第2回広島・ヤンゴン産学官連携セミナーを開催しました。

産学・地域連携センターは、10月21日、第2回広島・ヤンゴン産学官連携セミナーを、「ミャンマーの地盤工学的課題の解決に向けて」と題して、ミャンマー ヤンゴン市内のミャンマー工学会にて開催し、約300名の産学官からの出席者を得て盛況のうちに閉会しました。昨年8月の交通をテーマとした第1回セミナーに続くものです。

ミャンマー工学会会長のAung Myint氏、本学高田隆理事・副学長、ミャンマー地質科学会長Kyaing Sein氏による開会挨拶に続き、大学からは、本学工学研究科土田孝教授により「硬化時間を有するセメント処理海洋粘土の強度動力学」について、ヤンゴン工科大学(YTU)のTun Naing 教授・地質工学科長、Htay Win准教授、大学院生Aye Aye Myat、Zar Lee Tint両氏により、企業からは復建調査設計技術顧問 森尾敏氏、復建ヤンゴン社長・執行役員山田義満氏により、地盤工学の各専門分野に関する計8件の講演が行われました。その後、講演者全員によるパネルディスカッションが行われ、産学・地域連携センターの平見尚隆グローバルイノベーション部門長がファシリテーターを務め、会場から多くの質問を受け、講演者との議論を進めました。専門的な質疑応答に加えて、いかにして大学の研究成果を産業界で活用してもらうかについても議論が行われました。閉会挨拶を行ったヤンゴン工科大学Nyan Myint Kyaw教授は、アカデミアと産業界は互いにわかる言葉でコミュニケートすることが重要と述べました。また、広島大学との大学間協定が近々締結される予定であることにも触れ、学生・研究者の交流、研究を通じて連携して行く意欲を示して、セミナーを締めくくりました。

高田理事・副学長による開催挨拶

パネルディスカッションにのぞむ講演者と
ファシリテーターの平見特任教授

300名の聴衆が熱心に参加

お問い合わせ先

広島大学産学・地域連携センター グローバル イノベーション部門
担当:平見、中野
TEL:082-424-4313  FAX:082-424-6189


up