【スタートアップチャレンジ2023】採択チーム紹介⑨(谷本チーム)

「東広島市・学生発スタートアップチャレンジ2023」では、広島大学・近畿大学工学部・広島国際大学の学生による、自由で創造的なアイディアや起業してみたいという意識の具体化に向けた活動を支援しています。
このたび、12月17日(日)に開催する成果発表会(Demo Day)に向けて、本事業に採択されている10チームのインタビュー記事を掲載いたします。

第9回は、「大学内教科書フリマアプリGAT(Give And Take)」のテーマで活動している谷本和史さんのチームです。
(記載の情報は掲載時点のものです。)

スタートアップチャレンジで事業化を目指すテーマについて教えてください!

私たちは大学のようなコミュニティの中の偏った情報や資源を循環させ、偏りのない社会を目指しています。
そこで、大学内教科書フリマアプリGAT(Give And Take) サービスを設立・運営し、学生にとって手軽で安い取引を実現しようとしています。

このテーマはどのようにして思いつきましたか。

大学入学当初、大学の教科書がとても高いことに驚き、一度使った教科書を少し安くいただこうといろんな先輩にかけあいましたが、自分の欲しい教科書を持っている先輩は見つからなかったことがきっかけです。
自分が求めている教科書を持つ先輩は学内に絶対いたはずで、身近にある需要と供給が上手くマッチすれば、世の中がより良くなるのではないかと感じました。

チームメンバーはどのようにして集まったのですか。

原さんとは、学部学年が同じで、授業を通して出会いました。青貝さんは知り合いを通じて出会いました。
メンバー全員、「自分のアイデアを実現し、世の中に貢献したい」という志のもと、大学内フリマアプリGATのアイデアに共感してくれて、とりあえずやってみよう!という形から始まりました。

スタートアップチャレンジ2023のことは、どのようにして知りましたか?

広島大学学生情報システム「もみじ」を見て知りました。

スタートアップチャレンジ2023に応募しようと思ったきっかけを教えてください。

GATの活動は本プログラム以前から行なっており、その活動においてある程度の費用が必要であったことに加え、ビジネスに知見のある方のアドバイスが欲しかったからです。

スタートアップチャレンジ2023 への応募前からすでに始めていた活動について教えてください。

GATの活動は本プログラム開始の一年以上前から始めておりました。WEBアプリを学生に開放して以来、半年でおよそ140個の中古品を学生間で繋ぎましたが、まだまだ認知が足りないことに加え、アプリの使いづらさが継続使用率を下げているという課題がありました。

スタートアップチャレンジの支援期間中はどのような活動をしていますか。

本プログラム以前の活動を振り返るため、データ分析やヒアリングを実施し、GATに対してユーザーが何を期待しているのか、どの部分が刺さっているのかを探し出します。また開発を通して、より使いやすいアプリを目指します。

授業や研究室など忙しいと思いますが、いつ活動していますか。

メンバー全員の日程を上手く合わせるのは難しいので、週に一回3人で集まって活動をしつつ、2人だけで集まって活動することもあれば、個人個人で活動することもあります。

ベンチャーキャピタルのメンタリングを受けながらプロジェクトを進められていますが、どんな学びがありましたか。

ヒアリングや分析、プロダクト開発などの活動の意味や目的が途中で間違ったり、迷ってしまうこともありますが、その都度アドバイスをしていただいており、気づきや勉強になります。ユーザーが求めているサービスを作る上で、ヒアリングがとても重要なことを学びました。

プロジェクトを進める中で、難しいと感じる部分はありますか。

学生にGATのどの部分が刺さっているのかを見極めることと、ヒアリングを通してそれをどう引き出すのかがとても難しいです。

どんな思いを持って活動していますか。

とにかく、人の役に立ちたいというその一心で活動しています。

最後にDemo Dayを見に来る方々に向けて、一言お願いします!

GATは広島大学で実証実験をしていますが、今後は他大学に展開しようと思っています。
今回の活動報告を通して、私たちの事業について少しでも興味を持っていただけたらと思います!

お問い合わせ先

広島大学 オープンイノベーション本部 産学連携部 スタートアップ推進部門
TEL : 070-1542-7123
Mail:psi-office※ml.hiroshima-u.ac.jp(注:※は半角@に置き換えてください)


up