学生の獲得

（2）ベトナムに留学する広島大学の学生への支援

（3）日本とベトナムの共同研究活動と学術交流への支援

（4）日本とベトナム学生の文化交流活動への支援

（5）ベトナムにおける日本語日本研究の教育促進への支援

（6）その他ベトナム校友会への協力に関する業務

※1　ベトナム国家大学ホーチミン市校

ベ トナムに2つある政府直轄の国家大学の一つで、ハノイと並んでベトナムを代表する総合大学。同校は傘下の大学として工科大学、自然科学大学、人文社会科学 大学、国際大学、情報工科大学、環境資源研究所の他、経済学部、外国語センター、国際教育センター、教育審査・質評価センター、フランス大学センターにより構成されています。

※2　人文社会科学大学

ベ トナムに2大学ある国立の人文社会科学系の専門大学の一つで、1955年にサイゴン大学文学部として設立。1996年に現在のベトナム国家大学ホーチミン市校の傘下となりました。18学部と独立した8学科があり、約500名の教員、約3万人の学部生と約1660名の大学院生が在籍します。