2025年9月6日(土)、7日(日)に開催された第15回中四国臨床工学会において、広島大学バイオデザイン部門との共催により「医療・ヘルスケア機器開発ニーズ発表会」を実施しました!
本企画は、日本発の革新的医療・ヘルスケア機器開発を推進するために、臨床現場から生まれるリアルなニーズを広く共有し、製品化へとつなげることを目的としました。
本発表会では、全国から18件の応募があり、そのうち9件が発表されました。
弊部門長の花之内教授をはじめとする計5名の審査員により審査が行われ、特に優れたニーズが選出され表彰されました。
受賞者一覧
最優秀賞
「腹膜炎を迅速に検知することで、安心・安全な腹膜透析を実現したい」
川崎医療福祉大学 医療技術学部 臨床工学科 小野 淳一 様
優秀賞
「NPPV装着患者における意思伝達支援デバイスの開発」
神戸大学医学部附属病院 臨床工学部 川本 祐輝 様
奨励賞
「穿孔を防ぐための内視鏡検査中の圧力負荷の可視化ニーズ」
帝京大学 福岡医療技術学部 医療技術学科 臨床工学コース 輪内 敬三 様
ひろしまバイオデザイン賞
「閉鎖式保育器における過剰加湿・過剰加温を解決する研究開発」
岡山大学病院 臨床工学センター 落葉 佑昌 様
本発表会を通じて、臨床現場からの明確なニーズが広く発信されました。今後、広島大学バイオデザイン部門は、企業とのマッチング支援や研究開発のサポートを行い、これらのニーズを製品化へとつなげてまいります。本取り組みが、中四国地域をはじめとする日本の医療機器産業の発展に貢献することを期待しています。
お問い合わせ先
広島大学
学術・社会連携室オープンイノベーション本部
産学連携部 バイオデザイン部門
TEL: 082-257-1992
biodesign@office.hiroshima-u.ac.jp

最優秀賞を受賞された小野淳一様

発表会の座長および審査員の皆さま