IDEC国際連携機構キックオフシンポジウムを開催しました

広島大学IDEC国際連携機構は、11月5日(土)にキックオフシンポジウム「Be academically productive for peace and sustainability」をハイブリッドで開催し、国内外から約70名が参加しました。本シンポジウムは、全学のグローバル化を先導しつつ国際貢献に資する実践研究と人材養成を目的として2022年4月に設置されたIDEC国際連携機構の開設を記念するものです。

シンポジウムの様子

開会挨拶では、土屋定之広島大学学長参与が、価値観を共有する国々と連携・協調しながら、新たな価値を生み出す人材を育成し世界へ輩出する機構への期待を述べました。

特別講演では、世界的な微生物研究者であるハーバード大学のEric Rubin博士が、気候変動と健康をテーマに、感染症の拡大などの直接的影響に加え、気候災害によって引き起こされる大気汚染や食糧危機などの間接的影響について講演を行いました。続いて、国際協力研究科(IDEC:IDEC国際連携機構の前身)とテキサス大学オースティン校リンドンジョンソン公共政策研究科のダブルディグリープログラムの修了生で、現在、米国住宅都市開発省で副局長を務めるSavin Ven Johnson氏が、IDECでの研究と途上国での経験、その後のキャリア形成について講演を行いました。

その後金子慎治IDEC国際連携機構機構長、広島大学理事・副学長(グローバル化担当)は、IDECの25年以上にわたる教育研究の資産を引き継ぎ、社会や技術の発展と課題解決の両立により、人々の暮らしやすさや豊かさの実現に資する実践研究と人材養成を推進するIDEC国際連携機構の今後の展望について説明を行いました。最後に、市橋 勝IDEC国際連携機構副機構長が閉会の挨拶を行いました。

広島大学は、本機構の設置を通じて、「持続可能な発展を導く科学」を実践する世界トップクラスの教育研究拠点として、多様性をはぐくむ自由で平和な国際社会の実現のための研究事業・実践活動を推進します。
 

参加者からの質問に耳を傾けるEric Rubin博士

関係者らで記念撮影

【お問い合わせ先】

広島大学グローバル化戦略グループ

E-mail: kokusai-group*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)


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