平成28年7月

■6月30日、広島大とコベルコ建機は、包括的な研究協力に関する協定書を締結した。ショベルカーの乗り心地や操作性向上の技術開発、人材育成などで協力を強める(中国、日経、日刊工業、7.1)

■6月30日、広島大は国際司法裁判所判事を務める小田原恒氏に名誉博士号を授与すると発表した(中国、7.1)

■【緑地帯 近くて遠い隣人8】広島大大学院の関恒樹准教授は、「公」のほころびが見える日本に対し、フィリピンはもともと「公」の信頼度が低く、家族などの「共」的なつながりで人々は生活を保障しており、その姿は新たな可能性を示していると話した(中国、7.1)

■20日、金属3Dプリンターの活用事例などを学ぶ「次世代ものづくり技術セミナー」が芸術文化ホールくららで開催される。東広島市や広島大などが本年度作った積層造形技術に関する研究会が主催する(中国、7.2)

■1日、広島国際大呉キャンパスで期日前投票が行われた。7月5日、6日には広島大にも期日前投票所が設置される(朝日、7.2)

■4月、広島大の山本卓教授(ゲノム生物学)らが、「日本ゲノム編集学会」を設立した。技術開発のほか、倫理問題への提言も行う。現在、技術開発の面で海外が先行しているが、山本教授はより精密なゲノム編集の新しい「日本発」の技術開発をあきらめることはないと話した(朝日、7.3)

■【病院の実力167 心臓病】広島大病院▽冠動脈バイパス手術28人、心臓カテーテル治療204人、心臓弁膜症手術64人、胸部大動脈瘤の手術・治療82人、胸部大動脈瘤の手術・治療のうちステントグラフト治療51人(読売、7.3)

■【キャンパスリポーター発】広島大の医学部医学資料館に、原爆ドームの一部とみられる破片を集めた展示コーナーが開設された。(記事:広島大2年、福原潤)(中国、7.4)

■3日、市民講座「進歩する肺がん治療」が行われた。広島大病院の呼吸器外科の宮田義浩准教授は、肺がんは初期の自覚症状がほとんどなく、早期発見に検診がかかせないと語った(中国、7.4)

■広島大大学院教育学研究科は、優れた教育を実践する個人や団体をたたえる「ペスタロッチー教育賞」の候補者を募集している(中国、7.5)

■5日、広島大とにしき堂は包括的に連携・協力する協定を結んだ。食品衛生、健康に関する研究や人材育成で協力する(中国、7.6)

■5日、広島大の東広島キャンパスで参院選の期日前投票所が初めて設置された。6日も投票を受け付ける(中国、7.6)

■5日、ものづくり教育のレベル向上を目指す研修が広島大東広島キャンパスで始まった。中学、高校で技術や工業を担当する教員がコンピュータ-のプログラムをつくり、さまざまな制御や計測に使う方法や生徒へ指導する方法を学ぶ(中国、7.6)

■広島大病院乳腺外科の角舎学行医師が、検診では発見しづらい若年性乳がんについて、月1回のセルフチェックの必要性について話した(中国、7.6)

■◇県学生バスケットボール交流大会春季リーグ◇広島大99-39広国院大(中国、7.7)

■7日まで、県内の4か所の大学、高等専門学校の構内に期日前投票所が設置された。広島大学東広島キャンパスでは2日間設置され、366人(うち学生189人)が投票を行った(毎日、7.8)

■第33回中国ユース音楽コンクールピアノ部門<広島地区>◇中学生【銅賞】田中真優(広島大付2)【奨励賞】内海有理(広島大付東雲1)、石井夢乃(広島大付3)◇高校生【金賞】吉原那月(広島大付1)<尾三地区>◇小学1・2年【金賞】黒田怜愛(広島大付三原2)◇小学校3・4年【金賞】小松珠子(広島大付三原3)【銀賞】松田猟楽(広島大付三原3)【銅賞】中司理花(広島大付三原3)、谷本愛弥(広島大付三原4)◇小学5・6年【銅賞】亀田京平(広島大付三原6)◇中学生【金賞】倉田弥緒(広島大付三原2)【銀賞】谷本幸介(広島大付三原1)、小林思倫(広島大付三原2)【銅賞】白川実来(広島大付福山3)<福山地区>◇中学生【金賞】竹原冴子(広島大付福山3)◇高校生【銅賞】山本杏樹(広島大付福山1)<岩柳地区>金原璃音(広島大付2)(中国、7.8)

■【参院選2016】今回の参院選において、大学に進む学生のための「給付型奨学金」について、ほとんどの党が公約を掲げた。広島大の吉田香奈准教授は、ほぼ全ての政党が公約に掲げたことで実施の可能性は高まったが対象者や財源など具体的な議論が深まっていないと指摘した(読売、7.8)

■【参院選2016】広島県は「核兵器の廃絶」「復興・平和構築」を柱に「国際平和拠点ひろしま構想」を策定し、その一環で広島大とともに国際協力機構の事業を利用して、フィリピン南部のバンサモロ地域から訪れている研修生など、自治政府を担うことになる若者の人材育成を進めている。「ヒロシマ」としての役割を模索する中で、国にもその後押しが求められている(読売、7.8)

■7日、オバマ大統領の広島訪問を報じた新聞記事を教材に、広島大大学院の学生らが、同大附属三原中において研究授業を行った(朝日、読売、7.8)

■【大学の実力】広島大の入学者、卒業者、入試方法別退学者数などが掲載された(読売、7.8)

■「国際バカロレア」の認定を受けた小中高校などで教えられる教員の養成課程を置く大学が増えている。広島大も設置を検討している(朝日、7.9)

■今月、広島大病院は中国地方の病院において初めて、不整脈の一種の心臓が不規則に動く心房細動の根治を目指す新しい手術「ホットバルーン法」を導入した(中国、7.10)

■9日、東広島市西条町の御建神社の祇園まつりが開催され、6日から広島大で研修を受けている台湾の学生も参加した。氏子や児童らとともに神輿を担いだ(中国、7.10)

■11日、広島大でイスラム教の戒律に沿った食材を使ったお好み焼きを味わう会が行われた。異文化理解を深めるため、同大が断食月明けのお祝いを兼ねて企画した(中国、7.12、読売、7.20、プレスネット、7.22)

■思春期早発症は身長が低いまま伸びが止まってしまったり心身に負担がかかるため、広島大病院小児科の岡田賢医師は、子どもの体の成長が2~3年早かったら思春期早発症を疑ってほしい、早期発見により治療を行うことができると話した(中国、7.12)

■12日、広島大は国際司法裁判所の判事の小和田恒氏に対して、名誉博士号を授与した(読売、7.13)

■広島大大学院先端物理科学研究科の高橋宏和研究員や岡村好子准教授らは、実験装置内の静電気を取り除く工夫を施すことで外来のDNAの混入を防ぎ、信頼性の高いDNA解析を行うための卓上型クリーンルームを開発した(日刊工業7.13)

■8日、東広島市財政課の職員が広島大経済学部の「地方財政論」の授業の講師を務めた。学生約150人に対して、市の財政について講義した(中国、7.13)

■15日、広島大のバングラデシュ人の教員や留学生が、バングラデシュ飲食店襲撃テロで犠牲になった日本人に哀悼の意を表すため集会を開いた(中国、7.16、プレスネット、7.22)

■広島大発ベンチャーの広島クライオプリザベーションサービスは、広島大と大分県が共同開発した豚の精液を保存し人工授精を効率化する希釈液の販売を拡大させる(中国、7.16)

■広島大大学院教育学研究科の難波博孝教授は、子どもたちへの国語の教育を重視する。子どもの言葉の表現力は日々の暮らしの中で培われていくため、政治家やマスコミの発言も「教材」であり大人の側も言葉を吟味しなければならないと話した(中国、7.16)

■15日、島根県浜田市の石見海浜公園海水浴場で、広島大4年生の学生が遊泳中に沖に流され、友人に救助されたが搬送先の病院で死亡が確認された(中国、読売、毎日、7.16)

■16日、脳死と判定された20代男性の片方の腎臓と膵臓が広島大病院で40代男性に移植された(中国、7.17)

■16日、広島大で「グローバル時代における教員養成の将来」をテーマにした国際フォーラムが行われた(中国、7.17)

■17日、「議員インターンシップ」の事前研修が行われた。研修を受講した広島大2年の松山晴香さんは教育制度を学んでおり、教育を良くするためには政治の力が必要なため現場でしっかり学びたいと話した(中国、7.18)

■19日、広島大や昭和電工などが、燃料電池車(FCV)の燃料となる水素をアンモニアから製造することに成功したと発表した(朝日、7.20)

■広島大地域経済システム研究センター長を務める伊藤敏安教授が、先の参院選と地方分権改革について、分権論が下火になった背景や地方自治のあるべき姿について語った(中国、7.20)

■広島工業専門学校3年(現広島大)ときに爆心地から約1.2キロの地点で被爆した坪井直さんが、オバマ大統領と交わした会話について話した(中国、7.20)

■29日、広島県は広島港の港湾計画改定に向け、「広島港長期構想検討委員会」を発足させた。委員には、広島大大学院の戸田常一教授ら24人が選ばれた(中国、7.20)

■31日、広島大の宇宙科学センターなどでつくる「ライトダウンIn東広島2016実行委員会」が、午後8時半~9時はあかりに消して星空を見る星空観察を東広島市西条小で行う(中国、プレスネット、7.22)

■広島大は東広島市が進めるイクボス(部下のワーク・ライフ・バランスを考え応援する上司)同盟に参加しており、部署ごとにノー残業デーや学内保育施設の設置などを行っている(プレスネット、7.22)

■広島大大学院文学研究科の奥村晃史教授は、南海トラフ巨大地震により部分的に震度6強が予想されるため、東広島市でも震度6弱への対策が不可欠だと話した(プレスネット、7.22)

■2014年度に文部科学省が選んだ「スーパーグローバル大学」の取組状況が紹介された。広島大はトップ型に採択されており、外国語で行う授業を増やす(読売、7.24)

■【学生リポーターが聞く】金融システムの開発・運用を手がけ金融機関などの業務を支えるマイティネットの渡辺泰朗社長(広島大卒)が、学生に対して失敗を引きずらず、見聞を広めるためにぜひ海外へ行ってほしいとアドバイスした(中国、7.24)

■国内で頻繁に起きる災害の一つに土砂災害がある。土砂災害に詳しい広島大の海堀正博教授(砂防学)は、危険個所の指定やマップを作製するだけでなく行政側は住民に知れ渡るように努めなければならないと話した(朝日、7.25)

■広島大大学院工学研究院の杉川幸太郎助教や近畿大工学部で建築を学ぶ学生らが、東広島市志和町志和掘の築100年を超える古民家を図書室に改修する計画を進めている(中国、7.26)

■広島大大学院の由井義通教授(都市地理学)が、空き家問題は過疎地域の限界集落の問題だけではなく、都市郊外の住宅団地の衰退も深刻な問題だと話した(中国、7.26)

■本年度、広島大原爆放射線医科学研究所と長崎大原爆後障害医療研究所、福島県立医科大ふくしま国際医療科学センターは、文部科学省の共同研究拠点として低線量被曝の影響など10項目わたる研究を始めた(中国、7.29)

■30日、広島大平和科学研究センターが同大東広島キャンパス東千田未来創生センターにおいて、シンポジウム「アジアにおける平和構築の課題」を開催する(読売、7.28、朝日、7.29)

■広島大は、広島・長崎の被爆者や旧ソ連セミパラチンスク核実験場の周辺住民の健康被害と科学の到達点とのギャップをカザフスタンの大学とともに追及し、被曝の実態を研究している(中国、7.30)

■30日、アジアにおける平和構築の取り組みなどについて考える国際シンポジウムが広島大東千田未来創生センターで開催された(読売、7.31)

■30日、広島県内の大学や大学院で学ぶ留学生の日本語スピーチコンテストが開催された。中国出身の広島大大学院の張永鳳さんが最優秀賞に選ばれた(読売、7.31)


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