世界海事大学との連携に係る意向書を締結しました

2023年3月25日、広島大学は世界海事大学(WMU)との協力に係る意向書(LOI)を締結し、両大学の学長により意向書の署名が行われました。この意向書は、双方が各々の強みを生かし、海の未来に向けての共同研究・教育を通じて共通の目標を達成するための緊密なパートナーシップを築くことを目的としています。

このパートナーシップは、人手が加わることで生物生産性・多様性が向上した沿岸地域、すなわち里海において、持続可能性とグリーン&ブルーイノベーションに焦点を当て、海の未来のためのコンソーシアムを構想するものです。さらに、公益財団法人笹川平和財団、海上保安大学校、および呉市とも連携し、海上の安全にも尽力していきます。

この意向書の締結は、本学とWMUのパートナーシップの始まりを記念するものです。私たちは緊密に連携することで、このパートナーシップをさらに強固にし、海洋の持続可能な未来へのコミットメントを高めていきます。

広島大学について

広島大学は、12学部・5研究科からなる、日本でも有数の総合研究大学です。「平和を希求し、チャレンジする国際的教養人を育成する」大学として、「持続可能な発展を導く科学」を実践する世界最高水準の研究・教育拠点の確立を目指します。その一環として、現在、「キラルノット超物質」、「ゲノム」、「脳科学」、「ナノデバイス」などの幅広い分野にわたる最先端の研究が行われています。SDGsの枠組みで社会貢献力を評価したTHEインパクトランキング2022で、広島大学は国内第3位の評価を受けました。

WMUについて

世界海事大学(WMU; スウェーデン、マルメ市)は、国連の専門機関である国際海事機関の枠組みの中に設立された大学です。WMUは、海事・海洋の分野における大学院教育・専門家養成・研究において世界の中心となり、同時に、グローバル人材の養成および持続可能な開発を推進することを使命としています。WMUは、国際的海事コミュニティによる国際的海事コミュニティのための組織であり、国連の持続可能な開発目標アジェンダにコミットしています。

左から:Max Mejia教授(WMU次期学長)、金子 慎治理事・副学長、Cleopatra Doumbia-Henry学長、越智 光夫学長、角南 篤理事長(公益財団法人笹川平和財団)、渡邉 優(本学スタッフ)

左から:Max Mejia教授(WMU次期学長)、Cleopatra Doumbia-Henry学長、越智 光夫学長

【お問い合わせ先】

広島大学グローバル化推進グループ

TEL: 082-424-3505
 E-mail: kokusai-kyoten*office.hiroshima-u.ac.jp
(*は半角@に置き換えた上、送信してください)


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