3. 脳波計測システム

脳波計測システムは、脳波を用いて意思の伝達などを行うBCI(Brain Computer Interface)研究用装置です。
g.tec社の生体アンプg.USBampは、開発言語MATLABおよびSimulinkを中心とするものです。 運動をイメージすることで車椅子や義手などのコントロールを行ったり、P300を用いた文字認識方式で文章として意思を伝えるなど脳波によって意思を伝える最新鋭のシステムです。
脳波電極は、ノイズに強いアクティブ電極を使用しているため動きを伴う計測にも最適です。また、バッテリ動作が可能なために移動計測も可能です。その他、VRシステムと連動したBCIシステムを構築可能です。
SSVEP(Steady State Visually Evoked Potential)の刺激装置は、LED式で同時に4種類の異なった刺激周波数で点滅します。付属のロボットを使用し前進、後進、右や左へ制御ができます。

装置概要

  • チャネル数:16ch(最大64ch)
  • 電極:アクティブ電極g.ACTIVEelectrode
  • キャップ:キャップ式電極65カ所付きエレクトロード・キャップ(S:50~54cm、M:54~58cm、L:58~62cm)
  • AD変換:24ビット
  • アンプノイズ:0.3μVRMS(0.1~10Hz)
  • 低周波フィルタ:DCから5Hzまで設定
  • サンプリング周波数:最大38.4KHz
  • 開発言語:Simulink(C言語、MATLAB、LabVIEW、Linuxなどに対応可能)
  • 製造元:g.tec medical engineering


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