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2023年1月23日、日本・インドのトップ大学の学長級らが一堂に会する「日印大学等フォーラム」に、本学の越智光夫 学長、金子慎治 理事・副学長 (グローバル化担当)が参加しました。本フォーラムは「日印間の大学・研究機関間交流の強化と今後の課題解決」をテーマに、両国の研究協力、人材交流を一層促進するための交流基盤の形成を目的とし、科学技術振興機構(JST)がはじめて主催したものです。
ホテル椿山荘東京を会場としたフォーラムは、科学技術振興機構(JST)橋本 和仁理事長の挨拶で開式。続いて増子 宏 文部科学審議官、マヤンク・ジョシ 在京インド大使館首席公使が挨拶を行いました。その後、インド側10大学、本学を含む日本側19大学の学長らが、各大学の日印交流の実績、成果・教訓、今後の方向性と課題について講演を行いました。
越智学長は、「Our History and Future with India」と題した講演のなかで、広島大学のインドとの60年以上の多岐にわたる交流実績を紹介。1967年に、日本政府設置の海外学術調査事業の枠組みの下で国内大学で初めてインドで地域研究を実施したことや(97年までに17回調査団を派遣)、ILDPプログラムなど同国を対象とした世界展開力強化事業(文部科学省)に続けて採択され、全学をあげて両国の学生・研究者交流に取り組んでいることをPRしました。
また、講演の最後には、両国政府に対し、「企業を含め多くの機関がアクセスできる研究者交流のためのデジタルプラットフォームの構築」と、「人文・社会科学を含む学際的な研究を通じて、社会における科学技術のイノベーションを促進するための政策的支援」の必要性を訴え、「両国の協力により、オンラインとオフラインの両方での交流が活発となり、未来の世代にエキサイティングな機会をもたらすよう願っています」と力強いメッセージを送りました。
越智学長による発表の様子
各大学の発表の後には、「日本とインドにおける若手イノベーション人材の育成と交流」というテーマで、円卓会議が開かれ、両国の学長らが、若手人材交流を発展させていく際の課題や、期待される交流分野について議論。最後に「日印大学フォーラム」の宣言が読み上げられ、閉会となりました。
【同フォーラムの詳細はこちら(JSTのHPへ移動します)】
- インド側参加者(敬称略)
アンナ大学学長 R.VELRAJ/デリー大学学長 Yogesh Singh/インド工科大学ボンベイ校学長 Subhasis Chaudhuri/インド工科大学デリー校副学長 Ambuj Sagar/インド工科大学グワハティ校学長 P. K. Iyer/インド工科大学ハイデラバード校学長 B.S.Murty/ インド工科大学カンプール校学長 Subramaniam Ganesh/インド工科大学カラグプル校学長 Virendra Kumar Tewari/インド工科大学マドラス校筆頭学部長 Koshy Varghese/ジャワハルラール・ネルー大学学長 Santishree D. Pandit
- 日本側参加者(敬省略)
北海道大学総長 寳金清博/東北大学総長 大野英男/ 筑波大学学長 永田恭介/東京大学副学長 林香里/ 東京工業大学学長 益一哉/慶應義塾大学塾長 伊藤公平/慶應義塾大学教授 ショウ・ラジブ/芝浦工業大学学長 山田 純/早稲田大学国際担当理事 弦間正彦/横浜国立大学学長 梅原出/新潟大学副学長 マドスーダン・サティッシュ・クマール/長岡技術科学大学学長 鎌土重晴/岐阜大学学長 吉田和弘/静岡大学副学長 近藤真/名古屋大学総長 杉山直/京都大学総長 湊長博/立命館大学総長 仲谷善雄/大阪大学副学長 尾上孝雄/広島大学学長 越智光夫/九州大学総長 石橋達朗
会場の様子
円卓会議の様子(左から石橋 九州大学総長、越智学長、尾上 大阪大学副学長)
広島大学グローバル化戦略グループ