広島大学 学術・社会連携室
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11月13日、第11回広島大学女性活躍促進賞「メタセコイア賞」を、東北大学名誉教授の原山優子氏に贈りました。
原山氏は、従来男性が中心となって意思決定されることの多い環境の中で、性別に関わらず適任者が存在することを、身をもって体現されてきたこと、また、女性研究者の活躍促進にも注力され、特に、次代を担う若手研究人材の育成に尽力されていることなどが評価され、同賞の受賞となりました。
授賞式後の記念講演では、原山氏より「体験を次に継ぐ」と題し、「初めての女性○○」が多かったという、様々な要職を歴任されてきたこれまでのご経歴とそれに基づくご経験、現在の軸とされている若手の応援に係るご活動についてお話いただきました。
また、尊重すべき価値観(寛容性、多様性、包括性、持続可能性)や体験による学習の重要性についてご説明いただくとともに、若い人材に向けて「今やっていることが大変だったり、うまくいかなかったとしても、その積み重ねが将来に繋がっていくので、それを温める、あるいはネガティブなことがあってもそれを自分の糧とするということを試みてもらいたい。」とのメッセージをいただきました。
石田副学長による閉会の挨拶では、「本日の講演で、原山様が若手人材支援について様々な活動をされているということをお聞きし、理工系の女性学生がなかなか増えないという課題に対して活用できるのではというアイデアをいただきました。また、学生も原山様のお話から勇気や、やる気をもらえたのではないかと思います。」と、御礼が述べられました。
同賞は、女性の活躍の場を広げ、社会全体の活力向上に貢献した個人および団体を顕彰することを目的に2013年に広島大学で創設しました。
講演される原山氏
石田副学長(ダイバーシティ担当)より花束を贈呈