平成24年1月

■ 【LEADERSクラブ特集】広島大学学長・浅原利正氏 広島大学は、放射線災害復興学を確立して、福島第1原発事故などの放射線災害の復興に貢献できる人材の育成を目指す。また、留学生の積極的な受け入れや海外への短期研究費用を補助するなどグローバル人材育成にも力を注いでいる。浅原学長は、ことしの重点目標として、教育・研究レベルのさらなる向上に向けた大学改革に取り組むと述べた(中国、1.1)

■ 中国地方総合研究センター地域経済研究部長の本郷満さんは、今の広島市について中四国地方での拠点性を高める発想が大事と語る。その中で、広島大が東広島市に移転したことが、広島市の弱点になっていると指摘。広島大本部跡地で「知の拠点」再生プロジェクトを進め、高度な教育機能拠点を再興すべきとした(中国、1.1)

■ 旧広島大本部跡地の再開発が、まちづくりの大きな課題のひとつとなっている。広島市は2006年から、広島大と「知の拠点」再生プロジェクトの事業化を探る。区画整理などの手法も含め、センターや広島大と開発事業者選定に向けた協議を急ぐ(中国、1.1)

■ 【福島第1原発事故をめぐる広島からの支援、協力】2011年3月12日・広島大緊急被ばく医療チームが出発。4月1日・広島大原爆放射線医科学研究所(原医研)の神谷研二所長が福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーに就任。2日・広島大と福島県立医科大が連携協定を締結。5月16日・原発周辺で活動した警察官らの診察を開始。広島大原医研の細井義夫教授が線量評価を担う。27日・広島大原医研の神谷所長が委員の福島県民健康管理調査検討委員会が初会合。7月1日・広島大が福島第1原発に救急医療室を設置。28日・広島大と福島大が連携協定を締結。8月23日・広島大が、「放射線災害復興学」を2012年度開講する方針を表明。10月26日・原発事故などの被災地で医療活動ができる人材の育成を目指し、広島大と日本赤十字社が協力協定を締結(中国、1.3)

■ 福島第1原発事故を受けて、ヒロシマからも医師をはじめ科学者、ボランティアらが駆け付けた。広島大原爆放射線医科学研究所の神谷研二所長は避難住民を対象に、健康調査を兼ねて講演を続けている。また、広島大大学院工学研究院の静間清教授は福島の民家などを回り、ホットスポットがないか調査を続けている。フクシマへの継続的な支援には、資金確保や人材育成などの課題も存在する(中国、1.3)

■ 東広島市鏡山 島中央サイエンスパークを整備し、6月で20年を迎える。今では、広島大産学・地域連携センターなど官民13機関が集積している。自動車の車体などに使われる高張力鋼板をレーザーを使って溶接する技術を広島大と連携して開発するなど、未来の産業を切り開くための研究が行われている(中国、1.3)

■ 4日未明、広島市の平和記念公園内にある原爆慰霊碑の碑文に金色のペンキのようなものが吹き付けられているのが発見され、広島中央署が器物損壊の疑いで捜査をしている。原爆慰霊碑は、広島市が1952年に建立。故雑賀忠義広島大教授が考案した碑文が、原爆死没者名簿を納めた石棺の正面に刻まれている(中国夕刊、1.4)

■ 広島大事務局を定年退職して神石高原町へ戻った高原敬二さんは、過疎地域の再生に取り組む集落支援員のリーダー役を務めている。高原さんは「人材を呼び込むためにも、学校や病院など子どもを安心して育てることができる生活環境を維持してほしい」と町に求める(中国、1.4)

■ 宮城県の古里での内定が決まった広島大法学部4年の藤本尚子さんが、東日本大震災をきっかけに変化した古里への想いについて語った(中国、1.4)

■ 広島大の中国人留学生でつくる同大中国留学生学友会は6日、「中国の世界遺産写真展」を同大東広島キャンパスの中央図書館で開く。23日まで(中国、1.5)

■ 日本国内で就職活動を行う外国人留学生が増えている。中国からの留学生である広島大大学院1年の陳忠輝さんらへの取材を通じて外国人留学生の就職活動の様子を紹介する(中国、1.5)

■ 第33回サントリー学芸賞の贈呈式が、東京都内で開かれた。隠岐さや香・広島大大学院准教授は、18世紀フランスのパリ王立科学アカデミーを舞台に、学者たちの足跡を描いた「科学アカデミーと『有用な科学』」で受賞(中国、1.6)

■ 広島大病院は今月から、がん患者たちの口内のケアを支援する「連携口腔ケアサポートチーム」を発足させた。抗がん剤や放射線治療などで免疫力が落ち、口腔内の細菌が繁殖し易いがん患者らの感染症を予防するのがねらい(中国、1.7)

■ 広島大東広島キャンパスの図書館で6日、中国の世界遺産を紹介する写真展が始まった。日中国交正常化から今年で40年になるのを記念し、同大中国留学生学友会が企画。23日まで(中国、1.7)

■ 地元志向になりがちな学生に、全国規模の企業を知ってもらおうと、都市部の合同企業説明会へ向けた就活バスのサービスが本格化している。広島大や安田女子大などの学生の視点を通じて、理想と現実に揺れる就活生の姿を紹介する(中国、1.8)

■ 新学習指導要領で、2012年度から中学校の授業でも新聞を活用する機会が増える。新聞を教育に取り入れるNIEの広がりが予想される一方で、教諭の異動で活動が途絶えるなどの課題も挙げられている。日本NIE学会運営委員長を務める広島大大学院の朝倉淳教授は、校内に推進組織を設置するなどの解決策を提案している(中国、1.9)

■ 【キャンパス、リポーター発】広島大大学院教育学研究科で美術を専攻する修士課程の2人が、香川県内のアートスポットを巡る日帰りバスツアーを企画。9日に東広島キャンパスを出発し、東山魅夷せとうち美術館や中津万象園・丸亀美術館など3館を巡る。学生の視点から美術の楽しさを知ってもらうのが狙い。同大では初の試み(中国、1.9)

■ 広島大大学院の茶山一彰教授らの研究グループは米イリノイ大との共同研究で、C型肝炎ウイルスと結び付いて肝細胞に感染を引き起こすタンパク質を新たに発見。新たな治療法の開発が期待されるという。研究成果は、米医学誌ネイチャーメディシン(電子版)に9日、発表した(中国、1.9)

■ 災害現場での人命救助を想定したレスキューロボットのコンテストが8日、東広島市の県立広島中学校・高校で開かれた。広島大教育学部の学生らが運営し、2004年から毎年開かれている。今年は、東日本大震災を意識したチーム名もあり、広島大付属三原中は、「日本に元気を」のチーム名で挑んだ(読売、1.9)

■ 広島大と米イリノイ大のグループの共同研究で、高脂血症治療の市販薬に、C型肝炎ウイルスの感染を防ぐ効果があることが分かった。研究成果は医学誌ネイチャー・メディシン電子版に9日、発表する(読売、1.9)

■ 広島大水泳部の男女15人が、同大東広島キャンパスで、新春恒例の寒中水泳を行った。主将の理学部2年田本亮太さんは「冷たい水に入って、気が引き締まった。夏の大会で好結果を狙いたい」と目標を話した(読売、1.9)

■ 広島大と米イリノイ大の研究チームが、C型肝炎ウイスルが肝臓の細胞に侵入するのに利用するタンパク質を特定し、脂質異常症の治療薬として市販されている薬を使ってウイルスの侵入が阻害されることを確かめた。C型肝炎ウイルスを治療する新しい手がかりになると期待される。米医学誌ネイチャー・メディシン電子版で9日、発表する(朝日、1.9)

■ 広島大大学院の下向井龍彦教授が、山川出版社の「物語の舞台を歩く」シリーズの新刊「純友追討記」を執筆。平安時代、瀬戸内海の海賊を束ねて略奪を繰り返し、朝廷に反乱を起こしたとされる藤原純友が、実際には海賊鎮圧に貢献したが、汚名を着せられたのではないか。下向井教授は、古記録の分析から新説を提示する(中国、1.10)

■ 広島大とコベルコ建機の主催で8日、「第8回中学生レスキューロボットコンテスト」が東広島市の県立広島中学校で行われた。自作ロボットの救助活動技術を披露する競技に、県内9中学校の18チームが参加。広島大付属三原中からは、東日本大震災にちなんだ「日本に元気を」チームが挑戦した(朝日、1.10)

■ 中区の原爆ドーム前の元安川で9日、今年で64回目を迎える神伝流広島遊泳同志会による寒中水泳大会が行われた。水温10度の中、広島大水泳部や会員ら約50人が参加。両手に傘を持ちながら泳ぐなどの華麗な技が披露されると、見物客から大きな拍手があがった(毎日、1.10)

■ 広島大学は、生物生産学部の食品製造実験実習棟を刷新。レトルト食品などの製造設備の更新に加え、新たに食品成分の分析装置を導入し、食品生産や安全評価などの教育を一貫して行う環境を整備した。今月下旬を目途に本格稼働させる(日経、1.11)

■ 広島大と米イリノイ大の研究チームは、肝臓の細胞にC型肝炎ウイルスを感染させるタンパク質を発見した。また、市販されている高脂血症の治療薬にこのタンパク質の侵入を防ぐ効果があることを確かめた。C型肝炎を予防する新薬や治療法の開発につながることが期待される。米医学誌「ネイチャー・メディシン電子版」で9日発表した(日経、1.11)

■ 広島大大学院総合科学研究科の林光緒教授が、保育士や子育て中の親たち約30人に子どもの生活リズムと睡眠をテーマに講義をした。講義は保育所や幼稚園、広島大などでつくる東広島子育て支援連絡協議会が企画(中国、1.11)

■ 英国とドイツから広島大教員などとして来日した3人が東広島市に開いた道場「広島国際合気道道場」が、今年で10周年を迎える。「仲間と合気道を長く続ける雰囲気を大切にしたい」と道場長で広島大名誉教授の英国人ピーター・コールズベリさんは語る(中国、1.11)

■ 県内で活動する詩人や大学教授ら22人で構成される、反原発を呼び掛ける会「さよなら原発ヒロシマの会」が2月に発足する。メンバーらは広島市役所で記者会見を開き、広島大名誉教授の滝史郎事務局長は「思想信条を超え、原発をなくすために被爆地から大きな声を出していかなければ」と話した(読売、1.11)

■ 福島第1原発事故で、福島市から広島市に自主避難した菅野佐知子さんが、広島の経験から被災地の「復興」を考えるシンポジウムの企画に携わり、準備を進めている。シンポは広島大平和科学研究センター主催で、NPO法人「ピースビルダーズ」などが共催。外務省から委託した平和構築人材育成事業の一環として行われる(毎日、1.11)

■ 学生に新商品や新事業のアイデアを募るキャンパスベンチャーグランプリ中国の本年度の受賞者が11日、発表された。広島大の福岡拓磨さんは「農業大国日本へ」というテーマでビジネス部門の優秀賞を受賞(中国、1.12)

■ 広島大東広島キャンパスの学士会館で、広島大の教職員や学生が所蔵する収集品などを並べた展示会「かわいい日本文化とカワイイ現代美術」が開かれている。かわいらしさが感じられる絵画や書など約140点が展示される。19日まで(中国、1.12)

■ 救急医療に携わる台湾の医師ら5人が11日、放射線被曝者医療国際協力推進協議会の研修で広島大病院と放射線影響研究所を訪れた(中国、1.12)

■ 日刊工業新聞社などが主催するキャンパスベンチャーグランプリの各地区大会の受賞者が決定した。ビジネス部門優秀賞=農業大国日本へ(広島大学・福岡拓磨)(日刊工業、1.12)

■ 【広島大人事】(12日)医学部長 吉栖正生学部長(55)=再任。任期は2012年4月1日から2年間。歯学部長 菅井基行・大学院医歯薬学総合研究科副研究科長(52)=新任。任期は2012年4月1日から2年間(毎日、朝日、中国、1.13)

■ 市の依頼を受け、広島大の雑賀忠義教授が手掛けた平和記念公園の原爆慰霊碑の碑文に金色の塗料が吹き付けられた事件で、松井一実市長は、碑文をめぐる長い論争を意識したコメントを発表した。「誰が過ちを犯したのだ」。インドの法学者パール博士からの疑問を機に表面化した碑文をめぐる論争は今なお、戦争・原爆をどう考えるのかを問いかけている(中国、1.13)

■ 【広告】ちゅーピーカルチャーセンター 冬の特別講座 生徒募集 「日食を観測しよう!~やさしい天文講座~」広島大学宇宙科学センター・川端弘治准教授(Cue東広島版、1.13)

■ 【笑いの最先端研究】広島大学大学院保健学研究科・宮口英樹教授が、笑いには、人間の感情をコントロールする脳の前頭葉の血流を良くする働きがあり、笑う機会が多い人は前向きな判断や行動を取る傾向があるなど笑いの作用を紹介した(Cue東広島版、1.13)

■ 第57回青少年読書感想文コンクール県代表作品【知事賞】『「美しく」生きる』広大付属高2年 山中美季さん(毎日、1.14)

■ 大学入試センター試験が14日、全国709会場で始まった。広島大では約3千人がマークシート方式の筆記試験に取り組んだ(中国夕刊、1.14)

■ 大学入試センター試験が始まった14日、広島大東広島キャンパス前のバス停に、「がんばれ!受験生」などと書かれた予備校ののぼりが並ぶ中、受験生は緊張した面持ちで最初の関門に臨んだ。心配されていた雪の影響はなかった(中国夕刊、1.14)

■ 大学入試センター試験が14日、2日間の日程で始まった。東広島市の広島大学では会場付近で、高校教諭や予備校講師たちが受験生にエールを送り、受験生は緊張した面持ちで試験に臨んだ(中国、1.15)

■ 大学入試センター試験が14日、県内17大学26会場で始まった。一部の会場では、試験の開始時間を遅らせるトラブルがあり、広島大東広島キャンパスの8室でも最大で5分の開始時間の繰り下げがあった(朝日、1.15)

■ 大学入試センター試験が始まった14日、県内でも17大学の26会場で行われた。広島大東広島キャンパスでは、JR駅から臨時バスなどで到着した受験生たちが、教室で参考書を見返すなどして試験に備えた(読売、1.15)

■ 【今を読む】広島大大学院文学研究科教授・山内廣隆:広島大大学院文学研究科で行われたドイツの哲学者ゲルノート・ベーメ氏による講演「ドイツの不安?それともドイツの奇跡?」で語られた、フクシマ後、脱原発政策へ変遷したドイツについて、その背景を語った(中国、1.15)

■ 書の心書道会主催、読売新聞福山支局、広島テレビなどが後援する「第29回西日本新春書道展」の入賞者が決まった。広島大付属福山高が団体の部の優秀校に選ばれた。【毛筆、個人の部】【高校1年】尾道市長賞 伊吹優里(福山・広大付属福山)【同2年】広島県教育委員会賞 下西竜二(福山・広大付属福山)(読売、1.17)

■ 【第10回CVG中国特集】ビジネス部門 NTTドコモ中国支社賞;広島大学 福岡拓磨さん「農業大国日本へ」(日刊工業、1.17)

■ 「ひろしまを語り継ぐ教師の会」の被爆体験記「語りびと」を、広島大で日本語研究の博士号を取得したエジプト・カイロ大のマーヒル・エルシリビーニー教授がアラビア語へ翻訳し現地出版した(中国、1.17)

■ 医師らが同乗して患者を搬送するドクターヘリの導入について、県の有識者協議会は18日、広大病院を基地病院とし、ヘリは今秋にヘリポート化される広島西飛行場跡に配備するとの調査報告書を湯崎知事に提出した(読売、1.19)

■ 【脳腫瘍治療の実力病院】広島大病院 2010年7月~2011年3月の症例数-脳腫瘍の医療実績:手術あり=78件、手術なし=145件。「マル1:がん拠点病院の指定:○」、「マル2:直線加速器で多方向から放射線を照射できる:○」、「マル3:強度変調放射線治療でがんの形に合わせ強さを変えて放射線を照射できる:○」(日経、1.19)

■ 放射線災害の現場などに出動する広島市消防局の特別高度救助隊が18日、広島大原爆放射線医科学研究所の細井義夫教授を講師に迎え原発事故の際の対処法などを学んだ(中国、1.19)

■ 東大の懇談会が学部の秋入学への全面移行を打ち出したことで、全国の大学でも検討が行われている。広島大は、大学院には全研究科で秋入学が可能だが、高校や就職先とのギャップが生じるため、学部は検討していないとしている(中国、1.19)

■ 広島大は14日に行われた大学入試センター試験の地理歴史、公民の試験で、受験者2人への問題冊子の配布漏れがあったと発表(産経、1.20)

■ 淡水魚で体内の放射性セシウムの濃度が最大になるまでの日数は、魚を捕食する大型魚では、プランクトンを食べる小型魚よりも平均で約230日遅くなるとの結果を広島大の土居秀幸特任講師のグループがまとめ、19日付の米科学誌プロスワン電子版に発表した。「福島第1原発事故による影響も、年単位の長期的なモニタリングが不可欠」と土居講師は話す(毎日、1.20)

■ 広島市は23日、広島大本部跡地の再開発で、跡地内の市有地の売却益を被爆建物の旧理学部1号館の保存・活用費に充てる方針を決めた。売却期限に設定する12年度末までの業者選定を目指す(中国、1.24)

■ 【広島大人事】(23日)大学院生物圏科学研究科長 谷口幸三教授(61)=新任。任期は2012年4月1日から2年間(中国、朝日、毎日、1.24)

■ 広島大4年の西川一穂さんが、日本けん玉協会が主催する「全日本けん玉道もしかめ選手権」一般の部で3位に輝いた。昨年11月、球を落とさずにどれだけ長く大皿と中皿に移動させ続けられるかを競い、6時間53分45秒(7万5千回)の記録を出した(朝日、1.24)

■ 【産経適塾 冬麗講座】神戸大学大学院博士課程を修了後、広島大専任講師、助教授、同志社大学助教授を経て、現在、同大教授を務める村田晃嗣氏が、国際情勢から見た今後の日本が抱える課題について述べた(産経、1.25)

■ 【ひと】昨年末に重症心身障害児に対する活動で広島大からペスタロッチー教育賞を受けた高谷清さんへの取材を通じて、障害を持つ方の現状と活動へ向けた想いを紹介した(朝日、1.25)

■ 【広告】広島県民文化センターで2月18日、NPO法人広島がんサポートによる市民公開講座「がんとともに」が開かれる。同法人理事長の浅原利正・広島大学長や広島大大学院保健学研究科の岡村仁教授らを迎え、がんに関する情報を一般の市民の方に分かりやすく説明する。事前申し込みが必要。参加費無料(中国、1.25)

■ がん治療の副作用による脱毛に悩む患者を支えようと、乳がん患者や家族らでつくる「まちなかリボンサロン」が、ウィッグ販売店を紹介する冊子を作った。サロン代表の角舎学行・広島大病院乳腺外科講師らが24日、県庁を訪問し、湯崎知事へ冊子を贈った(中国、1.25)

■ 病理学が専門の広島大教授や広島県医師会の役員らがつくるNPO法人「総合遠隔医療支援機構」が、4月に発足する。がんが疑われる組織標本をデジタルデータ化して遠隔地に送り、迅速かつ的確な診断に役立てるシステムの確立を目指す(中国、1.25)

■ 広島大病院で25日、心不全患者の治療からリハビリ、生活習慣の改善までを総合的に担う「心不全センター」の除幕式があった。広島県の地域医療再生計画の一環(中国、1.26)

■ 広島大は、広島大消費生活協同組合と災害時に食料などの提供を受ける協定を結んだ。同大東広島キャンパスで25日、締結式が行われた(中国、1.26)

■ 広島大広仁会館で行われた広島大原爆放射線医科学研究所の国際シンポジウムで25日、福島第1原発から約千キロ離れた長崎市で、事故1カ月後に高い数値の放射性物質が確認されていたことが、長崎大の高辻俊宏准教授の報告により分かった(中国、1.26)

■ 東大の懇談会が学部の春入学の廃止と秋入学への移行を打ち出したのを受け、他の国立大学も秋入学の検討を行っている。広島大学の浅原利正学長は「グローバリゼーションの加速により、秋入学は実施されるべきだと考えるが、社会全体の環境整備も進める必要がある」としている(中国、1.26)

■ 【大腸がん治療の実力病院】広島大病院 2010年7月~2011年3月の症例数:直腸がん(手術あり)93件、(手術なし)32件、結腸がん(手術あり)86件、(手術なし)42件 がん拠点病院:○(日本経済、1.26)

■ 広島市は26日の市議会都市活力向上対策特別委員会で、広島大本部跡地の再開発への民活導入に向けて市と国立大学財産・経営センター、広島大の3者が跡地内の土地を交換する計画を報告。被爆建物の旧理学部1号館の保存・活用は2012年度の早い時期に方向性を打ち出すと表明した(中国、1.27)

■ 【広島大人事】(26日)薬学部長 杉山政則副学部長(61)=新任。任期は2012年4月1日から2年間(中国、1.27)

■ 東日本大震災が起こった日に発足した広島大の震災復興支援ボランティア団体「OPERATIONつながり」が、被災地で行ってきた活動を紹介した(Cue東広島版、1.27)

■ 東京大の懇談会が学部の春入学廃止と秋入学への全面移行を打ち出したのを受け、他の国立大81校のうち4割以上の35校が秋入学を検討していることが、共同通信の学長へのアンケートで分かった。広島大は、秋入学制度に賛成とし、今後検討を行うと回答した(毎日、1.27)

■ 第57回青少年読書感想文コンクール県代表作品【県議会議長賞】『「ニングル」を読んで』広大付属中2年 平垣内緑さん(毎日、1.28)

■ 第75回中国山口駅伝成績【一般の部】広島大クラブA 10位(4時間36分31秒)(中国、1.30)

■ 広島大平和科学研究センターが主催する、原発事故に見舞われた福島の復興を考えるシンポジウム「広島、そして福島の復興」が29日、広島市のアステールプラザであった(中国、1.30)

■ 広島大は30日の定例会見で、秋入学の検討を4月から始めると発表した。浅原学長は「秋入学は必須。広島大として、急いで検討して対応すべき時期にきている」と述べた。学生への影響も考え、時期は早くても5年後以降としている(朝日、1.31)

■ 広島大学の浅原利正学長は30日の定例記者会見で、秋入学導入に向けて検討していく考えを初めて表明した。4月に検討チームを学内に設ける(日経、1.31)

■ 広島大の浅原利正学長は30日の定例記者会見で、新入生の入学時期を秋へ移す「秋入学」について、4月に学内で作業部会を設けて検討を始める方針を明らかにした(読売、1.31)

■ 広島大教育学部音楽文化系コースの学生が2月18日、東広島市西条本町の賀茂鶴酒造一号蔵で、コンサート「KURAssic」を開く。酒蔵の新たな魅力を発信しようと市観光協会と学生が合同で企画。入場無料(読売、1.31)

■ 広島大は30日の定例記者会見で、秋入学導入について検討する学内のワーキンググループを4月に設置すると発表した。導入する場合は最短でも今春の入学生が卒業する16年以降になるという(中国、1.31)

■ 広島大原爆放射線医科学研究所は新年度、「福島原発事故対応緊急プロジェクト」を実施する。低線量放射線の影響、内部被曝の診断・治療法の開発、放射線防護剤の開発の3つを主要テーマとして、全国から研究課題を募集し、原医研のデータや施設を使った共同研究で復興支援を担う(中国、1.31)

■ 広島中央サイエンスパークでは、人の肝細胞を移植したマウスを使い、国内外の大手製薬会社を相手に新薬試験サービスを展開している。基礎技術は、広島大などが参加した産学官プロジェクトで生まれ、6月で20年目を迎える(中国、1.31)


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