広島大学長表彰
※順不同、敬称略
【個人 13名】
○二宮 正人(サンパウロ大学 教授)
中南米地域を代表する総合大学であるサンパウロ大学と本学との学術交流協定の締結に際して大きく尽力され、両大学間の平和友好親善活動を積極的に進められるなど、国際交流活動を通して、本学の発展に顕著な貢献をされました。
○荒川 賢治(大学院先端物質科学研究科 准教授)
多様な抗生物質を生産する放線菌に着目し、抗生物質の特異な生合成機構および生産制御システムに関する研究で優れた成果を挙げ、複数の学協会から研究奨励賞を授与されたほか、国際共同研究でも高い評価を得られるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。
○海野 徹也(大学院生物圏科学研究科 准教授)
広島県を代表する水産資源であるクロダイの新たな養殖ブランドの開発、商品化に成功されるとともに、市民を対象とした効果的な食育教育の実施によるクロダイの消費拡大に資する社会活動を行われるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。
○岡橋 秀典(大学院文学研究科 教授)
総合博物館長として、本学の教育研究成果を地域に発信することに尽力されるとともに、現代インド研究センター初代センター長として、本学のインド・南アジア地域研究の向上に大きく寄与されるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。
○岡本 泰昌(大学院医歯薬保健学研究院 准教授)
うつ病研究においてわが国を代表する研究者として国内外で高く評価されるとともに、大学生のうつ症状を改善・予防するための全国に先駆けた本学のメンタルヘルス対策にも大きく寄与されるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。
○落合 博(大学院理学研究科 特任講師)
ゲノム編集技術を利用して遺伝子発現と遺伝子座を同時に観察するROLEXシステムを開発し、ES細胞の多能性維持に重要なNanog遺伝子に関する現象の発見などで、国内外において高い評価を得られるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。
○片岡 健(大学院医歯薬保健学研究院 教授)
医歯薬保健学の学士課程における学部横断型の多職種連携教育を企画立案し、国内外の医療・保健・福祉の各領域で活躍できる人材の輩出を目指す医療系学生教育の充実に尽力されるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。
○河原 大輔(病院診療支援部 診療放射線技師)
大学病院の診療放射線技師として治療業務に従事するとともに、学術研究にも熱心に取り組み、科学誌への執筆、国際学会賞の受賞、外部資金の獲得など多くの業績を挙げ、本学の発展に顕著な貢献をされました。
○瀧原 義宏(原爆放射線医科学研究所 教授)
原爆放射線医科学研究所附属被ばく資料調査解析部長として、原爆被ばく者データベースの充実や生体試料の管理システムの整備を推進するとともに、被ばく資料をアーカイブ化する将来構想を立案し、作業環境の改善に尽力されるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。
○武田 敬(大学院医歯薬保健学研究院 教授)
独創性の高いアイディアに基づく多くの新規有機合成反応の開発などにより、国際的に高く評価されるとともに、学内では、オンライン学習支援システムによる講義の公開および大学院教育の改善に大きく寄与されるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。
○西田 恵哉(大学院工学研究院 教授)
世界でオンリーワンの噴霧計測法である2波長レーザー吸収散乱法を開発し、国内外で高い評価を得られるとともに、積極的な企業との共同研究を通して研究成果を社会に還元されるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。
○藤原 章正(大学院国際協力研究科 教授)
高い研究業績に基づき、大学教育の国際化にいち早く取り組まれるとともに、21世紀COEプログラム、国際環境リーダー育成プログラム、たおやかプログラム等で主要な職責を担い、本学の教育プログラムの国際展開に寄与されるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。
○吉田 光演(大学院総合科学研究科 教授)
教育研究の質保証・高度化に向けた改善および海外の大学との国際交流促進に尽力されるとともに、大学院総合科学研究科長としてその重責を全うし、同研究科の教育研究活動の支援策を積極的に企画・実施されるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。
【団体 3組】
○JFEスチール株式会社(代表取締役社長 柿木 厚司)
平成23年9月本学と包括協定を締結し、鉄鋼スラグを利用した海域環境改善分野において、本学と共同での研究会設立など、新しい形の産学連携に取り組まれ、環境改善につながる学術的かつ社会実装可能な成果を挙げて広く社会に認められるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。
○広島大学院内感染症プロジェクト研究センター
(センター長 菅井 基行(大学院医歯薬保健学研究院 教授))
院内感染原因菌の病原性評価、薬剤耐性のための情報基盤の確立を目指した基礎研究を推進するとともに、応用研究を発展させ、その成果を医療現場にフィードバックし、地域の疾病予防に大きく寄与されるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。
○広島大学テラヘルツ波デバイス基盤技術研究グループ
(代表 藤島 実 (大学院先端物質科学研究科 教授))
1秒当たり100ギガビットと従来の100倍の速度でデジタル信号を無線で送る技術を世界で初めて開発し、将来の超高速無線用途での利用が期待され、国内外で高い評価を得られるなど、本学の発展に顕著な貢献をされました。

(向かって前列左から岡本 泰昌、海野 徹也、松岡 才二(柿木 厚司の代理)、越智学長、荒川 賢治、岡橋 秀典、落合 博、後列左から菅井 基行、河原 大輔、片岡 健、瀧原 義宏、吉田 光演、天川 修平(藤島 実の代理))
Phoenix Outstanding Researcher Award
○市川 貴之(大学院総合科学研究科 准教授)
○大山 陽介(大学院工学研究院 准教授)
○佐久間 哲史(大学院理学研究科 特任講師)
○高橋 弘充(大学院理学研究科 助教)
○宮下 直(大学院理学研究科 特任助教)
本学の若手研究者として研究活動に邁進し、多くの学術研究論文を執筆するなど、優れた研究業績を挙げ、本学の研究力の向上に顕著な貢献をされました。

(向かって左から高橋 弘充、市川 貴之、越智学長、佐久間 哲史)