総合博物館 准教授 清水 則雄
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地域の元気応援プロジェクト「大学・学校・地域が連携したミコシギクの保全と地域の活性化」のメンバーである総合科学部の学生たちが、9月25日福富中学校の生徒と一緒にミコシギクの保全活動について授業を行いました。
3年生は自生地で東広島植物園の塩路恒生氏の指導のもと、自生地でミコシギクの本数調査を行いました。
ミコシギクの本数を数えることができました。
ミコシギクの本数調査をする様子
2年生は自生地の植生について学習しました。広島市植物公園の山本晃弘氏が自生地にある植物をわかりやすく説明してくださいました。
植物に関するクイズもあり、ミコシギクを取り巻く環境を楽しく学ぶことができました。
自生地の植生について説明を受ける様子
1年生は前回の活動に引き続き、自生地周辺の環境整備をしました。
今回の活動には地域住民の代表として「福富のミコシギクを守る会」の副会長である間所克成氏も参加しました。
地域の方の力も借りて通行の邪魔となっていた枝を伐採し、奥にある湿地まで行けるようになりました。
後半の授業ではグループに分かれ、今後の活動についての活発な議論が行われていました。
次回の授業からは、グループごとに生育域内保全、生育域外保全、ミコシギクの広報活動などを行っていきます。
今後の活動について話し合う様子
また昨年度の活動で制作したミコシギクの標本が披露されました。
披露の際には会場が盛大な拍手で包まれました。
ミコシギクの標本の披露の様子
最後に広島大学総合博物館の清水則雄准教授から、ミコシギクの保全活動への激励の言葉がありました。
ミコシギクの保全活動の意義を話す清水准教授
授業を通して、ミコシギクの保全活動に興味を持ってくださる方が増えることを切に願っています。
福富町の地域の方々とともに、ミコシギクの保全活動に取り組んでいきます。