平成26年12月

■ 広島大の山崎博敏教授によると、全国の小・中学校教員の需要のピークは2019年度で、その後大幅に減少するという(日経、12.1)

■ 【でるた】広島大の瀬崎圭二准教授が、夏目漱石が広島を訪れた際のエピソードを紹介した(中国・夕、12.1)

■ 広島大大学院教育学研究科の学生10人がNIEの観点から、東日本大震災の被災地の復興支援をテーマにし、中学3年生を対象とした社会科の授業3単元を開発した(中国、12.1)

■ 広島県が「ひろしまたてものがたり」の人気ランキング「ベスト30」を発表、厳島神社が1位だった。選定委員長を務めた広島大大学院の杉本俊多教授は、建物の由来など物語性を考えながら楽しんでもらいたいと話した(毎日、12.2)

■ 広島大工学部の学生たちが製作した「移動式映画上映装置」が完成した。11月30日夜、学生街の西条下見地区の飲食店で初上映が行われた(中国、12.2)

■ 1日、広島大大学院理学研究科は谷口雅樹研究科長の後任に楯真一教授を選んだ。また、同大大学院先端物質科学研究科は、高畠敏郎研究科長の後任に山田隆教授を選出した(中国、12.2)

■ 【教育短信】18日、女性研究者活躍促進シンポジウムが、広島大学士会館レセプションホールにて開催される(朝日、12.2)

■ 14日の衆院選について、広島大大学院生の吉本哲也さんは、なぜ今選挙をやらなければならないのか分からない。期間が短くて、政策が充分に聞けず判断に迷うと話した(産経、12.3)

■ 今、船長や機関士を養成する広島商船高等専門学校が脚光を浴びている。村上定瞭校長(広島大で理学博士取得)は、会社への忠誠心が高い日本人が見直され、船を束ねる船長として再評価を受けていることが要因だと話した(日経、12.3)

■ 衆院選広島3区に橋本博明さん(広島大学院卒)が立候補した(朝日、産経12.3、産経12.13)

■ 棚田が広がる島根県奥出雲町が、中国地方で初めて国の重要文化的景観に選定され、同町が記念フォーラムを開催した。フォーラムでは、広島大大学院の佐竹昭教授らが討論した(中国、12.3)

■ 広島市の土砂災害の被災地を天皇・皇后両陛下がご来訪された。復旧などに尽力した人たち代表として、学生ボランティア団体の代表をつとめる広島大4年の鬼村はるかさんらがねぎらいの言葉を受けた(産経、12.4)

■ 【この人に聞きたい】国内産手縫い針のほとんどを手がける萬国製針会長の高橋正光さん(広島大工学部)が、100人のうち3人だとしても品質のよい針を求める人のためにその道を突き詰めると話した(読売12.4)

■ 12月中旬、広島大は科学技術振興機構(JST)から、JSTイノベーションプラザ広島の建物を無償で譲り受ける(日刊工業、12.5)

■ 4日、広島県と林野庁近畿中国森林管理局が設置した山地災害対策検討委員会が、広島市土砂災害が発生した安佐北区の高松 山国有林を視察した。座長をつとめる広島大大学院の海堀正博教授(砂防学)は、大量の水が地中から噴き出したような痕があった、土砂だけでなく水の流れの 対策も必要になると話した(中国、12.5)

■ 11月30日、元南方特別留学生のハッサン・ラハヤ氏がインドネシアのジャカルタで死去した。ラハヤ氏は、1945年4 月、広島大の前進の広島文理大に進学し、8月6日広島市内において被爆した。広島大は、2013年3月に平和活動の推進を讃え、名誉博士の称号を授与した (中国、12.5)

■ 10日、世界人権デー記念講演会「世界人権宣言と国際人権条約」が開催される。広島大大学院社会科学研究科の中坂恵美子教授が講師をつとめる(中国、12.6)

■ 【メディア時評】広島大の河西英通教授(歴史学)が、全国紙各紙の東北の震災に関する長期連載記事の中から目を引くものを取り上げ、今後の東北の報道の仕方について見解を述べた(毎日、12.6)

■ 11月22日、先進的な理数教育を推進する文科省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている西条農高 は県内の他の指定校などと合同で、「SSHを活用した科学技術系グローバル人材の育成」をテーマとした研究発表会を行った。広島大大学院生物圏科学研究科 の西堀正英准教授がコーディネーターを務め、県内SSH指定校などの生徒とイリノイ州立大の学生でパネルディスカッションも行った(毎日、12.6)

■ 5日、広島大は新学長に大学院医歯薬保険学研究院の越智光夫教授(整形外科学)を選んだ。任期は来年4月1日から4年間である(朝日、中国、日経、毎日、読売、12.6 産経、12.8 日刊工業、12.9)

■ 【FMちゅーピー】「働き学ぶ~東千田の社会人向け大学院~」広島大大学院社会科学研究科マネジメント専攻で学ぶ下宮勇生さんが、社会人大学院へ行くことの効果について話す(中国、12.6、中国・夕、12.7)

■ 【病院の実力 大腸がん】広島大は、手術149件、腹腔鏡手術100件、早期がんに対する腹腔鏡手術58件、内視鏡的粘膜下層剥離術128件だった(読売、12.7)

■ 6日、水郷水都全国会議の第30回会合が東広島市で始まった。広島大理学部で行われた全体会では、豊栄町で進むオオサンショウオの調査・保護活動について報告が行われた(中国、12.7)

■ 7日、 第58回中国四国学生駅伝が行われた。(2)広島大A 2時間49分5秒 (13)広島大B 2時間56分32秒 (15)広島大D 2時間59分22秒 (19)広島大C 3時間0分53秒(中国、12.8)

■ 文部科学省が大学の国際化を支援する「スーパーグローバル大学」事業で、広島大はタイプA:トップ型に採択された。 2023年度までに外国籍教員数151人、外国人留学生数3600人、日本人学部学生の留学経験者数1200人、学部の外国語による授業科目数895科目 を目指す(日経、12.8)

■ 14日、「浄化槽フォーラムin東広島」 が広島大サタケメモリアルホールで開催される。広島大環境安全センターの西嶋渉センター長が基調講演する(中国、12.8)

■ 7日、広島市の土砂災害をめぐる市の第6回避難対策検証部会が市役所で開かれ、災害対応の市民への情報伝達手段の検討が進められた。次回、座長の広島大大学院の土田孝教授(地盤工学)が最終報告のたたき台を示す(朝日、12.8)

■ 【変わる広島大(上)】広島大は国際化を進めており、SGUに採択されたことも受けて今後は学生の海外派遣の人数を現在 より4倍に増やし、英語での授業を増やすなどの目標は掲げられている。一方で、 英語での授業により学生にちゃんと授業内容がすべて伝えられるのかなど懸念する声も挙がっている(中国、12.9)

■ 【私の「争点」2014衆院選】広島大大学院の大沢俊一教授は、国の深刻な財政状況を踏まえ、将来世代への負担をこれ以上増やさないためには、消費税の引き上げや分権改革などといった手立てが必要だと述べた(中国、12.9)

■ 【肩車社会へ】広島大の竹内啓祐教授(地域医療システム学)は、人々が日本の人口構造の大きな変化を受け止める必要があると指摘する。少子高齢化はこれからますます進行するのに、終末期医療などをどうするのかなど議論が足らないと話した(中国、12.9)

■ 【でるた】アメリカンフットボール(アメフト)の大学日本一を決める甲子園ボウルが12月14日に迫っている。広島大の 小宮山道夫准教授は、学部時代にアメフトと出会い、現在は広島大のアメフト部の同窓会事務局を務めている。より多くの人々にアメフトを見てもらいたいと 願っている(中国・夕、12.9)

■ 【平和をたずねて】広島大の鎌田七男名誉教授は、被爆者の染色体異常の研究をしてきた。当初、放射線の影響は1キロ以内 の近距離被爆だけだと考えており、 2キロ以遠や入市の被爆には目を向けていなかったという。実際は、広島市には市民の生活物品などの金属があり、それが中性子により放射化され、彼らも近距 離被爆者同様に脱毛したり、染色体異常がみられると話した(毎日、12.9)

■ 【変わる広島大(中)】SGUに選ばれた広島大は、総合研究大学として世界大学ランキングトップ100入りを目指す。しか し、教職員は報告書や外部資金獲得のための書類作成、相次ぐ会議などによって多忙感が広がっており、広島大のよさである学生への丁寧なケアができなくなる との危惧もある。目標達成のため、教職員が一丸となれるかがためされている(中国、12.10)

■ 16日、講演会「欧州のレーザ加工技術の開発動向とレーザ表面処理プロセス」が、広島大東広島キャンパス中央図書館で開催される(日刊工業、12.10)

■ 【けんこう掲示板】◆広島大病院患者サロン「がん治療を支える」18日、広島大病院の看護師が患者を支える家族のケアに ついて話す。◆「医療と倫理を考える会・広島」18日、広島大名誉教授の難波紘二さん(病理学)が「修復腎移植の医学・医療と倫理について」をテーマに話 す(中国、12.10)

■ 5日、広島大の次期学長に決まった越智光夫教授(大学院医歯薬保健学研究院・整形外科学)が記者会見し、大学の国際化や大学改革への意欲を示した(朝日、12.11)

■ 13日、広島大合唱団第57回定演が開催される(中国・夕、12.11)

■ 【変わる広島大(下)】5日、広島大の次期学長に決まった越智光夫氏(大学院医歯薬保健学研究院教授)は会見で学長のリーダーシップについて語った(中国、12.12)

■ 11日、「中山間地域・島しょ部と広島大」と題したフォーラムが広島大で開催された。生産者や自治体関係者が集まった。農水産業の体験学習をした生物生産学部の学生が、体験学習の学びの成果を発表したり、教員と受け入れ側が意見交換をした(中国、12.12)

■ 13日、呉坐禅道場において広島大名誉教授の利島保さんが「脳と心」について話す(中国・夕、12.12)

■ 11日、広島大大学院教育学研究科は、宮谷真人研究科長の再任を決めた。任期は来年4月1日から2年間(中国、12.12)

■ 27日、広島大吹奏楽団第50回定演が開催される(中国・夕、12.12、12.16、12.26、中国、12.25)

■ 12日、広島大で従軍慰安婦問題を扱ったドキュメンタリー映画についての勉強会があり、教員ら約50人が参加した。映画上映後、作品やこのような映画を用いた授業のあり方について意見交換した(中国、12.13)

■ 14日、「自然の博物館」をつくる会公開講演会「水が嫌いな魚 ヨダレカケのふしぎ」が、広島大東千田キャンパスにて開催される。広島大総合博物館の清水則雄助教が講師をつとめる(中国、12.13)

■ 13日、広島東洋カープの会沢翼捕手や大瀬良大地投手たち5選手が指導する野球教室が、広島大野球グラウンドで行われた(中国、12.14)

■ 【お仕事ナビ】広島大病院に勤める看護師の歌津直美さんは、重症患者をみる集中治療室(ICU)で働いている。ICUに は、入院中に症状の悪化した人が運び込まれ、大変な状況ではあるものの、生死の境にある人と向き合って、集中力を研ぎ澄ませて検査や手術、医師をサポート する仕事にやりがいを感じているという(中国、12.14)

■ 衆院選候補者<小選挙区>3区 民主党 橋本博明(広島大院卒)、<比例中国ブロック>民主党 橋本博明(広島大院卒)、公明党 日下正喜(広島大卒)、共産党 大平喜信(広島大卒)(朝日、12.14)

■ 衆院選当選者<中国>▽比例 共産党 大平喜信(広島大卒)(朝日、日経、12.15 朝日、日経、12.16)

■ 【でるた】広島大教授で詩人の西原大輔さんが詩を著作権について話した。著作権法は、権利を保護することで文化が発展す るが、詩に関していえば、逆の結果をもたらしており、著作権法によって世に出る機会が減り、作られても埋もれていくものが多いと話した(中国・夕、 12.16)

■ 【平和をたずねて】広島大医学部名誉教授の鎌田七男さんは、被爆者のがんを分子・遺伝子学的な観点から研究してきた。原爆放射線は人体の深部を傷つけており、被爆者の血液中にDNAを傷つける因子も発見した(毎日、12.16)

■ 【オピニオン】衆院選の投票率は戦後最低の52.66%となった。各種選挙結果の分析を続ける広島大大学院の森辺成一教 授によると、政治に参加しない人が社会で多数派になったことが要因のひとつであるという。さらに、与党の政策に対して野党が批判するものの、それに代わる 政策を語れておらず、安倍政権に不信感を抱く人でも積極的に野党を支持しないことなどが挙げられた(中国、12.17)

■ 18日、広島土砂災害に関する砂防学会が調査報告会を開く。同学会緊急調査団の団長を務める広島大大学院の海堀正博教授は、災害の心構えなどを知るきっかけになればと話す(中国、12.17 日経、12.18)

■ 蝶理の新社長に先浜一夫氏(広島大工卒)が就任する(産経、日経、読売、12.18)

■ 21日、茶道を習っている広島大の留学生6人が小泉新聞舗小泉サロンで「クリスマスお茶会」を開く(中国、12.18)

■ 17日、広島大教職員組合は5日に決まった次期学長の選考に問題があったとして大学側に要求書を提出した。教職員投票の結果を非公開にした点を問題視しており、投票の結果を公表し、その結果に基づいて選びなおすべきだと主張している(中国、12.18)

■ 来年1月、東広島市安芸津町のJA芸南は、ビワやかんきつの一種のジャボン、ジャガイモなど街の特産品を素材にした8種 類のジェラートの通信販売を始める。カップ容器には、特産品をモチーフにしたキャラクターのシールを貼る。シールは地元の小学生からデザインを募集し、広 島大美術部の学生が選考した(中国、12.19)

■ 18日、広島大は女性が活躍する場を広げ、社会の活力向上に貢献した個人・団体を表彰するメタセコイア賞を、「イクメン企業同盟ひろしま」に贈った(中国、12.19)

■ 【回顧2014<文芸>】昨年9月、小山田浩子さん(広島大卒)が「穴」で芥川賞を受賞したことに引き続き、今年は柴崎友香さんが「春の庭」で受賞し、女性作家の躍進が印象付けられた1年となった(産経、12.19)

■ 18日、砂防学会による広島土砂災害の調査報告会が行われた。調査団長を務める広島大大学院の海堀正博教授は、住宅地の中央に大きな流路を確保することも大事だと話した(中国、朝日、12.19)

■ 1月31日、中国新聞文化センターちゅーピーカレッジ1日講座「地球の端っこの歩き方Part7-深海II-」が開かれる。講師は広島大大学院生物圏科学研究科の長沼毅准教授が務める(中国、12.19)

■ 18日、中四国地方のエイズ治療拠点病院や自治体でつくる連絡協議会が行われ、中国地方5県で2013年に新たに41人のエイズ感染者が出たことを報告した。また、広島大病院の医師と看護師、臨床心理士、社会福祉士の4人が登壇して意見を述べた(中国、12.19)

■ 11月28日、日経BPコンサルティングが発表した「大学ブランド・イメージ調査・中国四国編」によると、中・四国の主要58大学のうち「大学ブランド力」1位に、広島大が選ばれた(産経、12.19)

■ 【追跡2014中国地方の現場から(2)】1小山田さん(広島大卒)が小説「穴」で、広島県出身者としては初めて芥川賞に輝き、その後も続々と作品を発表している。このような郷土ゆかりの作家の活躍に、地元の書店も沸いている(産経、12.20)

■ 【県科学賞特選紹介(下)高校生】読売新聞社賞・「金平糖の形の数理モデリング」広島大付属高3年 藤岡真由さん、井野 口光宏さん、小方智景さん、川野達也さん、北村晃成さん、鈴木蓮さん/県教委賞・「ヴァイオリンの弓になぜ松脂を塗るのか」広島大付属高3年 大住華子さ ん、小田麻央さん、沢崎太一さん、藤本将英さん、古霜友貴さん(読売、12.20)

■ 【FMちゅーピー】「みんなの健康百科」に広島大病院乳腺外科講師の角舎学行先生が出演し、乳がんの手術について分かりやすく説明する(中国・夕、12.20)

■ 【平和をたずねて】「フォールアウトによると思われる3重癌と3つの放射線関連疾患を持つ1症例」という論文を、広島大 学名誉教授の鎌田七男さんら6人が執筆し、長崎医学会雑誌(2008年)にて発表した。フォールアウトとは、大気中に放出された放射性物質が、風雨によっ て地上や海上に降り注いだもののことであり、本論文では、原爆障害が広範囲に及ぶことを証明した(毎日、12.23)

■ 竹鶴 威氏(たけつる・たけし=元ニッカウヰスキー社長)17日、死去。90歳。旧広島工業専門学校(現広島大工学部)で醸造を学んだ(中国、12.23)

■ 地球温暖化で深刻化しているサンゴの白化につながる共生藻「褐中藻」喪失の原因について、広島大大学院生物圏科学研究科の小池一彦准教授(海洋生物学)の研究班が、サンゴの白化の仕組みを解明した(中国、12.23)

■ 22日、広島市が実現の可能性を探っているアストラムラインの延伸計画で、東西線(JR広島駅~JR西広島駅)と南北線(本通~広島大本部跡地前)のうち、それぞれ一部区間の計画が廃止の方針であることが分かった(中国、12.23)

■ 21日、広島大東広島キャンパスで広島大キャンドルサークル灯が「キャンドルナイト」を開催した(読売、12.24)

■ 15日、広島大病院患者サロン「前立腺がんの基礎と治療」が広島大広仁会館にて行われる。広島大病院泌尿器科の亭島淳医師が、納得した治療を選択するためのポイントについて説明する(中国、12.24)

■ 24日、広島大は独立行政法人科学技術振興機構(JST)から、2012年3月末で閉館した旧イノベーションプラザ広島の施設を無償で譲り受けた(中国、12.25)

■ 【中国地方2014回顧(下)】広島市出身の小山田浩子さん(広島大卒)が小説「穴」で芥川賞に輝き、安佐南区育ちの和田竜さんの歴史小説「村上海賊の娘」は、本屋大賞を受賞した(中国、12.25)

■ 24日、広島市の土砂災害の初動対応を検証する部会の最終会合が行われた。座長で広島大大学院の土田孝教授(地盤工学) が避難勧告はやむを得なかったが適切ではなかったなどの最終報告案を説明した。さらに報告案には市の情報収集についての改善策や市の危機管理体制の見直し などをまとめた。副座長の同大大学院の海堀正博教授(砂防学)は、災害対応から避難先の支援まですべてを消防に任せることはできないと述べた(朝日、 12.25)

■ 国立大学と主な私立大学の合計129大学の2013年度決算は、全体の58%の75大学の最終的な損益が12年度より悪化したと明らかになった。広島大も赤字に転落した(日経、12.25)

■ 広島市は、姉妹・友好都市提携を結ぶ海外6市との交流を後押しする「ヒロシマ・メッセンジャー」に12人を選んだ。韓国・大邱市を担当する広島大3年の萑宰源(チェジェウォン)さんは、自分なりの貢献をしたいと意欲を見せた(中国、12.26)

■ 来年1月から11月まで月1回、広島大の名誉教授たちが学術的な知識を分かりやすく伝える連続講座「東広島大学」が、東 広島市西条のちゅーピーカルチャーセンターで開かれる。教職員OBの広島大マスターズから講師を招き、身近な食品や地球の環境異変、カラーテレビの色構成 など、さまざまな分野にわたって学ぶことができる(中国、12.26)

■ 【でるた】広島大の高永茂教授は、コミュニケーションの間合いなどの技術も大事だが、そのコミュニケーションの土台を成しているのは信頼関係だと話した(中国・夕、12.26)

■ 就活の本格化が翌年3月へ後ろ倒しになる最初の年にあたり、中国地方の大学3年生は、戸惑いと不安の中で就職活動を始めている。広島大などでは、学生からの就活相談が減少している(中国、12.27)

■ 東広島市の福富町猟友会の上広侑さんが、225キロあるオスの巨大イノシシを仕留めた。広島大大学院の谷田創教授(人間動物関係学)はその大きさに驚き、食物が豊富にある狭い範囲をあまり動かず生活していたのでは、と話す(中国、12.27)

■ 26日、広島県NIE推進協議会の会長で広島大大学院の小原友行教授らは、児童生徒が調べ学習や新聞記事の読み比べなどができる環境を整えるために、新聞を県内の全公立小中高の学校図書館に置くよう求める要望書を県教委に提出した(中国、12.27)

■ 公益財団法人渋谷育英会の助成先のひとつに広島大学北京研究センターがある。日本と中国の相互理解を深めるため、同センターが毎年開催している日本語作文スピーチコンテストに、渋谷育英会は特別協賛している(中国、12.28)

■ 広島土砂災害を受けた砂防ダム建設に伴い、立ち退きや買収の対象となる民家や土地が約70か所にのぼる。住み慣れた土地を 離れる住民には戸惑いの声が広がり、国には理解を得る丁寧な説明が求められる。広島大大学院の海堀正博教授(砂防学)は、山際で土砂災害の危険のある都市 部の住宅地は多く、うまく移転を進めれば全国のモデルケースとなると話した(中国、12.28)

■ 【キャンパスリポーター発】広島大の学生ボランティア団体「環境サポーター」は、同大東広島キャンパスで、クリスマスリース作り教室を開き、市内の子どもやその保護者ら18人が参加した。(取材:広島大3年施向伸栄)(中国、12.29)

■ 28日、広島大アメフト部ラクーンズの部員5人が、有料老人ホーム「コミューン柏葉」を訪れ、ユニホーム姿で計100合分のもち米をつき、入居者に食べてもらった(中国、12.29)

■ 広島市の土砂災害について、砂防学会の緊急調査団は調査報告会を開いた。団長で広島大大学院の海堀正博教授は、土砂災害のメカニズムについて解説した(毎日、12.29)

■ 三次市は、広島大大学院との共同研究として、低線量のコンピュータ断層撮影(CT)による肺がん検診を始める(中国、12.30)

■ 反核などをテーマにした作品を発表してきた御庄博美(本名・丸屋博)さん(89)が、新作詩集「燕の歌」を刊行した。御庄さんは1945年春に旧制広島高校(現広島大)を卒業し、原爆投下後の2日後に知人を捜しに広島に入り、入市被爆した(毎日、12.30)

■ 【ヒロシマの記録2014】<4月>1日、広島大平和科学研究センター長に元国連大使の西田恒夫氏が就任した。<6 月>1日、広島大の鎌田七男名誉教授や 同大原爆放射線医科学研究所の大滝慈教授らの研究によって被爆2世のうち、原爆投下から1年以降、15年以内に生まれて白血病を発症したケースでは、父親 の被爆と出生までの年月の長短が発症に影響していると明らかになった。2日、ヒロシマ原爆の爆心地から半径500メートル以内で被爆して奇跡的に足る仮、 今も12人が健在であるということが、広島大の鎌田名誉教授の追跡調査で明らかになったと中国新聞が報道した。10日、広島市中区の被爆建物、広島大旧理 学部1号館について、市が震度6以上の大地震で倒壊する危険性が高いと発表し、建物の保存についての検討へ移った。<8月>7日、広島大の星正治名誉教授 の研究グループが、米国による1954年の太平洋ビキニ環礁での水爆実験をめぐった第五福竜丸以外にも複数の日本船の乗組員が被曝していたことを初めて科 学的に裏付け、同大での研究会で報告した(中国、12.31)


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