平成29年8月

■【生きて(5)】医師で広島大名誉教授の鎌田七男さんは、広島大医学進学課程の1期生として入学し、勉強やヨット部の練習に打ち込んだ。ヨット部の先輩の誘いを受け、1962年4月1日に開設される原爆放射能医学研究所の被爆内科に入局した(中国、8.1)

■広島大は県などと連携し、人工知能(AI)を活用して数万人分の健康診断結果など医療のビッグデータを解析し、県民が病気になるリスクの予測や最適な保健指導法を検討するシステムの研究・開発を行う。7月31日、広島大の木原康樹副学長や森山美知子教授が広島市内で会見を行った(中国、日経、8.1、読売、8.29)

■広島大大学院の山本卓教授がゲノム編集について解説した。産業利用や応用研究で日本は諸外国に後れをとっているため、食品への安全性の確保やゲノム編集という技術への正しい理解が社会に広まることが欠かせないと話した(中国、8.2)

■【生きて(6)】医師で広島大名誉教授の鎌田七男さんは、広島大原爆放射能医学研究所入局後、同期の岡田浩佑先生と被爆者にも一般の白血病患者と同じ染色体異常「フィラデルフィア染色体」が存在することを明らかにした(中国、8.2)

■読売新聞社は、被爆72年を前に広島大平和科学研究センターと共同で被爆者意識調査を行った。今年、家族や周囲に被爆体験を伝えようと考えていると答えた人が複数いた(読売、8.2)

■4、5日、東広島市において、雨水がもたらす恵みや土砂災害について考える「雨水ネットワーク全国大会」が行われる。4日、広島大の教授4人が講演し、5日、広島大名誉教授の福岡義隆さん(気象学)が「雨水パワーによるまちおこし」と題して基調講演を行う(中国、8.2)

■1日、国立の教員養成系大学などの改革を検討している文部科学省の有識者会議は、大学・学部の統合・再編を求める報告書を示した。各大学に2021年度までに見直しの計画策定を求める。国立の教員養成系大学は、総合大学が広島大など33校、単科大学は11校ある(読売、8.2)

■広島大研究員の嘉陽礼文さんは、15年にわたり元安川で遺物を集め続け、これまでに収集した遺物は1,000点を超える(日経、8.3)

■【生きて(7)】医師で広島大名誉教授の鎌田七男さんは、1967年にカリフォルニア大へ留学した。被爆者の集団検診による貴重なデータを積みあげて広島に根差す研究に挑む契機になったと話した(中国、8.3)

■【想】広島大の小宮山道夫准教授は、留学生に日本の歴史文化を教えている。彼らが日本にどのような印象や関心を持って帰国するのか関心があり、事実に基づいた知識を教え、心の交流に根差した広島ならではの経験ができるよう尽力したいと話した(中国セレクト、8.3)

■広島大の越智光夫学長と国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソンさんが対談を行った(中国、8.3、日経、8.8)

■2日、被爆体験や戦争の記憶の継承をテーマにしたシンポジウムが広島大東千田キャンパスで開催された。広島大平和科学研究センターの川野徳幸センター長は体験を継承するには、恨みや核なき世界への願いなど、複雑な感情を全て伝えていかなければならないと話した(中国、8.3、読売、8.9)

■広島大の渡辺敦光名誉教授(実験病理学)たちのグループが、みそに脳卒中を予防する効果があることを突き止めた。みそと脳卒中の関連を実証した研究は初めてのこと(中国、8.4)

■中国地方の企業が大学3年生を対象にしたインターンシップを強化している。経団連の加盟企業は「採用に直結しない」としているが、広島大の法学部3年の男子学生は、この案内を真面目に受け止めて参加せず、差がついてしまうことがあるなら納得できないと戸惑いを見せた(中国、8.4)

■【生きて(8)】医師で広島大名誉教授の鎌田七男さんは、1972年から被爆者一人一人の身体や生活について調査する「原医研プロジェクト」に参加し、爆心地から500メートル以内で奇跡的に助かった78人の存在を明らかにした(中国、8.4)

■4日から10月19日まで、爆心地から500m以内で被爆し奇跡的に生存した近距離被爆者を45年にわたって追跡調査した資料が、広島大医学資料館で特別展「爆心地から生きる」として展示される。同大原爆放射線医学研究所元所長の鎌田七男名誉教授が寄贈した健康状況に関する調査票、音声テープなど多様な資料を初公開する(中国、読売、毎日、8.4、朝日、8.14、読売、8.16)

■原爆による壊滅直後に病理解剖された原爆犠牲者19例の剖検記録を、現広島大大学院医歯薬保健学研究科分子病理学研究室で保管していることが分かった。同大大学院医歯薬保健学研究科の安井弥教授は、歴史的な資料が広島大にあることを広く伝えたいと話した(中国、8.5)

■【生きて(9)】医師で広島大名誉教授の鎌田七男さんは、研究に応じてくれた被爆者に対する思いから、自費や休みを充てて被爆者の追跡を続け、臨終にも立ち会ってきた(中国、8.5)

■東京外大の篠田英明教授(元広島大平和科学研究センター准教授)が、新著「ほんとうの憲法」(ちくま新書)を刊行した(中国、8.5)

■医療法人ハンスの長井敏弘理事長(広島大工学部と医学部卒)は、薬を使わないうつ病治療で注目を集めている(中国セレクト、8.5)

■広島大原爆放射線医科学研究所付属被ばく資料調査解析部の久保田明子助教(アーカイブズ学)は、被爆直後に病理解剖された原爆犠牲者の記録が作られていたことを突き止めた。また、広島大の鎌田七男名誉教授の被爆者の調査記録の展示も担当した(中国、8.6)

■5日、エジプトの首都カイロ近郊ギザの日本人学校で、広島大主催の原爆追悼式が行われた。カイロ大やエジプト日本科学技術大学の学生や職員らが参列し、世界平和を祈念した(中国、8.6)

■安芸高田市の住宅団地で、広島大で建築を学ぶ学生の設計による一戸建て住宅建設プロジェクトが進んでいる。同大大学院の門倉英明准教授(建築計画学)で学ぶ大学生・院生の10人が同市の塩田工務店の塩田崇社長から依頼され、学習の一環として引き受けた(中国、8.6)

■【病院の実力】読売新聞社が調査した2016年の主な医療機関の食道がん手術実績が公表された。広島大病院では手術46件(うち胸腔鏡手術20件)、内視鏡治療105件(うち非切除で化学療法や放射線治療を行った患者63人)だった(読売、8.6)

■5日、放射線影響研究所で施設を一般公開する「オープンハウス」が始まった。公開に協力した広島大原爆放射線医科学研究所付属被ばく資料調査解析部の久保田明子助教による解説が6日午前11時と午後3時に行われる(毎日、8.6)

■6日、広島市中区東千田町で広島大原爆死没者追悼式が行われ、遺族と大学関係者約100人が追悼碑に花と水を捧げた(中国、8.7)

■6日、広島市中区国泰寺町で広島女子高等師範学校付属山中高等女学校・県立広島第二高等女学校合同原爆慰霊祭が行われ、遺族たち約100人、山中高女の流れをくむ広島大付属福山高の生徒3人が参列した(中国、8.7)

■【核なき世界への鍵】平和祈念式典などの参加者の意見が紹介された。広島大3年の山田菜央さんは、核なき世界に向け自分ができることは、小さないさかいも攻撃的に考えず平和的に解決することだと思うと話した(中国、8.7)

■【生きて(10)】医師で広島大名誉教授の鎌田七男さんは、原爆被害者の集団検診から得られた結果から慢性白血病は6~7年かけて発症することなどを突き止めた。一連の所見は世界的な「ウイントロープ臨床血液学」という教科書にも掲載された(中国、8.8)

■広島大は、平和記念式典に参列した国連の中満泉軍縮担当上級代表(事務次長)の講演会を東千田キャンパスで開催した(読売、8.8、朝日、8.9)

■8日、文部科学省はセルビアで開かれた第14回国際地理オリンピックで、筑波大付属駒場高の生徒が銀メダル、広島大付属福山高の生徒が銅メダルを獲得したと発表した(中国、朝日、読売、8.9)

■17日、広島大病院臨床管理棟において広島大病院患者サロンが開催される。同病院の管理栄養士が、がん療養中の食事の工夫と栄養の取り方について話す(中国、8.9)

■広島大病院栄養管理部副部長の岡壽子さんが熱中症対策について解説した。砂糖・クエン酸を混ぜた赤しそジュースの作り方を紹介し、食事と上手に併用してほしいと語った(中国、8.9)

■【生きて(11)】医師で広島大名誉教授の鎌田七男さんは、 1991年の発足時から広島県内の医療機関でつくる放射線被曝医療国際協力推進協議会の活動を続けている。広島の経験や学問的な蓄積を国内外の人々に提供することが務めだと考えている(中国、8.9)

■広島大本部跡地の被爆建物である旧理学部1号館の保存・活用を巡る動きが止まっている。本年度早々に検討会を設置する計画だったが、メンバー人選中などとして進展がみられない(中国、8.10)

■【生きて(12)】医師で広島大名誉教授の鎌田七男さんは、全国被爆教職員の会会長の石田明さんからの打診で、原爆養護ホーム3園を運営する広島原爆被爆者援護事業団の理事長や倉掛のぞみ園の園長に就任した(中国、8.10)

■【新役員】三菱UFJ信託銀行◆執行役員京都支店長、鍋岡正俊氏(広島大法卒)(日刊工業、8.10)

■10日、広島大大学院理学研究科の高橋弘充助教(宇宙物理学)たちの研究グループが特殊なエックス線検出器を使って「かに星雲」を観測し、世界で初めて星雲が発する硬エックス線が持つ偏光情報の検出に成功したと発表した。今後、ブラックホールの構造解明につながると期待される(中国、8.11)

■ユネスコが提唱する「持続可能な開発のための教育」(ESD)の研修会が広島大で行われ、小中高の教員や学生など約200人が参加した(中国、8.11)

■10日、第58回広島県吹奏楽コンクールが広島市で行われ、大学部門の広島大と広島修道大はどちらも金賞を受賞し、中国大会への出場を決めた(中国、8.11)

■【生きて(13)】医師で広島大名誉教授の鎌田七男さんは、広島大退職後、原爆に対する理解が一般にはきちんと知られていないことを痛感し、被爆の実相を理解してもらうために「広島のおばあちゃん」を刊行した(中国、8.11)

■広島大の留学生やベトナム人技能実習生の増加が影響し、東広島市に住む外国人が過去最多を更新し、6,000人台に迫っている(中国、8.11)

■【生きて(14)】医師で広島大名誉教授の鎌田七男さんが、今も入市被爆や内部被曝の問題は見過ごされている、放射線の影響は未解明であるため実態に真摯に向き合わなければならないと話した(中国、8.12)

■27日、広島大マンドリンクラブが創部55周年を迎え、創部メンバーなど卒業生が東区民文化センターで記念演奏会を開く(中国、8.13)

■広島大大学院の有元伸子教授は、田山花袋の『蒲団』の女学生モデルとして知られ、自身も大正期の作家である岡田美知代について研究を行っている。彼女自身や作品について、ホームページ「広島の女性作家 岡田(永代)美知代」で公開している(中国セレクト、8.13)

■12日から9月3日まで、広島市東区の牛田公民館で、広島大霞キャンパスなどから出土した戦時中の食器などを展示する企画展「掘り出された広島の戦争遺跡」が開催される(中国、8.13、読売、8.14)

■グランドプリンスホテル広島と広島大のイベントサークル「おにラビ」がコラボし、同ホテル内で体感型謎解きイベントを開いている(中国、8.14)

■広島大病院は大崎上島町でドローンを使って血液を運ぶ研究を進めている。福祉施設や往診先で採取した血液を小型無人機ドローンで医療機関に運び、検査時間の短縮や医療過疎地域の負担軽減につなげる(毎日、8.14)

■広島県や広島大など10機関でつくる放射線被曝医療国際協力推進協議会(HICARE)は、国際原子力機関(IAEA)の協働センターの指定が2021年4月6日まで更新されたと発表した(中国、8.15)

■古川義弘(ふるかわ・よしひろ=広島大名誉教授、化学)13日、死去。72歳(中国、読売、8.15)

■【生きて(15)】医師で広島大名誉教授の鎌田七男さんは、 広島の地だからできること、しなければならないことを考え、暮らしの中から平和を訴える声を上げることは個人でもできると話した(中国、8.15)

■この1年間に出版された原爆や平和に関する書籍などが紹介された。広島大の田村和之名誉教授は「在外被爆者裁判」(信山社)を出版した。長年、裁判を支援し、40年を超える訴訟の歩みをまとめた(中国、8.16)

■9月2日まで、広島大総合博物館で、けん玉の種類や歴史を紹介する「KENDAMA展」が開催されている(中国、8.16、産経、8.28)

■21日まで、尾道市の「純Gallery」で広島大教育学部造形芸術コースを昨春卒業した9人が、現在の立ち位置や思いを表現したグループ展を行う(中国、8.17)

■16日、広島県は広島大大学院の七木田敦教授が会長を務める「県子ども・子育て審議会」を県庁で開き、結婚、妊娠、出産、仕事と子育ての両立などの支援策を盛り込んだ「ひろしまファミリー夢プラン」の実施状況を説明した(中国、8.17)

■エジプト政府などは、エジプト日本科学技術大学(E-JUST)に2学部を設置すると発表した。核問題などを学ぶ「平和学」を教育課程に導入する。国際協力機構(JICA)が協力し、広島大など日本の7大学が教員を派遣して支援する(産経、8.17)

■広島大ハラスメント相談室の横山美栄子教授と北仲千里准教授が「アカデミック・ハラスメントの解決 大学の常識を問い直す」(寿郎社)を刊行した。学問分野毎のアカハラの基準づくりや閉鎖的な研究評価の見直しなど提案している(中国、8.20)

■19日、高校生平和大使の広島県代表である広島大付属高の生徒ら3人が、核兵器廃絶を求める署名をスイス・ジュネーブの国連欧州本部に届けるため、広島を出発した(毎日、8.20)

■【キャンパスリポーター発】広島大の中央図書館で「第12回原爆と戦争展」が行われた。被爆体験に学ぶ会も行われ、学生や職員11人が参加し、熱心に耳を傾けた(記事:広島大1年・菅野計馬)(中国、8.21)

■20日、中国五県珠算選手権大会が廿日市市のホテルで行われた。高校一般の部・個人総合で広島大の榊歩夢さんが優勝した(中国、8,21)

■22日、19日より開催されていた日本生物学オリンピックの表彰式が広島大で行われた。県内から出場していた2人のうち、広島大付属福山高3年の生徒が特別賞「実験試験優秀解答賞」を受賞した(中国、8.23)

■今月末で、広島県が試験運用している「性被害ワンストップセンターひろしま」が1年を迎えた。運営を委託されているNPO法人の代表理事を務めてる広島大ハラスメント相談室の北仲千里准教授は、支援を一つ一つ積み上げることで、性暴力の被害者が泣き寝入りしない社会を目指すと話した(中国、8.23)

■22日、島根大は他大学の女子大学院生にセクハラをしたとして50代の男性准教授を停職5か月の懲戒処分にしたと発表した。広島大ハラスメント相談室の横山美栄子教授(社会学)は、再発防止に向け、所属や経緯などをできる限り公表する必要があると話した(中国、8.23)

■21日、核兵器廃絶を世界に訴える日本の高校生平和大使22人はジュネーブ軍縮会議日本政府代表部主催のレセプションに参加した。広島大付属高の生徒ら3人が各国外交官ら招待客約60人を前にスピーチを行った(産経、8.23)

■7月30日、ホテルグランヴィア広島において、広島大付属東雲小学校(昭和30年)と中学校(昭和33年)卒業生の合同クラス会が行われた(中国セレクト、8.23)

■【広島大学の若手研究者に聞く】広島大学グローバルキャリアデザインセンター特別研究員の近藤裕介さんが、クラゲ類と共生生物の関係について話した(プレスネット、8.24)

■伊藤明弘(いとう・あきひろ=広島大名誉教授、病理学)22日、死去。79歳(中国、読売、毎日、産経、8.24)

■24日、広島県内の中山間地域で医師として勤務することを前提に広島大学医学部「ふるさと枠」などに入学した学生の報告会が行われた。地域医療の現場を見学する1泊2日のセミナーで学んだことを発表しあった(中国、8.25)

■原爆養護ホーム「舟入むつみ園」に入所する被爆者10人が「平成の原爆焼」を展示する際に使う看板を製作した。2015年に広島大原爆瓦発送之会が元安川からレンガなどを引き揚げた際に、下敷きとして使用した杉を使用した(読売、8.25)

■広島大文学部のオープンキャンパスで、芥川賞作家の小山田浩子さん(広島大卒)が講演した。文学に関心を寄せる高校生たち約150人を前に広島で執筆する思いを語った(中国、8.25)

■25日、広島大は2018年4月に新設する情報科学部と総合科学部に新設する国際共創学科が文部科学省の設置認可を受けたと発表した。越智学長はグローバル化と高度情報化が進む現代社会の問題にチャレンジする人材を育成したいと話した(中国、8.26)

■国立大学附属校がエリート校化し、公立校の教育に貢献する役割を果たしていないという批判から入学者の選抜方法を見直す動きが起こっている。広島大付属福山高の今春の東大、京大合格者数はそれぞれ19人と14人、広島大付属高の今春の京大合格者数は10人だった(読売、8.27)

■18日、広島大の日本酒サークルが西条地区の7蔵を含む9蔵の地酒を銘柄を隠して並べ、味や香りを確かめて上位を選ぶイベントを開催した。SNSで学生や社会人を呼び込み、若い日本酒ファンを増やそうとしている(中国、8.27)

■26日、東広島市で暮らす外国人と地元住民が親子同士で交流する会が開催された。ルワンダ出身で広島大に留学中のンババジ・ムホザさんは、子育ての情報を聞けて少し不安が和らいだと話した(中国、7.27)

■26日、第58回全日本吹奏楽コンクール中国大会が松江市で行われ、 大学の部で広島大吹奏楽団が金賞を受賞した(朝日、8.27)

■26日、第34回中国ユース音楽コンクール・ピアノ部門が広島市で行われた。【小学1・2年部:優秀賞】広島大付三原小の生徒、【小学3・4年部:奨励賞】広島大付三原小の生徒、【小学5・6年部:最優秀賞】広島大付小の生徒(中国、8.27)

■26日、核兵器廃絶を国際社会に訴えるため、スイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れた日本の高校生平和大使22人が長崎市内のホテルで帰国報告会を開いた。広島大付属高2年の生徒は、被爆者の思いを発信できたと思うと話した(中国、8.27)

■27日、第64回中四国学生剣道優勝大会と第44回中四国女子学生剣道優勝大会が岡山市で開催された。広島大は女子が1位、男子が5位でともに全国大会の出場権を得た(毎日、8.28)

■元国連大使で広島大学長特命補佐の大島賢三さんが自身の被爆体験や7月に国連で採択された核兵器禁止条約について語った(読売、8.28)

■9月3日まで、東広島市西条地区の酒蔵通りで、広島大など地元4大学の学生によるアートイベント「ART in 酒蔵」が開かれている。賀茂鶴酒造や賀茂泉酒造などの酒蔵などを会場に学生約50人が制作した70余りの作品を展示している(朝日、8.28)

■広島大大学院先端物質化学研究科の黒田章夫教授(生物工学)が、環境大臣賞を受賞した。健康被害が問題となっているアスベストを迅速に検出する装置を企業と共同で開発した(中国、8.29)

■28日、核兵器廃絶を国際社会に訴えるためスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れた 高校生平和大使の県代表の3人が広島市役所で帰国報告会を行った。広島大付属高の生徒は、広島の思いを伝える使命を達成できたと話した(中国、読売、毎日、8.29)

■【人間発見(2)】村上農園の村上清貴社長は、広島大総合科学部に入学後、自身の母親といとこの村上農園の先代の下に下宿し、大学が休みになるとカイワレ栽培などを手伝った(日経、8.29)

■広島大オフィシャルグッズの日用品シリーズが人気を集めている。日常生活で使えるマグカップやTシャツなど全6種類が販売されている。越智学長は、広島大を身近に感じるツールとして役立ててほしいと話した(朝日、8.30)

■29日、県内の作家が二紀展に出品する予定の絵画を集めた「広島二紀展」が東広島市立美術館で始まった。二紀会理事で広島大名誉教授の難波平人さんは、二紀展の出展に向け、会員同士が励まし合ったりする貴重な場にもなると話した(中国、8.30)

■【中国新聞LEADERS倶楽部】広島大大学院総合科学研究科長の岩永誠教授が、2018年4月に新設される新学部と新学科について話した。新学部「情報科学部」では、情報処理の専門家の育成を目指し、新学科「国際共創学科」では、授業をすべて英語で行い、グローバル人材を養成する(中国、8.31)


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