平成24年9月

■ 中学校の体育で本年度からダンスが必修になったのを受けて、広島大(東広島市)のダンスサークル「リズミックダンスクラブ」のメンバーが、近くの中央中で週一回ダンスのボランティア指導を行っている。(中国、9.1)

■ 東広島市観光協会は8月から、西条地区・酒蔵通りでのイベントや酒蔵に関する情報を掲載した「くぐり門だより」の発行を始めた。毎月無料で発行し、酒蔵通りの施設や市役所、広島大などに置く。観光協会は「情報発信力を高め、街のファンを増やしたい」としている(読売、9.1)

■ 【災害大国 迫る危機】中国5県に関係する活断層の特徴や地震に対する備えについて、広島大大学院の奥村晃史教授が語る(朝日、9.1)

■ 広島県と広島市でつくる「国際平和拠点ひろしま構想推進連携事業実行員会」は4日、広島国際会議場でシンポジウム「国際平和フォーラムひろしま」を開催する。「世界の復興・平和構築における広島の可能性」をテーマに各分野のリーダーや専門家がディスカッションを行う。リーダーズトークでは湯﨑英彦知事や松井一實市長、浅原利正広島大学長などが平和構築の貢献への意義と取り組みへの意思を表明する。そのほかに学生やNGO関係者によるパネルディスカッションもある(毎日、9.1)

■ ひろしま産業振興機構は超高周波を含む広帯域の音楽を聴くと脳が活性化して快適に目覚める効果があることを利用して、居眠り運転防止や健康増進などへの活用を目指した実証研究を広島大霞キャンパスの「ひろしま医工連携・先進医療イノベーション拠点」でオーディオ部品メーカーや大学などと連携して行う(日経、9.1)

■ 干潟にいる生き物の観察会が1日、廿日市市の宮島で行われた。広島大総合博物館の職員らの説明を受けながら、コメツキガニやチゴガニなどを観察したほか、アシハラガニの巣穴を樹脂で固めて掘り起こす作業を体験した(読売、9.2)

■ 【病院の実力 主な医療機関の子宮・卵巣がん診療実績(2011年)】広島大病院 子宮頸がん0期の新規患者数42人、子宮頸がん1~4期の新規患者数49人、子宮体がんの新規患者数29人、卵巣がんの新規患者数31人(読売、9.2)

■ 自殺の原因となるうつ病について考える「心といのちを守るシンポジウム」が1日、広島市で開かれ、約520人が参加した。文部科学省のうつ病研究の拠点機関に選ばれている広島大大学院医歯薬保健学研究科の山脇成人教授がMRIを用いた研究成果を報告したほか、防衛医科大の野村総一郎院長の講演やパネル討論が行われた(中国、9.2)

■ 広島大の片山郁夫准教授たちの研究グループは、通常の地震よりもゆっくりとした周期を持つ「ゆっくり地震」と呼ばれる地震は、マントルと地殻にある岩石の透水性の違いによって生じていることを解明した。この様な地震は通常の地震の準備段階で起こるとされており、巨大地震の発生予測につながることが期待される。研究成果は英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス」電子版に掲載される(読売、中国、9.3、朝日、9.4)

■ 9月9日、呉市の中央図書館で歎異抄講座が行われる。講師は松田正典・広島大学名誉教授が務める(中国、9.3)

■ 広島大学と広島県は共同して、9月に大阪で「広島県・広島大学の医工連携説明会・情報交換会」を開き、新技術の説明や県内の医工連携の取り組みを紹介する。医療関連産業のネットワークを形成するとともに、関西・中部地域からの投資を呼びこむのがねらい(日刊工業、9.3)

■ 広島大法科大学院は7日と21日、福山市で無料の法律相談会を開く。同大学院の学生にコミュニケーション能力を身に付けさせる目的で2005年から行われており、学生と弁護士資格を持った教員が相談に応じる(中国、9.3)

■ 【まな☆VIVA 理科】ボールが当たると、よく飛ぶといわれている「バットの芯」について広島大大学院先端物質科学研究科の高橋徹准教授が解説する(中国、9.3)

■ 松下亮氏(まつした・あきら=広島大学名誉教授)8月30日、腹膜炎で死去。87歳(朝日、読売、中国、毎日、9.5)

■ 県内の二紀展入選経験者が描いた作品を集めた「広島二紀展」が4日~9日まで、東広島市の市立美術館で開催される。35人の作品が展示され、最終日には二紀会監事の難波平人広島大名誉教授による講評が行われる(中国、9.5)

■ 【専門医が診る】脳の電気回路の不具合で、けいれんしたり意識がぼんやりしたり、さまざまな発作が起きるてんかん。薬で発作を抑えるのが一般的だが、薬で発作が抑えられない場合は外科手術もある。広島大病院脳神経外科の飯田幸治講師がてんかんの手術について解説する(中国、9.5)

■ 広島が世界の平和構築に担う役割について議論する「国際平和フォーラムひろしま」が4日、広島市で開かれた。湯﨑英彦県知事と松井一實市長がそれぞれ取り組みを紹介、核兵器廃絶や平和構築の具体化に向けて連携して取り組んでいくことを確認したほか、浅原利正広島大学長は同大での人材育成の取り組みを紹介した。その後、紛争解決や復興に貢献できる人材育成についてのディスカッションが行われた(読売、9.5)

■ 来春の国公立大入試ガイドとして、広島大が掲載されている(中国、9.6)

■ 井内康輝広島大学名誉教授が委員長を務める広島県がん対策推進協議会は6日、県内のがん患者団体や患者支援団体の意見を聞く会を県庁で行った。県の次期がん対策推進計画に患者や家族の声を反映させるのがねらい。井内委員長は「患者目線で中身のある意見をいただいた。計画にどう盛り込むかは十分検討していく」と話した(中国、9.7)

■ 広島大大学院の奥井涼さんがデザインした田んぼアートが現在見頃をむかえている。田んぼアートは、穂や葉の色が異なる古代米を育てて田んぼに「絵」を描くもので、奥井さんは竹原市内の文化・観光スポットをモチーフにデザインを考えた(中国、9.7)

■ 東広島市文化連盟は9日、わいわいカルチャーフェスタを東広島市の市民文化センターで開く。広島大北京研究センター長の佐藤利行教授と渡部和彦広島大学名誉教授の講演のほか、コンサートなどが行われる(中国、9.7)

■ 広島大の本田計一名誉教授らの研究グループは、チョウが人や動物のふん尿を含む水たまりで吸水するのは、アンモニアを摂取して繁殖の成功率を高めるためだということを明らかにした。研究グループの広島大大学院生物圏科学研究科の高瀬浩行さんは「他種のチョウも同じとみられ、絶滅危惧種の保護や繁殖に役立てられるのでは」と話している。研究成果は7月にドイツ科学雑誌の電子版に掲載された(読売、9.7)

■ 内閣府は第10回産学官連携功労者表彰の受賞者を決定した。受賞は14件36人で、広島大はパナソニックと『「nanoe(ナノイー)」を生み出したナノ粒子技術の開発』の案件で選ばれた(日刊工業、9.7)

■ 広島大原爆放射線医科学研究所の神谷研二所長が、本年度の防災功労者内閣総理大臣表彰を受けることが決まった。福島第1原発の事故を受けて広島大に設けられた緊急被ばく対策委員会の委員長として、現地医療体制の整備や住民への内部被曝線量検査などの指導にあたるなどの功績が認められた(中国、9.8)

■ 弥生時代中期~後期の墳丘墓がある庄原市宮内町の佐田谷・佐田峠墳墓群で、広島大と市教委が発掘調査を行なっている。佐田谷は市教委が墓の斜面を調査し、佐田峠は広島大考古学研究室の野島永准教授たちが墓穴跡を調べる。15日には住民向けの説明会が行われる(中国、9.8)

■ 救急医療の確保に貢献したとして、尾道市のJA尾道総合病院が本年度の救急医療功労者に選ばれた。同病院では年間約1万5千人の救急患者に対応しており、気管挿管に対応する救急救命士を50人以上育成していることも評価された。元広島大理事・副学長の弓削孟文病院長は「今後も市民病院や市医師会と連携を深め、より多くの患者の命を救いたい」と話した(中国、9.8)

■ 広島大大学院の加藤純一教授を代表研究者とする広島大学などの研究チームは、共同で放射性物質に汚染された植物を減量してメタンガスを取り出し、その過程で発生する汚染水を浄化するシステムの研究を開始する。研究は原発事故からの早期復旧・復興に向けた課題を解決するための国の支援事業に採択されており、1,2年目で必要な技術を開発し、3年目には被災地に実証システムを構築する計画(日経、9.8)

■ 広島大は、社会人を対象に10月1~5日に開く「法学部夜間主コース」体験入学会の参加者を募っている。体験入学会では講義のほかに、社会人学生による学生生活の紹介や意見交換などが行われる(読売、9.8)

■ 広島大の前期・後期の入試要項の掲載と、AO入試を実施する大学・学部として広島大が掲載されている(読売、9.8)

■ 叙位叙勲(7日)▽正四位 広島大学名誉教授 杤木省二氏(産経、9.8)

■ 北九州市立大の稲月正教授が広島大大学院総合科学研究科編の書籍「反差別・統合・多民族共生」について論評している(中国、9.9)

■ 広島大病院は8日、脳死判定された患者から肝臓提供を受けて脳死肝移植手術を実施。9日に手術を終えたと発表した(中国、9.9、9.10)

■ 広島市は旧市民球場跡地などの活用策が決まっていない市内4カ所の大規模な公用地にふさわしい都市機能の配置案を固めた。このうち広島大本部跡地は、広島大と共同で進める「知の拠点」構想を生かすため、同大が跡地内の東千田キャンパスで構想する知的人材育成センター建設や、旧理学部1号館の活用と合わせて検討する(中国、9.11)

■ 法務省は11日、2012年の新司法試験の合格者2102人を発表した。広島大の合格者は昨年より9人増えて19人、合格率は21パーセントで8ポイント上昇した(中国、読売、朝日、毎日、9.12、日経、9.13)

■◇広島大病院患者サロン「がん患者を支える家族のセルフケア」 広島大学病院で20日、がん看護専門看護師が、がん患者を支える家族のケアについて話す。
◇「脳卒中の後遺症治療」広島市民公開講座 広島国際会議場で23日、西広島リハビリテーション病院の岡本隆嗣病院長と広島大病院の理学療法士による講演が行われる。
◇小児難病講演会・交流会 東広島市の県東広島庁舎で26日、広島大病院小児科の但馬剛医師が「先天性代謝異常―検査と治療に関する最近の話題―」をテーマに話す(中国、9.12)

■ 広島大原爆放射線医科学研究所などの統計解析で、原爆投下後の広島市に入り放射線を浴びた入市被爆者のうち、投下3日目までに入市した人は、それ以降に入った人と比べて、がんによる死亡リスクが高いことがわかった。同研究所の大谷敬子助教らのグループが札幌市で開かれた統計関連学会連合大会で発表したもので、残留放射線によるがんの死亡リスクが数値で示されるのは初めて(読売、9.13)

■ 東広島市のJR西条駅前の酒蔵通りで15日から23日まで、広島大や広島市立大、尾道市立大の学生らの作品を並べるアート展「ART in 酒蔵」が開かれる(中国、9.13、朝日、9.14、産経、9.15)

■ 広島県は18日、NPO法人ATACひろしまとの共催で、次世代ものづくり革新講演会を開く。松下直久富士通ものづくり推進本部エグゼクティブプロダクトエンジニアや篠崎賢二広島大教授の講演などが行われる(日刊工業、9.14)

■ 保田茂次郎氏(やすだ・しげじろう=広島大学名誉教授)13日、死去。83歳(中国、9.14、毎日、9.15)

■ 被爆直後の広島、長崎で「黒い雨」を浴びたと1万3千人が回答したデータが存在していた問題で、保管する放射線影響研究所の大久保利晃理事長は、広島地元連絡協議会で「地元の意見を踏まえ、内部でデータが科学的に使えるかどうか検討してきた。結果を報告できると思う」と説明した。終了後の記者会見で浅原利正会長(広島大学長)は「被爆者は高齢化している。できるだけ早く対応を」と注文した(中国、9.14)

■ 【東広島セレクション】竹原市は、食を通して町を元気にしようと「竹原の食を考える会」を年5回開いている。これまで行われたイベントの様子と10月に行われる広島大大学院生の奥井涼さんがデザインした田んぼアートでの稲刈りが紹介されている(Cue、9.14)

■ 第51回中国合唱コンクールが22日、23日に山口県で開催される。各部門に計61団体が出場する。大学・職場部門に広島大コール・ビビッドと広島大ヴォーカルアンサンブルDADANが出場する(朝日、9.15)

■ 東広島市西条地区の酒蔵通りで15日、尾道市立大、広島市立大と広島大の学生らの作品を集めたアート展「ART in 酒蔵」が始まった。賀茂鶴酒造などの蔵に、絵画や彫刻、陶芸など約130点が展示された(読売、中国、9.16)

■ 【まな☆VIVA】台風の発生の仕組みと特性について、広島大大学院自然システム教育学講座の林武広教授が解説する(中国、9.17)

■ 広島から、450回を超す核実験で多くの被曝者を生んだカザフスタンへの医療支援が、市民グループを中心に10年以上続けられている。これまで、医療機材の提供のほか、今年の8月には広島大の星正治名誉教授や、医師・研究者による集中講義も行われた(中国、9.17)

■ 遠田新一氏(とおだ・しんいち=広島大名誉教授)14日、慢性腎不全のため死去。91歳(毎日、9.17)

■ 広島大が大学改革の一環として、東千田キャンパスに構想する「知的人材育成センター」の2015年4月の開設を目指すほか、2016年度から一部の学部で秋入学の導入を検討していることが分かった。大学改革の検討内容は18日、東広島キャンパスで開かれる学内向け説明会で公表される。浅原利正学長は、学生や教職員の意見を踏まえて、今月末を目途に最終的な行動計画をまとめる方針(中国、9.18)

■ 【今を読む】日本政府の沖縄県・尖閣諸島の国有化を受けて、中国各地で過激なデモが起きている。今回のデモの特徴について、元外務省専門調査員で現在広島大大学院生の西本紫乃氏がソーシャルメディアなどの普及によって、中国社会で変化しつつある政府と民間のパワーバランスという側面から分析している(中国、9.18)

■ 日本原子力学会は19日~21日まで広島大学東広島キャンパスで「2012年秋の大会・一般公開セッション」を開く(日刊工業、9.18)

■ 広島大は18日、大学改革の検討状況説明会で、東千田キャンパスに構想している「知的人材育成センター」について2015年4月の開設を目指していることや、2016年度から一部の学部での秋入学導入の検討状況などについて説明を行った(中国、朝日、読売、日経、毎日、産経、9.19)

■ 日本政府の沖縄県・尖閣諸島の国有化に抗議する反日デモが中国で激化する中で、中国地方でも自治体の交流事業の中止が相次いで発表されたほか、中国へのツアーを中止する旅行会社も出るなど、影響が広がっている。広島大の広報グループによると、10月1日から始まる後期授業では「留学生の欠席などの連絡などはない」という。中国へ留学中の広島大生15人の無事を確認しており、北京市内の大学構内にある広島大北京研究センターも通常通り業務を続けている(中国、9.19)

■ 小腸などに炎症や潰瘍ができ、下痢や発熱が続く難病のクローン病。国内の患者数は約3万5千人で、その約半数は手術が必要とされるが、再発することも多い。近年、再手術率を抑えられる新しい手術法が広がりをみせており、広島大病院感染症科の大毛宏喜教授は2010年にこの手術を導入、2年余りで約50人に実施し、今のところ再手術数はゼロとなっており成果を挙げている(中国、9.19)

■ 第39回中国総合バスケットボール選手権大会県予選(8月25、26日) 【男子】▽準々決勝 広島大77-62JFEスチール ▽準決勝 こどもかい85-77広島大、【女子】▽準決勝 広島大84-60如水館高 ▽決勝 FOREVER65-59広島大(読売、9.19)

■ 日本原子力学会の秋の大会が19日、広島大東広島キャンパスで開幕し、研究者や学生、原子力関係企業の社員など約千人が参加した。21日までの期間中に約800の発表がある(中国、9.20)

■ 広島大学名誉教授で福山平成大学副学長兼福祉健康学部長の大成浄志氏が、福山平成大学における大学教育の取り組みについて話す(中国、9.20)

■ 広島大学名誉教授で広島県ウオーキング協会の渡辺和彦会長が、ウオーキングの魅力について語る(中国、9.20)

■ 日本原子力学会の秋の定期大会が19日、広島大で始まった。野村茂雄会長はあいさつで「原発は重要な基幹電源。再生可能エネルギーとバランスよく利用すべきだ」と述べ、原子力推進の立場を強調した(毎日、9.20)

■ 広島市が活用を検討している旧市民球場跡地周辺は江戸時代の広島城跡地などが埋もれている可能性が高く、十分な事前調査を求める声が挙がっている。広島大大学院の古瀬清秀教授は「跡地のどこに何を造るか決める前に、遺跡の残り具合や分布を把握しておくことが重要。開発を進める上でも役立つデータになる」と話し、試掘調査の重要性を強調している。市は開発計画に沿ってあらためて試掘調査をする方針(中国、9.21)

■ 中国新聞の報道の在り方について、社外の有識者と考える「読者と報道委員会」の第32回会合が14日に行われた。原爆・平和報道などの各テーマについて弁護士の大木和則氏、広島大大学院教授の川崎信文氏、ライフスタイル研究所代表の船崎美智子氏の3委員と総合編集本部幹部が意見を交わした(中国、9.22)

■ 【知事往来 21日】広島 15時30分 WHO研修広島大医学部生の江頭亜沙美さん、江崎ゆりさん(中国、9.22)

■ 競技用ボールなどのスポーツ用品を製造するミカサは、広島大学の浦辺幸夫教授との共同開発で、背筋を鍛えるトレーニング用品「ひとこぶ楽だ」を発売した。楕円形のゴムボールをベルトに取り付けて背中に固定し、イスの背もたれなどに押しつけて使う。高齢者でも簡単に背筋を鍛えられるという(中国、日経、9.22、日刊工業、9.25)

■ 第51回中国合唱コンクールが22日、山口県で始まった。初日は高校AとB、大学、職場の各部門が行われ、広島大を中心に7校の学生で構成されている広島大ヴォーカルアンサンブルDADANが全国大会出場を決め、岩国市長賞も受賞した。 【大学】金賞 広島大ヴォーカルアンサンブルDADAN、銀賞 広島大コール・ビビッド(朝日、9.23)

■ 第44回全日本大学駅伝対校選手権大会の中国四国地区選考会が22日、庄原市の道後山高原クロカンパークであった。広島大が1位となり、11月に行われる全国大会に6年連続10回目の出場を決めた(朝日、9.23)

■ 第30回全日本大学女子駅伝対校選手権大会の中国四国地区予選が22日、庄原市の道後山高原クロカンパークで開かれ、松山大が1位になり、5連覇を達成した。広島大は5位だった(読売、9.23)

■ 日本海の漁業で、漁網を破るなどの被害をもたらすエチゼンクラゲの押し寄せる期間が例年より長期化する可能性が高いことが、広島大の上真一教授たちの調査でわかった。上教授は「10月、11月頃には、さらに個体数を増やして沿岸に押し寄せる恐れもある。クラゲ対策用の漁網設置など対策を検討した方がいい」と話している(読売、9.23)

■ 野球の広島六大学秋季リーグ第4週第2日が23日、東広島運動公園で行われ、広島大は修道大に4-0で勝った(中国、9.24)

■ 文部科学省が9月に公表した2011年度の児童生徒の問題行動調査で、広島県の公立学校で発生した暴力行為が5年ぶりに減少した。地域住民と接する機会を増やすなどの取り組みが奏功したとみられている。広島大大学院の浦光博教授は統計上の数字の扱いは慎重に行うべきだとしながらも、地域や家庭の教育力の回復が問題行動減少の鍵になるとみている(中国、9.24)

■ 広島大は28日、広島市の東千田キャンパスで社会人を対象とした法学部夜間主コースの説明会を開催する。10月1~5日には、無料の授業体験会も行われる。

■ ◇バスケットボール 全日本大学選手権中国地区予選第4日 【男子】1部 広島大105-62広経大、【女子】1部 広島大62-59倉敷芸科大
◇バレーボール 天皇杯・皇后杯全日本選手権中国ブロック予選最終日 【女子】準決勝 広島大2-1誠英高、決勝 大野石油広島2-0広島大(中国、9.24)

■ 広島大医学部は、これまで学内で行ってきた4年生の必修科目「医学研究実習」を履修する場を国内外の医療機関に広げる。10月から4カ月間、海外8機関、国内9機関に学生を派遣する(中国、9.25)

■ 広島六大学学生軟式野球連盟秋季リーグ(17日まで) 広島大8-0尾道大、広島大11-2広国院大、広島大9-0修道大(中国、9.25)

■ 岐阜国体県選手団 ◇サッカー【成年男子】中野悠里、宮原大輔(広島大)◇テニス【成年男子】監督兼選手 平岡晃信(広島大)(中国、9.25)

■ 岐阜国体県選手団 ◇バスケットボール【成年男子】橋本真、岡崎修司(広島大)◇卓球 【成年男子】荒木亮祐(広島大)(中国、9.26)

■ 【専門医が診る】てんかんの手術について読者からよせられた相談や質問に対して、広島大病院脳神経外科の飯田幸治講師が答える(中国、9.26)

■ 放射線医療に携わる韓国の医師や看護師、技師たちが25日、広島市の放射線影響研究所を訪れ、最新の研究成果などについて学んだ。このほかに、広島大病院や同大放射線医科学研究所も訪れた(中国、9.26)

■ 広島大など県内4大学が共同で取り組む医工連携の人材育成プログラムが、文部科学省の「大学間連携共同教育推進事業」に採択され、26日に4大学や協力する企業、団体が広島大で発表を行った。発表会見で広島大の浅原学長は「地域医療を地域のチームで担当したい」とあいさつした(日経、中国、9.27)

■ 広島大学の浅原利正学長は26日の記者会見で、秋入学導入について、学部や学科ごとに秋入学導入の難易度が異なる事情をふまえて、「大学(全体)としては秋入学を併用する方針だが、最終的には各学部がどう取り組むかにかかっている」と述べた(日経、9.27)

■ 奈良~平安時代、律令国家が全国に設けた官道のひとつである古代山陽道について、広島大の日本史学、考古学研究室が考古学調査によってルート解明に取り組んだ。三原市の調査地点では道の側溝跡や土器片が出土するなど成果を得た。広島大大学院の古瀬清秀教授は全容解明のためにさらなる調査が必要であると提言している(中国、9.27)

■ 広島大学は秋入学を2016年度入試から導入することをはじめとする大学改革試案をまとめた。広島市内拠点の活用拡大による地域連携の強化なども合わせ、10月をめどに浅原利正学長が最終的な試案をまとめる方針(日経、9.27)

■ 【論】広島大東広島キャンパスで19日から3日間、原子力学会の大会が開かれた。大会では今後も原発を維持していく姿勢が打ち出されたが、原発維持を前提としない視点、議論が原子力の専門家の間でもっとあっても良いのではないか、と論説委員の金崎由美氏は述べている(中国、9.27)

■ 広島県は、医療・健康や環境浄化などの次世代を担う成長、先端分野に重点を置き、県外からの企業誘致活動を展開している。企業立地促進助成制度の拡充や広島大が大阪で新技術説明会を開く機会を捉えて、関西・中部地域の企業を対象に「広島県・広島大学の医工連携説明会・情報交換会」を初めて開くなど県外企業へのPRに力を入れている(日刊工業、9.27)

■ 子猫や子犬など、多くの人が「かわいい」と感じる幼い動物の写真を見た後、注意力を必要とする作業を行うと能率が上がることが、広島大の入戸野宏准教授のグループの研究でわかった。研究成果は27日、米科学誌「PLOS ONE」のオンライン版に発表された(毎日、産経、中国、朝日、読売、9.28)

■ 損傷した軟骨や難治性の骨折の治療に磁石を利用するという広島大の越智光夫教授らの研究が27日、文部科学省の研究開発推進事業に採択された。安全性などを詳しく評価し、3年を目途に臨床研究の開始を目指す(朝日、日経、9.28、中国、10.4)

■ 広島市のNIIは、提携している広島大発ベンチャー企業のテクノと広島大院の野村雄二氏の研究室で行われた細胞実験で、特定の植物から抽出されたエキスにがん細胞を死滅させる薬効が確認されたのを受けて、植物葉抽出エキスの製造販売事業に乗り出す(日刊工業、9.28)

■ 高等教育機関の認定評価機関である公益財団法人大学基準協会の主催で、同協会副会長を務める広島大の浅原利正学長を含む4人の大学教育関係者が外部評価の意義と大学改革への取り組みについて話し合っている(朝日、9.29)

■ 広島大の井内康輝名誉教授はイランの医師たちの協力を受けて、日本とイランの毒ガス被害者の症例を図説集としてまとめた。広島大を中心とする国内の研究者とイランの医療関係者の計25人が執筆したもので、マスタードガスによる症例やガスの性質、交流の歩みなどが収められている(中国、9.29)


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