広島大学 学術・社会連携室
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11月19日、第12回広島大学女性活躍促進賞「メタセコイア賞」を、被爆体験証言者で「平和のためのヒロシマ通訳者グループ」代表の小倉桂子氏に贈りました。
小倉氏は、被爆の実相を世界中の人に伝える強い信念をもって、長年にわたりご自身の被爆体験を英語で伝える活動を続けてこられたことなどが評価され、同賞の受賞となりました。
授賞式後の記念講演では、小倉氏より、8才の時に爆心地から2.4キロの広島市牛田町で被爆された体験、42才の時に海外から広島を訪れる人たちの通訳、コーディネートを始められた経緯、また、強く印象に残っているというウクライナのゼレンスキー大統領に自らの被爆体験を語られた経験などについてお話いただきました。
講演の最後には、2024年12月にノルウェー・オスロで開催された日本被団協のノーベル平和賞受賞を記念したフォーラムに登壇された際の様子を、スライドを交え紹介いただきました。
坂田副学長による閉会の挨拶では、「本日のご講演で、被爆を体験された方が、ご自分の言葉で語られることの影響力の強さというものを感じました。その意味でも、ご自身の被爆体験を世界中の人に伝えておられる小倉様の活動は、まさに偉業であると思います。また、そのような素晴らしい活動を42才から始められたとお聞きし、驚くとともに、勇気を与えていただきました。」と、御礼が述べられました。
同賞は、女性の活躍の場を広げ、社会全体の活力向上に貢献した個人および団体を顕彰することを目的に2013年に広島大学で創設しました。
講演される小倉氏
坂田副学長(学生支援・ダイバーシティ担当)より 花束を贈呈
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