平成29年3月

■広島大は2019年度入学の一般入試から、英検などの民間検定試験を活用する。民間の検定試験を同じものさしで測るCEFRの基準で「B2」にあたる等級やスコア(英検準1級など)を満たせば、大学入試センター試験の英語の得点を満点とみなす(朝日、3.1)

■28日、広島大は25日に実施した2次試験前期日程の理科の選択科目「地学基礎・地学」で出題ミスがあったと発表した。同科目を受験したのは、理学部を志望する3人で、ミスがあった問いを除いて採点した結果を100点満点に換算する(中国、朝日、読売、毎日、3.1)

■1日、東広島市オオサンショウウオの会は、オオサンショウウオの幼生34匹に初めてワイヤタグを挿入して東広島市の椋梨川に放流した。調査に協力する広島大総合博物館の清水則雄助教は、生態が詳しく知られていないため、放流後の今後の移動が確認できることに期待を寄せた(中国、3.2)

■1日、サッカー元日本代表でメキシコ五輪に出場し、銅メダル獲得に貢献した桑原楽之さん(広島大付高卒)が肺炎のため74歳で死去した(中国、3.2)

■国内有数の教科書コレクションを持つ広島大図書館は、江戸~近現代の教科書を画像化して無料公開するサイト「広島大学図書館教科書コレクション画像データベース」を拡張し、約4,000冊の全文を公開した(朝日、3.2)

■2016年12月に広島本社を開設したIT企業のドリーム・アーツは今年から広島本社単独で採用活動を実施する。同年10月、山本孝昭社長は広島大の学生に向けてIT業界の展望について特別講義を開くなど、地元学生との接点を増やしている(日経、3.2)

■広島大病院はJ1サンフレッチェ広島とコラボレーションし、てんかんへの理解を広める缶バッジを作った。4日に開催される清水エスパルス戦で3,000個を無料配布する(中国、3.3)

■契約職員の契約に5年の上限を設けた広島大は、来年4月で5年を迎え、その就業規則に従うと事務職や特任教員など約140人が雇い止めとなる。広島大の労働組合は希望者の契約更新を求めている(中国、3.3)

■全国の国公私立大95校と対象にした共同通信のアンケートの結果、日本学術会議の「軍事研究はしない」と誓った軍学分離の声明について、約4割の大学が「堅持するべきだ」と回答したことが分かった。広島大など31校は「無回答」だった(中国、3.5)

■4日、広島大病院はエディオンスタジアム広島で行われる清水エスパルス戦の試合開始前に、てんかんへの理解を広げるため啓発活動を行った(中国、3.5)

■シニア世代が行うべき将来への備えを学ぶ「スミセイさわやか介護セミナー」において、広島大大学院医歯薬保健学研究院応用生命科学部門放射線腫瘍学の永田靖教授は、がんに関する最新情報と高精度放射線治療について解説した(中国、3.5)

■【病院の実力 災害拠点病院について】広島大病院では、BCP(非常事態に必要最低限の診療体制を迅速に復旧し、継続するための方針計画)を検討中。津波や河川氾濫の浸水想定域への立地、広域避難訓練の実施、ヘリコプター発着場所については該当有り、上階への設備設置は行われていない(読売、3.5)

■4日、広島大の卒業生でつくる東広島市役所広大会は同市の芸術文化ホールくららで「醸華町交流会」を開いた。同窓会や現役生の関係を深めること、広島大の産学官連携を強め広大生の地元就職を増やす目的で企画した(中国、3.7)

■4日、旧広島陸軍被服支廠の保存・活用を考える懇談会が広島平和記念資料館で開催された。広島大名誉教授の杉本俊多さんは、被爆建造物と都市広島の将来像と題して講演を行った(読売、3.7)

■胃がんの転移や生存率の低下を引き起こすタンパク質の1つを、広島大大学院医歯薬保健学研究員の安井弥教授(分子病理学)たちが突き止めた。8日から開幕する日本胃癌学会総会で発表する(中国、3.8)

■広島赤十字・原爆病院血液内科の麻奥英毅部長(広島大卒)が、白血球、悪性リンパ腫とともに「三大血液がん」と呼ばれる多発性骨髄腫について、病気の特徴や治療法について話した(中国、3.8)

■升島努(ますじま・つとむ=広島大名誉教授、分析化学)3月3日、死去。68歳(中国、3.8)

■原爆で全焼した広島大学旧理学部1号館で、焼け残った研究室の防火装置の仕組みを説明した手記や写真などが、広島平和記念資料館に提供される。原爆が投下された当時、広島文理科大(現広島大)の学生だった橋本初次郎さんが当時の様子を語った(朝日、3.8)

■7日、広島大東広島キャンパスにおいて一般入試(前期日程)の合格発表が行われた(中国、朝日、3.8プレスネット、3.18)

■4月5日、広島大サタケメモリアルホールにおいて、2001年にノーベル生理学・医学賞を受賞した英国フランシス・クリック研究所長のポールナース博士の講演会が行われる(中国、3.9)

■12日、広島市内を中心に活動する社会人バントの「元祖平成吹奏楽団」が広島文化学園HBGホールにおいて第25回定期演奏会「春の演奏会」を開催する。同団は、1991年に広島大吹奏楽団のOBたちが中心となり結成された(中国、3.9)

■学生によるビジネスプランコンテスト「第13回キャンパスベンチャーグランプリ全国大会」が16日から開かれ、広島大学大学院の北村拓也さんが「小中学生対象のプログラミングスクール Tech Chance!」を発表する(日刊工業、3.9)

■【論点】広島大学名誉教授の井内康輝氏(病理学、元医学部長)が、基礎医学に進む医学生が近年著しく減少している状況に警鐘を鳴らし、基礎医学を志す学生への支援の必要性を訴えた(読売、3.9)

■【想】広島大名誉教授の佐藤清隆さんは、古代の中南米と同じように自分の手でカカオを摩砕してチョコレートを楽しむ方法を模索し、石臼を使っ装置(ショコラミル)を製作した。カカオ豆を変えたりナッツを入れるなど、甘さや風味をカスタマイズできるため、広島発の石臼チョコづくりが世界に広がってほしいと話した(中国セレクト、3.9)

■8日、三井物産が広島大の二川浩樹教授が開発した口内の悪玉菌を退治して虫歯や乳酸菌を予防できる乳酸菌「L8020」のライセンスビジネスに乗り出すことが分かった。第1弾は、UHA味覚糖から「L8020」入りのヨーグルト風味タブレットが販売される(産経、3.9)

■広島大の相田美砂子理事・副学長が、国際純正・応用科学連合(IUPAC)の今年の女性化学者国際賞に選ばれた。日本人では4人目。理論科学分野でコンピュータシュミレーションを用いた基礎研究を積み重ねてきた他、女性研究者のオピニオンリーダーとして男女共同参画の推進に貢献した(中国、3.9、朝日、3.18)

■比治山公園にある放射線影響研究所(放影研)の建物は築67年と老朽化が進んでいるが、移転議論は進んでいない。1986年に広島市は東千田の広島大工学部跡地を移転先として取得し、放影研も新施設の計画を一旦まとめたが、米国側が財政難を理由に難色を示し議論は凍結状態となった(中国、3.10)

■9日、中国新聞社は東千田の広島大本部跡地に4月1日に開校する、デジタル系のクリエイター養成スクール「中国新聞情報文化センターデジタルハリウッドSTUDIO広島」の内覧会を開いた(中国、3.10)

■21日、広島大は東広島キャンパス中央図書館において「大学と企業との連携に際して留意すべきこと」と題したセミナーを開催する。産学連携の際に問題になりがちは秘密保持など注意点を説明する(中国、3.10)

■2017年度、広島県教委は2020年の東京五輪・パラリンピックを見据え、五輪の意義などを学ぶ体育のモデル授業の開発に取り組む。県内の小中高と特別支援学校から30校程度を推進校として選定し、広島大や早稲田大など県内外の大学と連携して授業研究などを進める(中国、3.10)

■広島大大学院の岡河貢准教授(建築設計学)は、尾道市役所本庁舎の建て替えを巡り、防災拠点としての建築構造の安全性について市に情報公開を求めている。知人の建築防災学者たちと資料を検討する意向を示した(中国、3.10)

■県内の水害被害や復旧の経緯を刻んだ石碑計38基を広島大のグループが冊子にまとめた。冊子は広島大総合博物館のホームページにおいて閲覧できる(中国、3.10)

■10日、広島大総合博物館でミュージアムコンサートが行われる。同大大学院教育学研究科で音楽を専攻する学生たち「うたっちゃおーず」がオペラなどの音楽を披露する(朝日、3.10)

■11日、広島大東広島キャンパスにおいて春のウォーキングツアーが開催される。学生ガイドによる同大の歴史や特色の紹介、総合博物館の見学、ミニ講義が体験できる(読売、3.10)

■18日、広島大東広島キャンパス教育学部において広島大総合博物館公開講演会が行われる。同大大学院の浅野敏久教授が「ラムサール条約湿地のワイズユース」と題して講演を行う(朝日、3.10、プレスネット、3.18)

■広島大大学院文学研究科博士課程後期3年の中村泰朗さんが、江戸後期の図面や実際に使われていたとみられる建具などを参考に、三原城の本丸御殿広間の復元図を制作した(中国、3.11)

■12日から国公立大の2次試験の後期日程が始まる。広島大は募集人員303人に対し2,668人が志願しており、倍率は8.8となっている(中国、3.11)

■市民グループ「被爆体験を継承する会」の共同代表を務めている甲斐晶子さんの父親で広島大名誉教授の小島丈児さんは、原爆投下の翌日広島へ行き被爆したが、生前被爆時のことを話すことはあまりなかった。広島には多くの被爆者がいるが体験を語ってくれるのは一握りだと感じるため、被爆体験の伝承とともに被爆者の体験証言を聞く機会を開き幅広い参加を求めている(毎日、3.11)

■15日、広島県緑化センター学習室においてコケの観察会が行われる。講師を広島大名誉教授の関太郎さんが務める(中国セレクト、3.11)

■広島東洋カープの赤松真人選手が胃がんを公表したのを受け、若い世代でも関心が高まっている。広島大病院消化器・内科の伊藤公訓准教授は、30代の胃がんは、中高生のうちにピロリ菌を除菌しておけばかなり予防できると強調した(中国、3.12)

■12日、国公立大2次試験の後期日程が始まった。広島大は薬学部を除く10学部で計1,016人が受験した(中国、読売、3.13)

■13日、広島大大学院医歯薬保健学研究院の小久保博樹講師(発生遺伝学)らの研究グループが、心臓の拍動をつかさどる特殊な心筋細胞の増殖に関わる遺伝子を特定したと英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版で発表した(中国、3.14)

■今月、広島大大学院医歯薬保健学研究院の田中順子教授(疫学・疫病制御学)らは、B型肝炎ウイルスの母子感染の実態をつかむ調査をカンボジアで始めた。ウイルス性肝炎の2030年までの撲滅を目指す世界保健機関(WHO)と同国保健省と共同研究を行う(中国、3.15)

■広島県北広島町立「芸北 高原の自然館」の主任学芸員の白川勝信さん(広島大大学院国際協力研究科修了)は、先月、野外教育の指導者をたたえる第1回ジャパンアウトドアリーダーズアワードで大賞に選ばれた。裏山の広葉樹を地域通貨で買い取り、加工販売する仕組みづくりなどで地元で支えている(中国、3.15)

■15日、広島大大学院の朝倉淳教授が会長を務める県NIE推進協議会は、第14回県NIE教育奨励賞の受賞者・団体を発表した。広島大学付属三原小学校の4人が奨励賞を受賞した(朝日、毎日、3.16、産経、3.23)

■15日、広島大病院は病的肥満症の患者の胃の大半を切除して食事量を減らす治療が、同病院において健康保険を適用してできるようになったと発表した。中国四国地方において初めての適用となる(中国、3.16、読売、3.28)

■16日、広島大付属東雲中の生徒がインターネットのテレビ電話システムを使い、米国やインドネシアの姉妹校3校と交流した。大型スクリーンを4分割して4校同時にやりとりを行った(中国、3.17)

■16日、三原市議会は教育委員長と教育長を統合する新教育長に、県教委西部教育事務所長の梶山幸範氏(広島大理学部卒)を充てる任命案に同意した(中国、3.17)

■【天風録】テクノポリスと言えば、広島大を柱に産学官が組んでいる東広島市を思い浮かべる人が多い。山口市にある国史跡の周防鋳銭司跡は、地元では「古代テクノポリス」と呼ばれている。平安時代には貨幣造りを一手に担った。なぜこの地で最先端技術が生まれたのか、今夏再開される半世紀ぶりの発掘調査が待ち遠しい(中国、3.17)

■17日、広島大と西京銀行は包括連携協定を結んだ。広島大が保有する技術シーズを西京銀行の取引先企業に利用したり、学生の教育や地域人材育成で協力する(日経、3.18)

■17日、広島大は付属中高の校長に大学院教育学研究科の竹村信治教授(国文学)、付属小の校長に同科の深沢広明教授(教育方法学)、付属幼稚園の園長に同科の菅村亨教授(日本美術史)を再任した。また、付属東雲小中の校長に同科の山崎敬人教授(理科教育学)を新たに選んだ(中国、3.18)

■【広島大人事】広島大付属東雲小・中学校校長 教育学研究科教授山崎敬人=新任(読売、3.18)

■25日、広島大霞キャンパス医学部第2講義室において、妊娠を考える女性と家族のためのセミナーが開催される(朝日、3.18)

■広島大病院スポーツ医科学センターの理学療法士の平田和彦さんが効果的な筋トレ方法を紹介した。運動頻度や食事などを適正に管理しないとパワーアップにつながらない、年齢や体力に応じたマイペースでの筋トレを勧めた(中国、3.18)

■17日、東広島市の大学生から募った地域課題に関する懸賞論文の入賞作5点が決まり、同市役所において表彰式が行われた。表彰式には、最優秀賞を受賞した近畿大工学部4年の守本怜矢さんのほか、優秀賞と佳作となった広島大の学生4人も出席した(中国、3.18)

■4月1日、広島大サタケメモリアルホールにおいて、東広島ユネスコ協会の40周年記念事業として小泉純一郎元首相の講演会が行われる(プレスネット、3.18)

■絵本を読むことが子どもの成長にどのように影響するのか、絵本作家の朝川照雄さんと広島大大学院教育学研究科の難波博孝教授が対談した。絵本の魅力や選び方、読み聞かせのこつについて話した(プレスネット、3.18)

■25日、サンクリニックにおいて第6回糖尿病教室「広島大学名誉教授の土肥雪彦さんとの交流会-自分でできる心と体の健康」が行われる(プレスネット、3.18)

■農研機構と広島大大学院総合科学研究科のヴィレヌーブ真澄美准教授は、グルテン不使用で100%米粉パンの製造技術を共同開発した。基本原料だけでよく膨らむ100%米粉パンを製造する技術は世界初(プレスネット、3.18)

■17日、広島大は12日に実施した理学部物理学科の一般入試後期日程の「総合問題」で出題ミスがあったと発表した。該当の問題について、受験者66人を全員正解にした(中国、朝日、読売、3.18)

■18日、医学や科学の視点を取り入れたスポーツの練習法を考える「オール広島スポーツサミット」が開催された。広島大病院スポーツ医科学センターなどが主催し、約70人が参加した。指導者として広島東洋カープ前監督の野村謙二郎さんが登壇し、指導者は成功体験ではなく科学的な視点からの指導が大切だと話した(中国、3.19)

■【私の学び】広島大名誉教授の古瀬清秀さんは小学5年のときに裏山で1500年ほど前の鉄の刀を掘り出して以来「考古ボーイ」となった。考古学は物を手掛かりに文字のない時代の先人の生きざまに迫っていく学問であり、自身が魅了されてきたように次代の考古ボーイ・考古ガールが現れてほしいと話した(中国、3.20)

■小学校の放課後の勉強や活動を支援する大学生ボランティア「ワクワク学び隊」の活動が広島県内で広がっている。2016年度は広島大など16大学581人が参加した。子どもたちにとっては新たな体験ができ、教員を目指す学生にとっては現場を学ぶ貴重な機会となっている(中国、3.20)

■広島大大学院先端物質化学研究科の廣田隆一助教と黒田章夫教授らは、遺伝子を組み替えた微生物が誤って実験室の外へ漏れ出た際に、拡散を防ぐため自然界にはほとんど存在しないリン化合物「亜リン酸」と使い新技術を開発した(日刊工業、3.21)

■広島で被爆した作家や詩人を紹介し原爆文学を学ぶ講座が広島市で行われた。ふくやま文学館長を務める岩崎文人さん(広島大名誉教授)が講師を務め、峠三吉や栗原貞子らが作品に込めた思いを説明した(毎日、3.21)

■東広島市の登録制オープンスペース「ゆめもくば」は乳幼児を連れた母親の交流の場となっている。2015年12月からは小学生のための無料学習スペースも近所に開き、教員を目指す広島大の学生たちがサポート役を担っている(中国セレクト、3.22)

■広島県と広島大は、大腸の精密検査を受けた人を対象にアンケートを実施した。便潜血陽性と判定されてすぐ精密検査をした人と放置した人では、進行がんの発見率に12倍の開きがあることが分かった。広島大大学院医歯薬保健学研究院の田中順子教授(疫学・疫病制御学)は、潜血便検査を毎年受け、陽性なら速やかに精密検査をすることが自らの命を救うことになると話した(中国、3.22)

■広島大と包括連携協定を結んだ西京銀行の平岡英雄頭取は、研究機関との連携で地域に眠った技術やアイデアを生かしたいと話した(中国、3.22)

■来月2日、市民グループ「平和記念公園被爆遺構の保存を促進する会」が設立され、設立集会が行われる。昨年10月に行われた原爆資料館下の遺構見学会の報告や広島大元教授の石丸紀輿さんの案内で祈念館周辺を歩くフィールドワークも予定している(中国、3.23)

■22日、広島市の定例市議会は3月末で辞任する竹内功副市長の後任に岡村清治企画総務局長(広島大政経学部卒)を充てる選任案に同意した。また、3月末で任期満了となる尾形完治教育長の後任に糸山隆財政局長(広島大政経学部卒)を起用する選任案にも同意した(産経、3.23)

■文部科学省と科学技術機構は、大学の枠を超えた若手研究者の連携を後押しする研究ファンドを始めた。文科省の研究開発支援事業「COIプログラム」の一環として新設し、拠点領域・拠点大が感性・広島大、大阪大の「ウエアラブル脳波計による感性計測」など12件が採択された(日刊工業、3.23)

■22日、東広島市にキャンパスを置く広島大、広島国際大、近畿大工学部、エリザベト音楽大の学長と学部長が市役所で蔵田市長と懇談した。広島大の越智学長は学生が街に出ていきやすくなるように交通アクセス向上の必要性を指摘した(中国、読売、3.23)

■22日、広島修道大の卒業式が行われ、今月末で廃止する法科大学院の最後の修了生4名を送り出した。中国地方で募集を続ける法科大学院は広島大と岡山大だけとなった(中国、3.23)

■23日、広島大の卒業式が東広島運動公園体育館で行われた。11学部と大学院13研究科1銭施行の計3693人が巣立った(中国、3.24)

■24日、卒業後に広島県内で医師として勤務することを前提に、広島大医学部・岡山大医学部・自治医科大に進学する計23人の激励会が県庁で行われた(中国、3.25)

■24日、 学校法人比治山大は3月末で退任する間所了理事長の後任に常務監事の岡本茂信氏(広島大教育学部卒)を選んだと発表した(中国、3.25)

■24日、原爆ドームの保存方法について話し合う市の技術指導委員会はドームの鋼材を被爆当初のこげ茶色に塗り替えることを決めた。副委員長を務める広島大大学院の三浦正幸教授(建築史)は、平成元年に塗り替えたとき市民から色に関して批判があった、今回は科学的に色を割り出して塗り替えるため限りなく被爆当初の色に近くなると思うと話した(産経、3.25)

■東広島市の広報型インターンシップ事業「地域マイスター留学」に参加した広島大の大学生2人と大学院生1人が同大で成果を報告した。学生たちは3ヶ月から半年間、地元企業で働きながら業務の魅力を学び、その後広報役として学んだことをインターネットを通して発信した(プレスネット、3.25)

■25日、広島大東千田キャンパスにおいて第76回広島大講演会が行われる。原高松高裁長官で同大OBの小久保孝雄さんが講師を務める(プレスネット、3.25)

■10日、広島大総合博物館でミュージアムコンサートが行われた。同大大学院教育学研究科音楽文化教育学の大学院生グループ「うたっちゃおーず」が約30人の来館者の前で歌声を披露した(プレスネット、3.25)

■24日、広島大は2018年4月に「情報科学部」(定員80人)を新設すると発表した。また、同時期に総合科学部に「国際共創学科」(定員40人)を新設する。学部の新設は12年ぶりで、グローバル化が急速に進む中、多様な情報を分析する能力や国際感覚を備えた人材を育成する(中国、朝日、読売、日経、3.25)

■広島大研究員の嘉陽礼文さんは、広島大に入学した2002年から原爆ドームのそばを流れる元安川から原爆瓦や原爆ドームの破片を拾い集めている。1人で始めた活動だったが、今では大学の支援も受け、ヒロシマの惨状を伝える資料として海外に破片を発送するなど、活動の広がりを見せている(中国、3.27)

■2009年度に広島県と広島大が始めた医学部ふるさと枠の第1期生5人が4月から県内の医療現場に配属される。27日、県庁において壮行会が行われた(中国、3.28)

■25日、広島大の「ひろしまアントレプレナーシッププログラム」の受講生のコンペが行われた。酵母を使った保湿性の高い化粧品原料を提案して個人の部門で1位になった同大大学院生物圏科学研究科の傅田寛人さんは、同プログラムについてニーズを把握する大切さとビジネスの視点を学ぶことができたと話した(中国、3.28)

■広島大総合博物館には、被爆直後の広島大で広島文理科大の助教授ら集めた岩石類約100点などが保管されている。収集時期や場所が特定できている資料は貴重で、同博物館は今後、積極的な公開や貸出を検討している(朝日、3.29)

■山口大の古川澄明名誉教授と広島大の岩城富士大客員准教授は、日欧の自動車メーカーの電動化の最新動向について広島市内で発表した(日経、3.29)

■29日、広島大は米半導体大手のマイクロン・テクノロジーが設立した財団から購入費の寄附を受け、高校生が研究に使う微小重力装置を披露した。同大は理数分野での活躍が期待される高校生を育成するグローバルサイエンスキャンパス事業に取り組んでいる(中国、3.30)

■広島大原爆放射線医学研究所の准教授2人が実験室から機器を撤去されるなどの嫌がらせを受けたとして、広島大や教授らに計約1400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が広島地裁であり、29日、末永雅之裁判長は請求を棄却した(中国、読売、3.30)

■30日、英教育誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」を運営するIESグローバルはベネッセと共同で日本の大学教育ランキングを発表した。中国地方では、広島大12位が最高だった(中国、日刊工業、3.31)

■31日、広島原爆被爆者援護事業団理事長で原爆養護ホーム「倉掛のぞみ園」の園長と務めている鎌田七男さんが退任する。鎌田さんは血液内科学を専門とし、97~99年に広島大放射能医学研究所所長を務めた。2001年に理事長・延長に就任して以来、高齢化が進む被爆者の医療・介護の充実に努めてきた(中国、3.31)


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