【スタートアップチャレンジ2023】採択チーム紹介⑧(明見チーム)

「東広島市・学生発スタートアップチャレンジ2023」では、広島大学・近畿大学工学部・広島国際大学の学生による、自由で創造的なアイディアや起業してみたいという意識の具体化に向けた活動を支援しています。
このたび、12月17日(日)に開催する成果発表会(Demo Day)に向けて、本事業に採択されている10チームのインタビュー記事を掲載いたします。

第8回は、「若者イノベーションエコシステムを創る学生情報ポータルサイト「ガクトク」の構築」のテーマで活動している明見優成さんのチームです。
(記載の情報は掲載時点のものです。)

スタートアップチャレンジで事業化を目指すテーマについて教えてください!

学生・地域・企業がつながるプラットフォームづくり。
学生がキャリアを積める経験の場と積んだ経験の見える化をします。

このテーマはどのようにして思いつきましたか。

進学で広島に来て、初年次向けのインターンシップを探したのですが、数が少なく、大学のキャリアセンターでも「初年次向けのインターンはない」と返されました。
また、実際に就職活動を始めたときに、課外活動経験に明確な評価の基準がない分、企業の選定基準にはこれまで実際に自分で動いて経験したことよりも学内での授業の評価や大学の知名度が大きく関わっていると感じました。
そこで、学生と社会をつなぐサービスを広島で立ち上げて、学生の間にもっと自分と社会を知るきっかけを作ると同時に、そこでの経験が評価される環境をNFTやDiDの技術を使って作りたいと思い今回のテーマ設定に至りました。

チームメンバーにはどんな方がいますか。

チームには広島大学、広島国際大学、広島修道大学、安田女子大学、広島工業大学の学生が約20名所属しています。広島の学生生活にもっとあって欲しい機会や経験を考え、作っていく中でたくさんの学生と出会ってきましたが、その中でも「何か新しい経験を積みたい」「これまでに会ったことない人にあったり周りが誰もしていないことをしたりしてみたい」、という思いを持った人が活動に共感してくれてチームのメンバーになっています。

スタートアップチャレンジ2023のことは、どのようにして知りましたか?

学内に置いてあったチラシを見つけて知りました。

スタートアップチャレンジ2023に応募しようと思ったきっかけを教えてください

ビジョンに向けて独自で活動をしてきましたが、資金的な面でのご支援がいただけるとより加速してプロジェクトを進められると考えたからです。

スタートアップチャレンジ2023 への応募前からすでに始めていた活動はありますか。

地域/企業の方と学生が出会う空間を作るべく、昨年から1年半ほどカフェを経営していました。今年に入ってからは、カフェという箱を持つよりもウェブ上での情報交換により地域企業との接点をつくるべく、サイトの構築や学生にとって魅力的なコンテンツをその中に作ることに力を入れてきました。
具体的には、地域の規格外の野菜を集めて学内で配布するフードバンク活動や地域の飲食店や美容室で使える学生向けクーポンの発行です。

スタートアップチャレンジの支援期間中はどのような活動をしていますか。

フードバンクの活動やイベント出店などで継続的に学生との接点を持ちつつ、実際にサイトを立ち上げてその利用者を増やしてきました。また、今後どのようにして利用者を拡大するのか、より学生にとって魅力的なサービスにするかを考え、発案当初はなかった、ウェブ3.0の利用についても検討しています。

授業や研究室など忙しいと思いますが、いつ活動していますか。

このプロジェクトで事業化をすると決めてから、極力この活動に時間が割けるように工夫しています。今は授業数が少ないので毎日のように活動をしています。

ベンチャーキャピタルのメンタリングを受けながらプロジェクトを進められていますが、どんな学びがありましたか。

プロジェクトを進める上でのフレームをたくさん知っていらっしゃるので、考える順番や進捗を確認するためのチェックポイントの立て方をお聞きしてとても勉強になります。
また相談をする中で、「そもそもガクチカって必要なの?」と最初に立ち返る質問をしていただいて、自分たちの思考の偏りに気づく場面もありました。

プロジェクトを進める中で、難しいと感じる部分はありますか。

団体として実現したいビジョンに向けて、誰にどう刺さるサービスでビジネス化するのか、自分たちの強みにできる部分は何なのかを見定めるのが難しいです。
また、自分たちが学生ではなくなっても継続的に学生との接点を持てる仕組みづくりは難しく、各大学でサークルなどのチームを作っています。

どんな思いを持って活動していますか。

広島の学生生活がもっと面白く充実したものになって、しかもその後の進路に納得できるだけの経験ができる環境を作りたいと思っています。
頑張りたいと思ったときに頑張れる環境と、頑張ったことがちゃんと評価される環境を作ります!

最後にDemo Dayを見に来る方々に向けて、一言お願いします!

まだまだ構想途中のプロジェクトですが、実現に向けて一歩ずつ動いています!
ご感想やアドバイスをいただけたら嬉しいです!

お問い合わせ先

広島大学 オープンイノベーション本部 産学連携部 スタートアップ推進部門
TEL : 070-1542-7123
Mail:psi-office※ml.hiroshima-u.ac.jp(注:※は半角@に置き換えてください)


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