• ホームHome
  • 社会・産学連携
  • ボランティア団体アイリスが福島県葛尾村で行った調査活動報告をしました

ボランティア団体アイリスが福島県葛尾村で行った調査活動報告をしました

2月8日、福島県が開催した「地域づくりオープンカフェ(大学生活動報告会)」で、広島大学からボランティア団体 アイリスの勝部知早野さん(教育学部4年)と中島樹さん(工学部1年)が、福島県葛尾村で行った調査活動の報告をしました。

「地域づくりオープンカフェ」は、福島県が実施している「大学生等による地域創生推進事業」の発表の場です。本事業では県内外の大学生等が、福島県の過疎・中山間地域の集落の地域住民の方と一緒にその集落の魅力を新たな視点で探し、引き出していく活動に取り組んでおり、その成果発表を行いました。

本事業に採択されたアイリスは、住民の半数以上が村外への避難を余儀なくされている葛尾村に1週間の間滞在し、聞き取り調査を行って、オープンカフェでは、その調査をもとに村の現状やアイデアを発表するとともに、住民の皆さんと協力して制作した動画を流して、大変好評を得ました。

また、広島と福島の距離が遠いため訪問調査の回数は1回だけでしたが、その分長期の滞在となったことで、かえって住民との仲が深まりました。オープンカフェにも、葛尾村から村長をはじめ14人の住民の皆様に、1時間以上かけて福島市まで応援にかけつけていただきました。

ボランティア団体 アイリス 代表 勝部さんのコメント

私たちアイリスは西日本豪雨災害の復興支援をしていく団体です。今回は"災害からの復興"を長期的に捉えたいという思いがあり、もうすぐ9年が経過する東日本大震災の復興の状況を知るために参加しました。
実際に1週間葛尾村で過ごす中で、原発という目に見えない被害の災害の特性が、時間がたった現在でも地域経済や村の今後に長期に渡って大きな影響を与えていると感じました。しかし、現地の方々は地域の特徴をさらに見つめなおして協力し、村をさらに魅力化していく事に挑戦しておられました。村の方々は本当に温かく、孫のように可愛がってくださいました。葛尾村を第二の故郷のように感じています。この村に何ができるか考え、アイデアを出してこれからも関わっていきたいなと思います。
今回私たちの活動を支援してくださった方々、葛尾村の皆さん、本当にありがとうございました。

聞き取り調査での交流会の様子

聞き取り調査での交流会の様子

調査のまとめに向けたディスカッションの様子

調査のまとめに向けたディスカッションの様子

お問合せ先

広島大学学術・社会連携企画グループ
E-mail:sangaku-renkei*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)


up