平成27年9月

■ 9月1日は防災の日。広島大大学院総合科学研究科の坂田桐子教授は、自然災害の被害を最小限に食い止めるために、緊急時にどこに逃げ、誰に連絡するか、日頃から災難を想定し、避難ルートなどを確認しておく必要があると話した(中国、9.1)

■ 藤谷健(ふじたに・つよし=広島大名誉教授)30日、肺炎で死去。83歳(読売、9.1、中国、9.2)

■ 日本学術会議は、6月に文部科学省が国立大に人文科学系学部・教員養成系学部の廃止・見直しを求めている人文科学軽視の 傾向に対し、反対の姿勢を示した。東京大大学院の須藤靖教授(宇宙物理学・元広島大助教授)ら理工系の研究者からも懸念の声が上がっている(中国、 9.2)

■ 広島大学の乾雅祝教授らの研究グループは、大型放射光施設「Spring-8」を使用し、ビスマスの液体にX線を当てて原子の状態を調べたところ、固体の結晶構造を記憶していることを発見した(日経産業、9.3)

■ 4月、広島大の経営協議会の学外委員に就任したインドネシア赤十字社会長代理のギナンジャール・カルタサスミタさんが、 広島大とインドネシアは双方に留学の実績がある、留学生を増やし、日本の学生も海外へ行き世界のグローバル化の流れに乗らないと研究面で遅れてしまうと話 した(中国、9.4)

■ 広島大大学院教育学研究科の中坪史典准教授が3歳~12歳くらいまでの成長が著しい子どもの時期をさす“ゴールデンエイジ”について説明した。習い事を始める時期や適性は子どもの興味・関心を見極めて、と話した(Cue、9.4)

■ 文部科学省は国立大学を3分類し、その達成度などに応じて運営費交付金を配分する仕組みで、全86大学の選択枠を公表した。広島大は「海外大と伍して、全学的に卓越した教育研究を行う」を選択した(読売、9.4)

■ 4日、広島大付属三原中学校の1年生が、戦後70年をテーマにしたNIE(教育に新聞を)授業を受けた。生徒は全国の地方紙の戦後70年の特集記事などを読み、戦争の記憶を風化させないために伝えたい内容やその手段についてグループに分かれ、議論した(中国、9.5)

■ 11日、広島大東広島キャンパス・マーメイドカフェ広島大店にて、広島大総合博物館ミュージアムカフェ「遺跡の動物骨から読み解く環境・歴史・食文化」が開催される(朝日、9.5)

■ 3日、マレーシアからの南方特別留学生として広島文理大(現広島大教育学部)で学んでいた際に原爆によって被爆し、約3週間後に帰国途中の京都市で亡くなったサイド・オマールさんの法要が、京都市の円光寺で営まれた(毎日、9.5)

■ 広島大ほか、2016年度国公立大学の入試要項が発表された(9.5、中国)

■ 5日、広島大の合唱団の卒業生が被爆70年を機に、歌で平和を訴えようと原爆や平和をテーマにした合唱コンサートを開催し、約100人が歌声を響かせた(中国、9.6)

■ 5日、広島六大学野球秋季リーグ戦が開幕した。広島経済大、近畿大工学部、広島国際学院大、広島大、広島修道大、広島工業大の6チームが参加する(読売、9.6)

■ 【病院の実力 広島編91】広島県内には国指定の「がん診療連携拠点病院」が11病院ある。これらの拠点病院でつくる「県がん診療連携協議会」の相談支援部会長を務める 広島大病院がん治療センターの杉山一彦センター長は、各病院のさらなる連携の必要性を指摘した(読売、9.6)

■ 【病院の実力「がん診療拠点」】広島大の2013年の実績▽がんの手術件数2783件▽化学療法の延べ患者数2144人▽放射線治療の延べ患者数732人▽常勤病理医の有無 有(読売、9.6)

■ 木坂基氏(きさか・もとい=広島大名誉教授、日本語学専攻)5日死去、79歳(中国、毎日、9.7)

■ 7日から11日まで広島大の学生6人が世羅町で農作業のインターンシップに取り組む。世羅高原6次産業ネットワークの会員団体のナシ農園などで学び、最終日には研修を通じて感じたことを同ネットワークに提言する予定(中国、9.8)

■ 【広がる 大学~中堅・中小企業連携(20)】食品衛生管理でのノロウイルス抑制を狙って、2007年に柿渋成分のタンニンを添加したエタノール製剤を実用化したアルタンは、広島大大学院生物圏科学研究科の島本整教授とともに開発した(日刊工業、9.8)

■ 今年、広島大の考古学研究室が開設50周年を迎えた。巣立った現役の大学教員や学芸員、行政の文化財担当者は100人を超す(中国、9.9)

■ 8月22日、災害時の「人の平和と安全」を実現する法整備のあり方などを考えるシンポジウムが広島大東千田キャンパスで開かれた。広島大法科大学院が主催し、同大学院生や教員、市民など約30人が参加した(朝日、9.9)

■ 8日、法務省が2015年司法試験の合格者を発表した。昨年より40人多い1850人が合格し、2年連続で2000人を下回った。広島大の合格者は15人で、前年に比べて4人増え、合格者数の順位は23位だった(中国、読売、朝日、毎日、9.9)

■ 10月1日、「広島がん高精度放射線治療センター」が開業する。広島大病院など広島市内の基幹4病院が医師や診療放射線技師の派遣を行い連携する。初代センター長に、広島大大学院の永田靖教授(放射線腫瘍学)が就任する(中国、9.9)

■ 広島県は政府関係機関の地方移転について、理研に属する3部門と防衛大学校など6機関8部門の県内移転誘致を提案してい る。提案に先立っては、広島大と協議を進めており、理研の3部門と広島大との合同で「細胞生物資源・細胞医療開発拠点(仮称)」の開設を求めている(産 経、9.9)

■ 国内最大級の工芸品の公募展「日本伝統工芸展」において、広島大の准教授で陶芸家の井戸川豊さんが、「銀泥彩磁鉢」という作品で最優秀賞にあたる「高松宮記念賞」を受賞した(読売、9.10)

■ 13日まで、広島大教育学部造形芸術系コースを昨春卒業した有志8人が、広島市中区のギャラリー718で作品展を開催しており、油絵や彫刻など14点を展示している(中国、9.10)

■ 内閣府の政務三役と総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)議員による、科学技術イノベーションの視点からの大学改 革の検討状況について議論が行われた。文部科学省高等教育局長の常盤豊さん、科学技術・学術政策局長の川上伸昭さんが、これまでの大学改革の経緯や来年度 から始まる海外大学と伍して全学的に卓越した教育研究などを推進する国立大学16大学 (広島大含む)など今後の改革の方向性などについて説明した(科学、9.11)

■ 文部科学省は国立大の改革推進策として、重点的に取り組む教育や研究の内容によって全86校を三つのグループに分ける枠組みをまとめた。卓越した教育研究で外国大学と競うグループに東大、京大、広島大、岡山大など16校が入った(中国、9.11、日刊工業、9.16)

■ 【どう見る安保関連法案】広島大大学院の秀道広教授は、日本の安全保障環境は厳しさを増やし危険は差し迫っている、国民はその状況を理解し、法案成立を急ぐ必要があると話した(中国、9.12)

■ 【どう見る安保関連法案】東京外国語大大学院の篠田英朗教授(1999年から14年間、広島大平和科学研究センター勤務)は、関連法案の欠点は、概念が曖昧で拡大解釈の余地があることだと話した(中国、9.13)

■ 23日、大学駅伝の日本一を決める「秩父宮賜杯 第47回全日本大学駅伝対校選手権大会」の中国四国地区予選会が開催される。出場校は広島大など11校が出場する(朝日、9.13)

■ 14日、広島市内の4基幹病院が診療や医師確保に向けて連携するため、病院長たちが意見を交わす会議が行われた。広島大 病院、県立広島病院、広島市民病院、広島赤十字・原爆病院の4病院は「一つの総合病院」と見立てて、得意な診療分野などで役割分担することを見据えている (中国、9.15)

■ 8月に行われた全日本大学フットサル大会において、広島大体育会フットサル部エフ・ドゥが準優勝した。創部5年、初出場での快挙だった(中国、9.15)

■ 広島大教育開発国際協力研究センターの櫻井里穂准教授(比較国際教育学)が、中学生の生活習慣やいじめの経験の有無などと 自尊心の育ち具合との関係について、広島市内の約2200人にアンケートを実施。集計・分析した結果、朝食を食べて登校する生徒や夕食を家族と一緒に食べ ている生徒は、そうでない生徒より自尊心が高いということが分かった(中国、9.15)

■ 【教えてドクター こころ編(6)】子どもの乱暴な言動について、広島大病院小児科の梶梅あい子医師が答えた。子どもは自分の気持ちをうまく言葉で伝えられない結果として、 思わず乱暴になることが多いため、叱るだけでなく、次はどうしたらいいのか具体的に教えるとよいと答えた(中国、9.15)

■ 10月25日、広島大東広島キャンパス内に約2.2キロの周回コースを設け、学内外のチームがたすきをつなぐ「フェニックスリレーマラソン」が開催される。同マラソンを主催する広島大体育会は参加チームを募っている(読売、9.16)

■ 16日、広島土砂災害を教訓に防災・減災のあり方を考えるシンポジウムが岡山大で行われた。広島大の藤原章正教授は「人口減少の中、多くの地方都市がコンパクトシティーを目指している。その中に防災の視点を入れるべきだ」と話した(中国、9.17)

■ 16日、土木学会の全国大会が岡山大津島キャンパスで開幕した。広島土砂災害に関する発表も行われ、同学会の調査団長を務めた広島大の土田孝教授らが研究成果を報告し、今後の備えなどについて意見を交わした(読売、9.17)

■ 広島県は県内でも課題となっている空き家対策について、専門家チームを結成した。チームのメンバーは広島大学大学院の教 授、宝島社の「田舎暮らしの本」編集部編集長、NPO法人尾道空き家再生プロジェクト代表理事、地元の司法書士や不動産鑑定士らが務める(日経、 9.17)

■ 26日に幕を開ける第70回国民体育大会(和歌山国体)に広大生も出場する。◇バスケットボール◇【成人男子】▽選手 深谷研介(広島大) ◇ラグビー◇【成人】▽選手 大面知也(広島大) ≪帯同トレーナー≫高橋真(広島大大学院医歯薬保健学研究院)(中国、9.17)

■ 【国会審議 印象を聞く】広島大大学院社会科学研究科の森辺成一教授は、日本を取り巻く安全保障の現状や、法案によってど のように変わるのか、という根本の議論がなかった、各地で抗議のデモが起こったが与党は多数を占めているため多少の反発で通ると思っていたのではないか、 もっと国民の声に積極的に耳を傾けるべきだと話した(中国、9.18)

■ 17日、韓国の医師や看護師計10人が広島市南区の放射線影響研究所を訪れ、原爆による放射線被害の実態を学んだ。同研修は、広島県や広島大などでつくる放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)が14日から4日間の日程で開いた(中国、9.18)

■ 17日、文部科学省は法科大学院への2016年度の補助金算定に向けた5段階評価を公表した。文科省は合格率、入学定員充 足率などを点数化し、教員給与として支給する基礎額を90%~0%の5段階に分類し、15年度から補助金の傾斜配分を始めた。広島大は前年度より10ポイ ント増の「70%」の評価を受けた(日経、9.18、中国、読売、9.19)

■ 18日、広島大の学生ボランティア団体「OPERATIONつながり」のメンバー5人が台風の影響による豪雨災害に遭っ た栃木県鹿沼市に入り、災害ボラン ティアセンターの運営などの支援をはじめた。17日には、広島大の坂越正樹理事・副学長に出発を報告した(中国、9.18、読売、9.20)

■ 10月1日から約3か月間、広島県や県医師会などでつくる放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)は、広島大医学部医学科4年の三枝義尚さんを、オーストラリアにある国際原子力機関(IAEA)にインターンとして 派遣する(中国、9.19)

■ 【安保法 こう見た】◆広島大大学院教育学研究科の川口隆行准教授は、選挙で選ばれた国会議員だけが政治をするのが民主主 義ではない、その不完全さを補うものとしてデモや署名は当たり前の活動だ。だが、安倍政権は国民の声を聞く耳を持っていないようだと話した。◆広島大大学 院医歯薬保健学研究院の秀道広教授は、集団的自衛権の行使を可能にした安全保障関連法が成立したことは、民主的な国々との国際協調を進める意味で、大きな 前進だと話した(中国、9.20)

■ 広島大法科大学院は、企業法務の実務に関する講義の主な試みとして、マツダ・中国電力・広島銀行の社員や自治体職員が講義を行っている(日経、9.21)

■ 【私の学び】広島県病院事業管理者の浅原利正氏(前広島大学長)は、広島大医学部の学生だった頃、恩師から「もうこれで いい」と諦めない姿勢を学んだ。今後は学長を務めた経験や、病院勤務などの経験を生かし、人と人のつなぎ役を担い、今後そう遠くない将来に予想される医療 のほころびに立ち向かう(中国、9.21)

■ 2016年度の国公立大学入試では、受験生の個性や意欲などを書類審査や面接などで総合的に評価するAO(アドミッショ ン・オフィ ス)入試や推薦入試を実施する大学が過去最高となる。広島大も総合科、文、教育、法(夜)、経済(昼)、経済(夜)、理、医、歯、薬、工、生物生産におい て、AO入試を実施する(読売、9.22)

■ 【安保法成立(3)地域の波紋】主権者として、安全保障関連法の反対を訴える声が全国で巻き起こっている。広島大大学院総 合科学研究科博士課程前期2年の永井悠大さんは、「政治と関わるのは『特別なこと』じゃな い」と考えている。総合科学部4年の木下虹介さんは、安保法案の審議について友人と語り合ったことで関心を深めた。両者とも安保関連法案に反対する広島大 の学生有志の一人で、呼び掛けあって集まった約60人と一緒に、7月20日、 東広島市内を演説しながら歩いた(中国、9.22)

■ ◇第69回中国五県陸上競技対抗選手権大会【男子】▽200メートル(1)足立達也(広島大)21秒30 ▽400メートルリレー(3)広島大(松本茂・林雅人・足立達也・上田貢)(読売、9.23)

■ 22日、軍事技術への応用が可能な基礎研究に研究費を支給する防衛省の初の公募に、東京工業大や岡山大、山口大など少な くとも16大学が応募したことが分かった。広島大は応募せず、同大を含む17大学が軍事利用可能な研究への対応について明確なルールを持っている(中国、 9.23)

■ 23日、第33回全日本大学女子駅伝対校選手権大会の中四国地区予選会が開催された。松山大が優勝し、広島大は6位(1時間38分07秒)だった(読売、9.24)

■ 23日、第47回全日本大学駅伝中国四国地区予選会が開催された。広島経済大が優勝し、広島大は2位(4時間15分05秒)だった(朝日、9.24)

■ 24日の国内選考委員会で、ユネスコ記憶遺産の登録に向けた「広島の被爆作者による原爆文学資料」は候補から漏れた。登録 を目指していた市民団体「広島文学資料保全の会」の幹事で広島大名誉教授の成定薫さんは広島市に資料の価値の発信や保存など主体的に取り組んでほしいと話 した(読売、9.25)

■ 広島大発ベンチャーのツーセルの辻紘一郎社長は、膝の軟骨再生する事業の治験を年度内にも始めると話し、県の基幹産業となって地場経済の活性化に貢献したいと話した(中国、9.25)

■ スポーツでリフレッシュする広大生が取り上げられた。サイクリング部の工学部2年の長谷川彰浩さんは、自転車の魅力を自 分の力でどこまでも行けることと話した。リズミックダンスクラブの教育学部3年の溝邊光菜子さんは、ステージでダンスを披露し、拍手を浴びたとき達成感を 感じると話した。漕艇部の工学部2年の小林優也さんは、ライバルチームと競る緊張感がいいと話した(Cue、9.25)

■ 10月1日、がん患者が最先端の放射線治療を受けることができる公設民営のがん治療施設「県立広島がん高精度放射線治療 センター(HIPRAC)」が開業 する。センター長に就任する広島大の永田靖教授(放射線腫瘍学)は、センター開設によって患者の体への負担を軽減できる治療を行い、県内の治療水準の底上 げ、人材育成などを図ると話した(朝日、9.26)

■ 【キーパーソンがゆく】東広島市自然研究会の土岡健太会長は、2011年以降は広島大総合博物館と共同で国の特別天然記念物であるオオサンショウウオを分布を調査している(中国、9.26)

■ 25日、広島大は同大大学院医歯薬保健学研究院の弓削類教授(リハビリテーション)たちの再生医療研究が米航空宇宙局 (NASA)の宇宙実験に採用された と発表した。広島大と米ハーバード大の共同研究チームは、神経のもとになる幹細胞を国際宇宙ステーション(ISS)の微小重力環境で培養し、地上に持ち帰 り脊髄損傷のマウスに移植して運動機能の改善効果を調べる再生医療研究を行う(中国、日経、9.26、日刊工業、9.28)

■ 【まなび】広島大大学院医歯薬保健学研究科疫学疾病制御学研究室の田中純子教授は、疫学は最終的に疾病の予防や治療法の 確立につなげるのが狙いであり、肝がんの原因となる肝炎のウイルス保持者が国内にどれくらいいるのか、傾向や要因を分析する疫学の研究を重ねてきた(中 国、9.27)

■ 【ゲノム編集ってなに?(1)】広島大大学院の山本卓教授が、ゲノム編集について述べた。ゲノム編集は、細胞の核内でゲ ノムを自在に変化させる技術で、さまざまな生物の遺伝子を変化させることができる最新のバイオテクノロジーで、農水畜産物の品種改良などでの利用が期待さ れていると話した(中国・セレクト、9.27)

■ 唾液の分泌が減って口が渇くドライマウス(口腔乾燥症)に悩む人が増え、病院が専門外来を開設を始めている。広島大学病院では、ドライマウス外来を2006年から開設している(日経、9.27)

■ 26日、広島市内の4基幹病院が連携して運営する県立広島がん高精度放射線治療センターの開所記念式典が開催された。開所式には、湯崎英彦知事や広島市の松井一実市長、センター長で広島大学大学院(放射線腫瘍学)の永田靖教授ら65人が出席した(読売、中国、産経、9.27)

■ 「高級感」や「噛みごたえ」など人の感覚で評価している指標をセンサーやロボットを用いて示す技術が実用化に近づいている。広島大の桜井直樹教授らは、果物や野菜などのかみごたえを測定するシステムを開発した(日経、9.28)

■ 10月1日~22日の毎週木曜日の計4回、 「『ヒロシマ』の訴える平和~平和70年をふりかえって~」と題した公開講座が広島大東千田キャンパスにて開催される。同大大学院総合科学研究科が主催し、同研究科の布川弘教授(日本現代史)が講師を務める(中国、9.28)

■ 広島六大学秋季リーグ第4週 28日 広経大7‐4近大工、広国院大3‐0広島大(中国、9.29)

■ 【オピニオン】宗教ジャーナリストの山野上純夫さん(広島高師付属中在学中に被爆、広島大卒)が、情報伝達の手段が目ま ぐるしく変わっても「講演」(仏教でいう面授)は廃れず、広島や長崎の語り部活動は、聴衆に感動を与える点で最も効果的な講演だと話した。広島では3年が かりで育成された「被爆体験伝 承者」の活動が今年から始まったことについて、「核兵器のない世界」を求めて、若い世界へ面授を続けることにより、ヒロシマの心を広く発信していける体制 だと話した(中国、9.29)

■ 10月10日、第14回広島県大学フォーラムが開催される。広島大も協賛しており、広島県公立高等学校長協会副会長/広 島県立祇園北高等学校校長の濱岡正さん(広島大卒)や、教育ネットワーク中国理事/公立大学法人広島市立大学理事長・学長の青木信之さん(広島大大学院修 了)らがパネリストとして登壇する(中国、9.29)

■ 【愛の灯 関東・東北水害義援金】▽2万円=広大尚音会有志(中国、9.29)

■ 来年夏、広島市中区東千田町の広島大本部跡地の再開発で、スポーツクラブ運営のルネサンスは、複合型スポーツクラブ「ルネサンス広島東千田(仮称)」をオープンする。この地区の再開発で最も早く開業する施設になる見通し(中国、9.30)


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