平成23年11月

■ 広島大は、日赤と放射線や災害医療の分野の人材育成などで、教育や研究、診療を含めた協力協定を結んだ。福島第1原発事故を受け、広島大の持つ被ばく医療の蓄積を活用するのがねらい(毎日、11.1)

■ キャンパスの風景 その7:広島大学大学院の西原大輔准教授が、学生たちは、大学で行われている幅広い活動に目を向け、さまざまな機会を積極的に活用してほしいと語った(中国、11.1)

■ 広島大東広島キャンパスで31日、キャンパス内にある山中池に瀬戸内の水軍が起源とされる木造船「櫂伝馬」2隻を浮かべた。同大のホームカミングデーや大学祭のある5、6日の両日に遊覧乗船できる(中国、11.1)

■ 広島大大学院医歯薬学総合研究科の杉山正則教授と東川史子准教授らの研究グループが、栄養学分野の米雑誌「ニュートリション」の国際論文賞を受賞した。植物由来の乳酸菌が動物由来のものに比べて整腸効果に優れ、肝機能を改善する可能性があることを、人への臨床試験で明らかにした研究が評価された(中国、11.1)

■ 広島大学と日本赤十字は放射線分野の教育、研究や診療などで相互協力を進め、災害医療の若手人材育成を目指す包括的連携協定を結んだ(日刊工業、11.1)

■ 広島大東広島キャンパス内にある山中池に31日、江戸時代などに瀬戸内各地で人や物資を運ぶのに使われた「櫂伝馬船」の復元船が浮かべられた。大学祭やホームカミングデーが開催される5、6日に無料の遊覧乗船が行われる(読売、11.1)

■ 2013年春オープンを計画する庄原市高野町の中国横断自動車道尾道松江線高野インターチェンジ付近の道の駅予定地に、旧石器時代の遺物の可能性がある石などが出土。1日、広島大総合博物館の藤野次史教授が視察した(中国、11.2)

■ キャンパスの風景 その8:広島大学大学院の西原大輔准教授が、多くの大学生が大企業や公務員をめざす背景について語った(中国、11.2)

■ ひろしま産業振興機構は、医療機器関連分野での新たな研究開発や事業展開を目指した企業間、産学官連携を推進するため、広島県内の産学官で構成する「ひろしま医療関連産業研究会」を立ち上げる。同機構は研究会の発足に先立ち「ひろしま医工連携推進グループ」を設置。三好健一広島大学特任教授をプロジェクトディレクターとして県内企業出身のコーディネーター3人、研究支援1人などで構成される(日刊工業、11.3)

■ 秋の叙勲 瑞宝中綬章:秋葉欣哉(広島大名誉教授)、坂本公延(同)、藤本淳夫(同)(毎日、朝日、11.3)

■ 瀬戸の呉市にある蘭島閣美術館が開館から20年を迎えた。島から文化発信を続け、全国的に知名度も高まってきた20年の歩みと今後の課題について、広島大総合科学部名誉教授で名誉館長でもある金田晉さんと呉市在住の造形作家浜本一絵さんが対談を行った(中国、11.3)

■ 中国地方の文化・学術・地域貢献の各分野で優れた功績を挙げた人をたたえる「第68回中国文化賞」の受賞者が決まった。広島大学からは、前立腺がんの治療方法の発展に貢献した碓井亞氏と鶏を活用したバイオの先端分野を構築した松田治男氏の両名が受賞(中国、11.3)

■ 瑞宝中綬章受賞 秋葉欣哉広島大名誉教授:通常原子が結合する際の電荷数は原子の種類によって決まっているが、リンや硫黄などの化合物では本来より多くの電荷により他の原子と結び付く例があることに着目。「超原子価化合物」と呼ばれるこのような化合物の構造や反応の解明を進め、新たな学問分野を切り開いた。98年には中国文化賞を受賞(中国、11.3)

■ 瑞宝中綬章受賞 坂本公延広島大名誉教授:広島大などで約40年間英文学を講義。鋭い批評眼で国際的に評価される作品分析をし、多くの研究を世に出した。英BBC放送に英文短編小説を発表するなど作家としても活躍した(中国、11.3)

■ 広島大の渡辺敦光名誉教授らの研究グループは、マウスにみそ、しょうゆ、食塩をそれぞれ混ぜた餌を1週間与え、6~12グレイのエックス線を照射。3日後、放射線の影響を受けやすい小腸を調べると、みその餌を与えたマウスは他と比較して、より多くの組織が再生されていることが分かった。しかし、渡辺さんは、今回の結果がそのまま人間に当てはまるとは言い切れないとも話している(中国、11.4)

■ 古墳時代の須恵器窯跡などが残る広島大東広島キャンパスの山中池南遺跡第2地点の整備が終わり3日、現地で完成式典が行われた(中国、11.4)

■ 第68回中国文化賞の表彰式が4日、広島市中区の中国新聞ビルであった。前立腺がん治療の発展に尽力した碓井亞広島大名誉教授やバイオ研究で世界をリードする研究を行った松田治男広島大特任教授ら7人に、賞状や賞牌などが贈られた(中国夕、11.4、中国、11.5)

■ 前立腺がんの治療法の発展に貢献した碓井亞広島大名誉教授や広島大大学院生物圏科学研究科の松田治男特任教授ら、中国文化賞を受賞した県内ゆかりの5人は4日、広島市であった表彰式後、喜びや今後の抱負を語り合った(中国、11.5)

■ 東広島市教育文化振興事業団は生涯学習フェスティバル最終日の6日、音楽体験コーナーを開く。広島大生たちの指導で演奏を体験できる(中国、11.5)

■ 小中学生や高校生の優れた科学研究を表彰する第55回県科学賞の作品審査会が、東広島市の県立教育センターで開かれ、特選12点などが決まった。【高校の部】◇読売新聞社賞 広島大付属3年 佐藤真由、黒西愛 ◇県教委賞 広島大付属3年 片島由莉、川原成美、宮崎悠斗(読売、11.5)

■ 医学部を卒業した新米医師の希望を踏まえ、最初の2年間の修業先となる病院を割り当てた結果が公表された。広島大学病院は今年、五つの研修プログラムで計60人の定員の内、20人分の空席が出た(朝日、11.5)

■ 第43回全日本大学駅伝が11月6日、名古屋・熱田神宮-三重・伊勢神宮の8区間、106.8キロで開かれる。広島大は5大会連続9回目の出場(朝日、11.5)

■ 第64回全日本バレーボール高校選手権大会の組み合わせ抽選会が4日、広島市の県立総合体育館で行われた。12日から全国大会の予選となる県大会が始まる。広大付属は、男子の部で出場(産経、11.5)

■ 病院の実力「B型肝炎」2010年治療実績 広島大:B型肝炎の新規患者数=150、治療した人数=70、専門医の人数=21(読売、11.6)

■ 第43回全日本大学駅伝対校選手権が6日、名古屋市の熱田神宮をスタートし、三重県伊勢市の伊勢神宮までの8区間(106.8キロ)で行われる。チーム名:広島大(相葉、石川、真野、岩藤、佐藤、高橋、石井、豊永)(朝日、11.6)

■ 広島大の卒業生でつくる校友会と同大は5日、卒業生や在校生、市民が集うイベント「ホームカミングデー」を東広島キャンパスで開いた。講演会やパネル展示、農産物の販売などでにぎわいを見せた(中国、11.6)

■ 第56回秋季県高校軟式野球大会の決勝が6日、呉市の呉二河球場であり、広大付属が3年ぶり4回目の優勝を果たした。広大付属1-0広大福山(朝日、11.7)

■ 第43回全日本大学駅伝 22位:広島大(5:52:46)(朝日、11.7)

■ 旧広島市民球場跡地をめぐる議論が再び白紙に戻った。跡地委員会が議論した様々なアイデアを参考に、市は13年春までに最終的な活用策をまとめるという。市内には他にも、広島大本部跡地や広島西飛行場など大規模な未利用地がある。これらの機能分担も課題となる(中国、11.7)

■ 第43回全日本大学駅伝は6日、名古屋市の熱田神宮から三重県伊勢市の伊勢神宮までの8区間、106.8キロで行われた。広島大は22位(中国、11.7)

■ 国際交流を深める「留学生会館まつり」が6日、広島市の市留学生会館であり、各国の民族衣装の試着コーナーやバザーが開かれた。バザーの収益は寄付金と合わせて日本赤十字社を通じて東日本大震災の被災地へ届けられる。中国浙江省出身の広島大大学院1年何可人さんは「来場者と助け合いの気持ちを共有し、触れ合いを育めた」と語った(中国、11.7)

■ 小中学生の安全を確保する取り組みが、広島県内で広がっている。県教委は、市町教委が取り組む小学生対象の放課後子ども教室に、事前登録した大学生を派遣する事業を始めた。若手の力を借り、安心・安全な活動場所としての機能を高めるのが狙い。現在、広島大や尾道大など16大学・短大の387人が登録している(中国、11.7)

■ 東日本大震災の学生ボランティアについて毎日新聞が全国86の国立大学を対象にアンケートを実施した。回答があった83校の内、32校の大学がボランティア活動を単位として認定しており、広島大学を含む51校の大学は単位認定をしていないことが分かった(毎日、11.7)

■ 6日、名古屋市・熱田神宮~三重県伊勢市・伊勢神宮間で行われた全日本大学駅伝で、広島大学は5時間52分46秒で22位となった(産経、11.7)

■ 福島第1原発事故を受け、広島大の持つ被曝医療の蓄積を人材育成などで活用することを目的として、広島大は、日赤と教育や研究、診療を含めた協力協定を結んだと発表した(産経、11.8)

■ 広島大や放射線影響研究所などの県内機関が参加する「放射線被曝者医療国際協力推進協議会」(HICARE)は7日、国際原子力機関(IAEA)との協議で、被曝線量評価の国際的ネットワークづくりなどの分野で協力する方針で合意したと発表した(産経、11.8)

■ 米ノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC-CH)から福島大学に、UNCを代表する木であるイエローポプラの苗木が贈られた。同校は戦争直後、原爆で被爆した広島大学に樹木を贈った縁があり、同じ日本で原発事故に見舞われた大学を支援したいと申し出た。UNCには、今年2月、広島大大学院生の嘉陽礼文さんが被爆瓦の破片を贈った。(朝日、11.8)

■ 【特集 いい歯の日2011】歯茎が腫れて出血し、放っておくと歯が抜けてしまう歯周病。最近は、歯周病と糖尿病の関係も注目されている。歯周病と糖尿病の関係について広島大学病院副院長の西村英紀さん、広島県医師会の伊藤千賀子さん、広島県歯科医師会長の山科透さんの3人が意見を交わした(中国、11.8)

■ 東広島市の主婦奥村玲子さんが、第14回日本自費出版文化賞の特別賞を受賞した。受賞作は、広島大大学院教授の夫晃史さんが、米国地質研究所の客員研究員になったのを期に、米国で過ごした3年間の子育て体験記「私たちが通ったアメリカの学校 小・中・高校フィールドワーク」。「海外で暮らす日本人の参考になれば」と話す(朝日、11.9)

■ 広島大医学部医学科の「ふるさと枠」の推薦入試出願が8日、締め切られた。出願者の合計は昨年より7人増の67人となった。ふるさと枠は、過疎地の医師不足解消を狙い2009年度入学から導入された制度。卒業後は臨床研修を含む9年間、各県内の公的医療機関に勤める義務があり、広島、岡山県内の高校出身者が対象となる(中国、11.9)

■ 広島大は、2012年度から、付属小、付属東雲小と付属三原小の入学定員を、それぞれ80人から64人に削減すると発表した。小学1年生の学級を35人以下にするよう定めた改正義務教育学校編制・教職員定数標準法の成立を受けての対応(読売、11.9)

■ 日経BPコンサルティングは8日、会社員や中学生以上の子どもがいる父母を対象として実施した「大学ブランド・イメージ調査2011~12」の結果をまとめた。広島大は「就職状況が良い」「キャンパスに活気がある」などが評価され、中国・四国地方の主要58大学で、1位となった(日本経済、11.9)

■ サントリー文化財団は10日、第33回サントリー学芸賞を発表した。【思想・歴史部門】隠岐さや香・広島大准教授「科学アカデミーと『有用な科学』」(名古屋大学出版会)(朝日、11.11)

■ サントリー文化財団が主催する第33回サントリー学芸賞の受賞者が10日、発表された。【思想・歴史部門】広島大学准教授・隠岐さや香「科学アカデミーと『有用な科学』」(名古屋大学出版会)(読売、11.11)

■ フクシマとヒロシマ 米国ノースカロライナ大から震災に見舞われた福島大へ「友情と支援の印」としてイエローポプラの苗木が贈られた。広島大大学院の嘉陽礼文さんが、原爆で壊滅的被害を受けた広島大を支援した海外の大学に、「返礼」として被爆瓦を送ったのがきかっけという(中国、11.11)

■ 三原市や三原商工会議所などでつくる市ふるさと情報発信事業推進協議会は、「ふるさと大使」として、新たに広島大付属三原学校園同窓生でヤマトホールディングス社長の木川真さん、テレビ大阪社長の立岩文夫さん、近畿県人会会長の豊松正文さんの3人を選んだ(中国、11.12)

■ 東広島市は11日、来年度からの産業政策の指針を決める委員会を設置し、市役所で初会合を開いた。委員会は企業や大学の16人で構成し、広島大産学・地域連携センターの橋本律男教授が会長を務める(中国、11.12)

■ 広島大大学院・大久保隆志教授が会長を務める広島市安全なまちづくり推進協議会は11日、市役所で会合を開いた。市内の犯罪認知件数などの報告を受け、地域の防犯対策などについて意見を交わした(中国、11.12)

■ 府中市教委が進める小中一貫教育の成果や課題を探る研究大会が11日、同市の府中明郷学園であった。授業レベルの向上を目指して市教委などが主催。全体会で、広島大大学院の池野範男教授は「上の学年を見通し、子どもがどこでつまずくか予想し、一人一人に指導することが大切」と指摘した(中国、11.12)

■ 【県科学賞特選紹介 高校】読売新聞社賞 広島大付属高3年・佐藤真由さん、黒西愛さん「水を沸騰させたときに聞こえる音について」。県教委賞 広島大付属高3年・片島由莉さん、川原成美さん、宮崎悠斗さん「ガラスを伝う雨粒のキ・セ・キ[軌跡]」(読売、11.12)

■ 中国新聞社は15日、報道の公正さと透明性を高めるために設置している第三者機関「中国新聞 読者と報道委員会」の新員会を、元中国地方弁護士会連合会理事長の大本和則氏、広島大大学院社会科学研究科教授の川崎信文氏、ライフスタイル研究所代表の船崎美智子氏の3氏に委嘱した(中国、11.16)

■ 【広島県大学・短期大学 大学案内/学長メッセージ】広島大学学長・浅原利正;広島大学は、ダイナミックに変化する国際環境を見据えて、豊かな人間性を備え、国際社会で活躍できるグローバル人材の育成を最重点事項として掲げ、国際的に通用する教育と世界最先端の研究の展開をとおして、「希望に満ちた未来社会の実現」という夢に向かって歩み続けます(中国、11.16)

■ 尾道市土堂の尾道商業会議所記念館で20日、広島大原爆放射線医科学研究所の三原圭一郎助教が「放射線とがん」をテーマに講演する。原発事故の勉強会を開く市民団体「フクシマから考える一歩の会」が企画(中国、11.17)

■ 広島大大学院総合科学研究科は16日、樫原修研究科長の後任に、吉田光演副研究科長を選んだ。任期は来年4月1日から2年間(中国、11.17)

■ 東広島市にある高屋うめの辺1号遺跡で、銅製の帯の留め具と、神事に使う馬形の焼き物「土馬」の頭と脚の部分が出土した。広島大大学院文学研究科の古瀬清秀教授は「この辺りに役所など公的施設があり、祭事が行われていた可能性もある」と述べた(中国、11.17)

■ 【広島大人事】大学院総合科学研究科長に吉田光演教授を新任。任期は2012年4月1日から2年間(朝日、11.17)

■ 【叙位】正四位 川村毅氏(鹿屋体育大学名誉教授、広島大学名誉教授)(読売、11.17)

■ 【広告】広島大学こころの相談室 さまざまな心のご相談に対して、相談員が臨床心理学の専門的立場からサポートいたします(プレスネット、11.18)

■ 2010年4月、広島大大学院の高田悠紀子さんがリーダーとなり「東広島つながりネットワーク」を発足した。外国人と日本人の国際交流の機会をつくるため、花見やヨガのイベントなどを開催した(プレスネット、11.18)

■ 小中学生や高校生の優れた科学研究をたたえる第55回県科学賞の表彰式が17日、東広島市の県立教育センターで行われた。審査委員長の鳥越兼治・広島大大学院教授は「観察や実験で得られたデータを客観的、理論的に分析していた」と評価。受賞者らは式後、広島大東広島キャンパスに移動し、研究室を見学するなどした(読売、11.18)

■ 国連事務次長や国連大使を務めた国際協力機構(JICA)顧問の大島賢三さんが来年1月、広島大の特任教授に就くことが18日分かった。国際問題や外交について講義する。任期は2013年12月末まで(中国、11.19)

■ 日本臓器移植ネットワークは19日、東海地方の病院に脳血管障害で入院していた成人男性が同日、臓器移植法に基づく脳死と判定されたと発表した。広島大病院で20日、50代女性に膵臓移植が行われる(中国、11.20)

■ 【キャンパス リポーター発】教育をテーマにした大学生グループ主催の交流イベントが11日、広島市の市まちづくり市民交流プラザで行われた。広島大や安田女子大、山口大など、広島、山口両県の教職員を目指す学生ら35人と、社会人5人が参加。「なぜ教育に興味があるのか」「理想の教師像」などについて意見を交わした(中国、11.21)

■ 広島大病院は20日、脳死判定された患者から膵臓の提供を受け、広島県内の50代女性に移植手術をした(中国、11.21)

■ 広島大学仏教青年会は23日、同会仏教青年会館建立20周年記念行事で、田畑正久・龍谷大大学院教授を招き「現代日本の医療文化と仏教文化-実践真宗学研究科の課題」と題した講演を行う。会場は東広島市の同会館(中国、11.21)

■ 東広島市内に住む外国人の日本語スピーチコンテストが20日、同市のアザレアホールで行われた。中国から広島大に留学中の陳亜雪さんが、最優秀賞に選ばれた。国際交流会東広島などが主催(中国、11.21)

■ 広島、長崎で被爆直後に約1万3千人分が「黒い雨」を浴びたと回答したデータが見つかった問題で、保管する放射線影響研究所の大久保利晃理事長は21日、広島市南区の研究所で会見を開き、データを精査し解析できるか検討する方針を示した。広島大原爆放射線医科学研究所の星正治教授は「降雨地域や影響を解析し、生のデータもできる限り公表すべき」と指摘する(中国、11.22)

■ 半導体分野をけん引するリーダー育成に向け、「広島大学半導体コンソーシアム会議」の初会合が21日、都内で開かれた。広島大大学院に来秋開設予定の「半導体革新集積科学リーダー育成プログラム」について土屋英子副学長たちが説明。社会的ニーズに合った研究分野の提言やインターンシップ受け入れなどの協力を求めた(中国、11.22)

■ 「放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)」が広島市中区で23、24日に開く国際シンポジウムに参加するため、国際原子力機関(IAEA)のダウド・モハマド事務局次長が来日。22日、広島平和記念資料館や広島大原爆放射線医科学研究所などを訪れた(読売、11.23)

■ 国の重要伝統的建造物群保存地区、呉市豊町御手洗の活性化を目指し、建築や観光の観点から地域のPRできる点や課題を探るため、広島大や広島国際大で建築学を学ぶ学生たち18人が、考える会の案内で同地区を歩いた(中国、11.23)

■ 昨年ノーベル化学賞を受賞した鈴木章・北海道大学名誉教授が22日、広島大東広島キャンパスにあるサタケメモリアルホールで講演した。有機化合物を効率よく合成する「鈴木カップリング」について解説。約650人に「独創的な仕事をし、自分の道を進んでほしい」と語った(中国、11.23)

■ 広島大は22日、広島大生物生産学部と山口大農学部の双方の講義をインターネット回線で中継し、受講者の単位を相互認定する協定を来年1月に締結すると発表。広島大は水産や畜産などの分野の講義を配信し、山口大は農学や植物の分野を提供する(中国、11.23)

■ 広島県北部を震源とした21日夜の地震で、中国地方では5年ぶりに震度5弱以上の地震を観測した。地震工学を専門とする広島大大学院の神野達夫准教授に地震のメカニズムなどを聞いた(中国、11.23)

■ 安芸高田市教委が調査を進めている市史跡の前方後円墳・甲立古墳から、4世紀代のものでは県内最古となる家形埴輪など多数の遺物を発掘した。広島大大学院文学研究科の古瀬清秀教授が23日、現地で解説を行う(毎日、11.23)

■ 「放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)」の国際シンポジウムが23日、広島市中区の広島国際会議場で開かれ、放射線の人体影響をテーマにした議論が行われた。東日本大震災の直後から被災地で活動した谷川攻一・広島大教授も講演を行った。放射性物質の予測不能な拡散などを挙げ、「無防備な避難は危険」と強調した(読売、11.24)

■ 広島大学で16、17日、大学経営をテーマにした国際ワークショップが開かれた。時代や社会の要請に応える大学経営を世界的な視点から考えようと、同大高等教育研究開発センターが主催。国内外から約120人が参加した(読売、11.24)

■ 広島大は、海外での国際学会で研究発表する学生を支援するため、奨学金などに充てている「広島大学基金」を財源とする支援制度を創設した。発表にかかる費用の一部を支給し、機会を増やして研究の活性化や人材育成につなげる(読売、11.24)

■ 【広告】広島大大学院共同研究開発商品 つま先が上がるから、つまずかない!転倒防止くつ下。外反母趾の方のための転倒予防に、外反母趾対策くつ下。 販売元 (株)リリーネット(中国Cue、11.25)

■ 岡山大の学生・職員が組織する「おかやまバトン」が24日、東日本大震災の復興支援活動について、広島大、山形大の学生団体と意見交換会を開いた。広島大からは、被災者のメンタルケアに取り組む「OPERATIONつながり」が参加(山陽、11.25)

■ 東広島市西条の賀茂鶴酒造1号蔵で27日、広島大教育学部音楽文化系コースでサクソホンを学ぶ学生4人による演奏会「KURAsic」が開かれる。同市主催の地域資源トライアル事業の一環(中国、11.25)

■ 【フクシマとヒロシマ】福島第1原発事故を受けて福島県が始めた全県民対象の健康管理調査を支援するため、広島大原爆放射線医科学研究所の医師2人が調査の住民説明会へ派遣されることが決まった(中国、11.25)

■ 大竹市西栄のサントピア大竹で24日、県西部ブロックボランティア交流会が開かれ、若い世代の担い手を増やすための課題などが話し合われた。広島国際学院大大学院2年の小川弘法さんと広島大大学院2年の鈴木英士さんは、学生と地域住民との交流を深めるツアーを企画した経験などを報告した(中国、11.25)

■ 【大学生がつくる東広島情報ページ Ya!っぱれ 55】広島大マジックサークルの部長を務めるJEKYLL.さんは、学外でもプロ大道芸人として活動している。JEKYLL.さんはマジックについて「練習していけばいくらでも上達できて、終わりがないのが魅力です」と語った(Cue、11.25)

■ 広島大学は大学院生の国際学会で発表する機会を増やすため、旅費などを助成する制度を拡充する。国際的に通用する人材の育成を図るのが目的(日経、11.26)

■ 広島県は25日、福島第一原発の事故を受けて福島県が実施する県民健康管理調査の住民説明会に、広島大原爆放射線医科学研究所の神谷研二所長と細井義夫教授の医師2人を派遣すると発表した(朝日、11.26)

■ 東広島市西条町の「賀茂鶴一号蔵」で27日、広島大学生らによる「KURAssic」演奏会が開かれる(産経、11.26)

■ 8月に首相官邸であったサッカー女子日本代表チームの国民栄誉賞表彰式で、竹田ブラシ製作所の化粧筆セットが副賞に選ばれた。製作所は、80年当時、広島大に研究生として籍を置きながら、地質コンサルタントをしていた竹田史朗社長が、父逸男さんから引き継いだ。竹田社長は「本物には必ずファンが付いてくれる。自覚を持って筆作りを続けたい」と話した(読売、11.27)

■ 広島大学大学院教育学研究科が創設し、優れた教育実践者をたたえるペスタロッチー教育賞が、今年20周年を迎えた。本年度の受賞者は、滋賀県野洲市の重症心身障害児施設の元園長で医師の高谷清さん。特別賞には、事故や病気などで親を亡くした子どもたちを支えるあしなが育英会が選ばれた(中国、11.27)

■ レーザーなどを使い高強度の金属を効率よく成形する産学官のプロジェクト研究が、広島大東広島キャンパスの研究室で進んでいる。研究期間は本年度から3年間で、自動車部品や造船など県内5社も参加。広島大大学院工学研究院の篠崎賢二教授は「高品質とコスト削減を両立する技術を磨く」と語る(中国、11.28)

■ 東広島市西条にあるフジグラン東広島3階のT・ジョイ東広島で12月3日夕から4日早朝にかけて、東広島映画祭が行われる。広島大の学生でつくる実行委員会が、市民との交流や地域の活性化を目的に企画(中国、11.28)

■ 広島大大学院医歯薬学総合研究科の二川浩樹教授は29日、樹脂や合成繊維に消毒成分を固定化することにより、持続的な除菌能力を持たせることのできる化合物を開発したと発表。二川教授は「幅広い商品での実用化を目指し、インフルエンザなどの感染拡大の防止につなげたい」と話した(中国、11.30)

■ 広島大は29日、文部科学省の事業「博士課程教育リーディングプログラム」に、同大が来年度始める放射線災害復興をテーマにした育成プログラムが採択されたと発表した。育成プログラムでは、福島第1原発事故などの放射線災害から人命、環境、社会を守る人材の育成を目指す(中国、11.30)

■ 東日本大震災の被災地支援に取り組む広島大の学生ボランティア組織「つながり隊」のメンバーが29日、広島市内の食品関連企業2社を訪れ、現地に届ける品物を預かった。学生たちは30日夜に仙台市に向けて出発する。同隊の被災地訪問は9月に続き2回目となる(中国、11.30)

■ 米や地元食材を使った朝食を中高生たちが競う「ひろしま・ライスクッキング・コンテスト」が広島市東区の比治山大短期大学部で行われた。優秀賞に広島大付属中3年の村上綾さんが選ばれた(中国、11.30)

■ 文部科学省は29日、「博士課程教育リーディングプログラム」の拠点として、東京工業大や広島大など13大学の計21プログラムを選んだと発表した。支援期間は7年間で各校に最大で年間6億円の補助金が出る(日経、11.30)


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