令和元年8月

■広島大の河西英通特任教授が「『社共合同』の時代」(同時代社)を出版した。1948年、青森県で社会党と共産党が合同大会を開いて新党を目指した歴史的事実を手掛かりに、社会運動の東北地方全域への波及を考察した(中国、8.1)

■10日、東広島芸術文化ホールくららにおいて、広島大教育学部音楽文化系コースの学生による「サロンコンサート」が行われる(プレスネット、8.1)

■FM東広島において広島大OBの教職員らでつくる「広大マスターズ」を講師に迎えたラジオ講座「学びの時間」が放送されている。2日〜23日は、広島大名誉教授の松田正典さんが講師を務め、「伝統文化にみる現代社会の心」をテーマに話す(プレスネット、8.1)

■31日、広島大病院とレーザー電源装置開発のユニタック、広島県は脚の静脈がこぶ状に浮き出る「下肢静脈瘤」の治療を容易にする国産初のレーザー治療装置を開発した(中国、8.1、日経、8.2)

■広島大医学資料館1階ロビーにおいて、解体された被爆建物「広島アンデルセン旧館」の壁面の一部を展示する企画展が行われている。同大原爆瓦発送之会の嘉陽礼文会長が企画した(朝日、8.2)

■ワルシャワの夏を盛り上げる「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」で、広島交響楽団とシンフォニア・バルソビアの合同コンサートが行われる。ワルシャワと広島という2つの都市はナチスによる空爆や原爆という戦争被害に遭っている。大学非常勤講師のウルシュラ・スティチェックさん(91年広島大留学)は、同コンサートの音楽には戦争の悲劇を体験してない人にも想像をかきたてさせる力があると話した(中国、8.3)

■原爆投下2カ月後の1945年10月から12月にかけて、広島文理科大学(現広島大)の地質学鉱物学教室の研究者らが、被爆した石を採取・調査した。今年4月、調査に同行した故秀敬同大名誉教授の調査ノートが見つかり、5日から広島大医学部医学資料館において初公開する(朝日、8.3、読売、8.11、中国、8.12)

■7月中旬から、原爆の歴史や放射線の影響などをまとめた平和学習本「広島のおばあちゃん」が、核戦争防止国際医師会議日本支部のホームページで無料で公開される。血液内科の医師として被爆者医療の研究を続けてきた広島大名誉教授の鎌田七男さんが作成した(毎日、8.5)

■広島大は、被爆体験の継承活動に役立てるため、被爆樹木を使ったバイオリンを製作した。6日、同大東千田キャンパスで開催する平和イベントで学生が演奏を披露する(中国、8.6)

■ノーベル平和賞を受けたNGO「核兵器廃絶キャンペーン」(ICAN)と広島県が、被爆地である広島で初めてアカデミー開催している。同企画運営に携わる福岡奈織さん(広島大卒)は、2014年に外務省のユース非核特使にとして活動し、昨年末にICAN国際運営委員の川崎哲さんから声を掛けられ、運営を引き受けた(中国、8.6)

■広島大大学院教育学研究科は、優れた教育を実践する個人や団体をたたえる「ペスタロッチー教育賞」の候補者を募集している(中国、8.6)

■県内で暮らす外国人が日本生活での体験や苦労話を面白おかしく話す「国際大喜利」が、東広島市民文化センターアザレアホールで行われた。フィリピン出身で広島大留学生のロイス・ガブリエル・デレヨンさんが「バスでお年寄りに席を譲ったら『悪いねえ』と言われた。日本では良くないことなのかと思った」と話し、座布団をもらった(中国、8.6)

■広島市の被爆建物リストに登録されていない被爆建物の真宗学寮(外壁等改修済み)について、被爆後の負傷者が詰めかけた惨状を伝える手記や絵が残っている。被爆者や専門家はこれらと建物を結びつけた調査・発信を広島市に求めている。元広島大教授で広島諸事・地域再生研究所の石丸紀興代表は「被爆建物が減る中、部分保存や改修済みのものも含め総合的な目録作成・保存を目指すべき」と話した(中国、8.6)

■原爆被害を調査し核廃絶を訴えた元広島大教授の湯崎稔氏(1931〜84)について、同氏の次男で広島県知事の湯崎英彦知事が、亡き父との思い出や核廃絶への思いを買った(朝日、8.6)

■広島大の越智光夫学長と女優の戸田菜穂さんが対談を行った(日経、8.6、中国、8.9)

■広島大と常石造船は、造船技術や環境対策、人材育成など幅広い分野で協力していく包括協定を結んだ。船舶の設計や建造に関わる共同研究のほか、同社の海外拠点での学生のインターンシップなどで幅広く連携する(日経、8.7)

■6月にバチカンでローマ法王の一般謁見に参列した「高校生平和大使」の広島大附属高の生徒が、活動の継続を促す法王の言葉を胸に、原爆ドームそばで核兵器廃絶への署名活動を行った(中国、8.7)

■6日、被爆建物である広島大本部跡地の旧理学部1号館を被爆者の女性2人が訪れた。日原治子さんは当時、広島文理科大の副手(補助員)で70年以上ぶりに建物と対面した。栗原明子さんは学徒動員先の東洋工業で被爆、翌日から1週間ほど文理科大本館だった1号館前で野宿した(中国、8.7)

■【生きて(7)】元広島市立大学長の藤本黎時さんは、家計を支えたいと考え教師を目指し、授業料免除制度や奨学金を得て広島大教育学部に進学した。現代の方が豊かになったはずなのに、大学進学に大変なお金がかかることを残念に思っている(中国、8.8)

■7日、広島大附属高の2年生3人が文部科学省指定の「スーパーサイエンスハイスクール」の研究授業の一環で、1945年9月の枕崎台風で145人が死亡した江田島市江田島町切串地区を訪れ、当時の被害状況を調べた(中国、8.8)

■7日、原水禁国民会議と日本原水協などの原水爆禁止世界大会はいずれも開会総会を開催した。6月にバチカンでローマ法王の一般謁見に参加した広島大附属高の生徒らも参加した(中国、8.8)

■【生きて(8)】元広島市立大学長の藤本黎時さんは、2年間教員を務めた後、恩師の招きに応じて広島大大学院に進学した。英文学を専攻し、ノーベル文学賞を受賞したアイルランドの詩人、ウィリアム・バトラー・イェイツを研究の柱に据えた(中国、8.9)

■文部科学省は2019年度の「科学技術イノベーションによる地域社会課題解決」事業で4件を採択を決めた。東広島市と広島大は世界的な頭脳循環都市に向けて人口増加の目標シナリオを検討し、新たな都市づくりに取り組む(日刊工業、8.9)

■外国人の子どもが増えている東広島市で、日本語指導教員の不足に悩む学校現場を広島大の学生が支えている(中国、8.9)

■【生きて(9)】元広島市立大学長の藤本黎時さんは、1967年、母校の広島大教養部(現総合科学部)の助教授として着任し、イェイツ協会の大会を広島大で引き受けた(中国、8.10)

■【釣りのススメ】夏を代表するアユについて広島大大学院の海野徹也教授は、アユの営みには健全な海や川が必要であるためアユは環境の指標生物と言われていると説明した(中国セレクト、8.10)

■9日、広島大医学部で中高生の脳科学の知識を競う「脳科学オリンピック」の国内地区予選が行われ、広島学院高1年の生徒が優勝した(中国、8.10)

■昨年7月の西日本豪雨を受けて結成された広島大の豪雨災害調査団は、豪雨から1年となるのに合わせて、活動の最終報告会を行った。土石流や洪水氾濫、生活インフラなどの各班の代表者が、それぞれの研究成果を発表した(読売、8.12)

■11日、第60回広島県吹奏楽コンクールの7日目が行われ、大学部門で広島大と広島修道大が中国大会への出場を決めた(朝日、8.12)

■【生きて(10)】元広島市立大学長の藤本黎時さんは、1993年、広島大図書館長に就任し、東千田キャンパスからの蔵書移送に職員と奮闘し、東広島キャンパスの新しい中央図書館を軌道に乗せた(中国、8.14)

■広島大病院口腔検査センターでドライマウス外来を担当する北川雅恵助教が、ドライマウスの症状や原因、治療法について解説した(中国、8.14)

■広島大の研究チームが哺乳類の雄雌を産み分ける方法を開発し、マウスやウシなどで実証した。同大の島田昌之教授は「特別な機器はいらず、将来的には畜産農家レベルでも家畜の産み分けができるようになる可能性がある」と話した(朝日、8.14)

■太平洋戦争中、南方特別留学生として広島文理科大(現広島大)留学中に被爆し、帰国途中の京都で亡くなったサイド・オマールさんの遺体が埋葬されている圓光寺(京都市左京区)近くの住民らが「オマールさんの会」を立ち上げる。異国で戦争の犠牲になった青年の存在を後世に伝え、平和の尊さについて考える(朝日、8.14)

■広島平和記念資料館のピースボランティアの青木圭子さんは、太平洋戦争中、南方特別留学生として広島文理科大(現広島大)留学中に、被爆し亡くなったニック・ユソフさんの物語を絵本にし、自費出版した(朝日、8.14)

■近く、ゲノム編集技術を使った食品について、国のルールが決まる。日本ゲノム編集学会会長を務める広島大の山本卓教授は、低アレルギーなど消費者のニーズに合った食品の可能性を強調するとともに、市民の理解を深めるため研究者が説明することが重要だと話した(読売、8.14)

■【生きて(11)】元広島市立大学長の藤本黎時さんは、広島大の教員時代は呉から通勤したが、広島市立大に移って間もなく、大学の近所に新居を構え、広島市民になり学生や教員の活躍を見聞きし大学の発展を祈っている(中国、8.15)

■東広島市は、8月からカーシェアリングを使って、駅や空港から広島大東広島キャンパスに移動すれば、利用者に特典が与えられるサービスを試験的に導入した。公共交通機関が限られる同キャンパスのアクセス向上を狙った社会実験として、1年間続ける(中国、8.15、プレスネット、8.28)

■【生きて(12)】元広島市立大学長の藤本黎時さんは、広島大、広島市立大とも法人化され、運営形態がずいぶん変わったが研究と教育とを両輪に、新しい知見で社会に貢献し、優れた人材を育てるという大学の役割は不変だと話した(中国、8.16)

■【緑地帯(3)】作曲家の徳永崇さんは、広島大教育学部在学中、作曲家の久留智之先生に師事し、作曲家の趣味や利益の追求ではなく、人間として表現すべきことについて考えるようになったと話した(中国、8.17)

■広島大は、地域活性化に取り組む住民団体と学生、教員が連携する活動の費用を助成する「地域の元気応援プロジェクト」を新たに始める。9日、希望する団体と地域活動に興味を持つ学生、教員が顔を合わせるマッチングイベントを東広島キャンパスで開催した(中国、8.17)

■【変わる街を歩く(4)】広島大本部跡地周辺の開発が進んでいる。被爆建物である旧理学部1号館を活用して新たな平和研究拠点をつくる構想も動き出している(中国、8.17)

■11月、日本小児血液・がん学会が学術集会において、患者や家族の交流会を開催する。その運営資金をクラウドファンディングで募っており、1万円以上寄付した人に医師に扮したカープ坊やがデザインされたオリジナルピンバッジをプレゼントする。同バッジは、学会長を務める広島大の檜山英三教授が知人の広島カープの松田元オーナーに協力を依頼し実現した(読売、8.17)

■広島大の学生グループ「withE」(ウィズイー)は、小中学生からの勉強の質問に無料通信アプリLINEで答える活動をしている。同グループは17年度秋に東広島市で活動を始め、今年4月から広島県内全域から質問を受け付けている(中国、8.18)

■18日、サッカー広島県女子選手権兼皇后杯全日本女子選手権予選が開幕した。▽1回戦、広島大4-2AICJ高(中国、8.19)

■18日、広島大大学会館において中国地方に住むベトナム人をサポートする「中国地域ベトナム人協会」の設立式が行われた。会長に就任した同大大学院国際協力研究科のチャン・ダン・スアン准教授に、ベトナム大使館から協会設立の決定書が渡された(中国、8.19)

■ゲノム編集技術を用いた食品の流通への道筋が整いつつある。消費者が受け入れるかについて日本ゲノム編集学会会長を務める広島大の山本卓教授は、消費者にとって良いものをつくるしかないし、良いものかどうか判断できる情報の開示も必要だと話した(読売、8.19)

■11月、東広島市が開設するイノベーションラボ「ミライノ」の空間デザインについて、学生らがワークショップでアイデアを出し合っている。1日に開かれたワークショップでは、広島大と広島修道大の学生が参加し、市職員、建築士、商工会議所職員らとアイデアを出し合った(朝日、8.19)

■【ひとin三原】6日、バイオリン工房を営む三原博志さんが被爆樹木を使用して制作したバイオリンが広島大でお披露目された(朝日、8.19)

■【異国でマナブ広島大発】広島大教育学部3年の㔟原明依さんは、タイ・バンコクのチュラロンコン大に留学している。同大では、授業はすべて英語で行われ、学生は流暢な英語と豊富な知識を駆使して熱気あふれる議論を繰り広げている(中国、8.20)

■19日、広島大などの研究チームは、土石流発生の危険性を、地中の温度低下を捉えることで予測できる可能性があることを突き止めた。内田龍彦准教授(社会基盤環境工学)は「温度は計測が簡単。観測地点を増やして、高精度の予測につなげたい」と話した(日本農業、夕刊フジ、8.20、毎日、8.28)

■帝国データバンク広島支店の調査によると、中国地方に本社を置く企業の社長の出身大学は日本大学が800人で最も多かった。広島大は327人で9位だった(中国、8.21)

■20日、核廃絶を訴える広島大附属高の生徒ら「高校生平和大使」がスイス・ジュネーブの国連欧州本部の軍縮部を訪問し、約1年かけて集めた21万筆以上の反核署名を提出した(中国、8.21)

■7月30日、私費留学生を対象に奨学金を支給している東広島市国際化推進協議会は今年度の奨学生を決め、東広島市役所で決定通知書を交付した。広島大が推薦する中国出身のロウ・ジェさんとヨウ・トウさんら3人が選ばれた(プレスネット、8.21)

■24日、連続講座「被爆証言と医科学的解説シリーズ」の3回目が広島平和記念資料館東館で行われる。広島大名誉教授の鎌田七男さんが広島市中心部から離れた場所にいながら、被爆者を救護することによってどのように被爆に至るのかについて解説する(朝日、8.23)

■25日、国の重要伝統的建物群保存地区に指定されている呉市豊町御手洗地区のまちづくりを考えるシンポジウムが呉市つばき会館で行われる。広島大のほか米国とインドの大学の大学院生が、現地でのフィールドワークを踏まえた報告や議論を行う(中国、8.24)

■広島県内の地域医療の現場を見学するセミナーに参加した広島大や岡山大の医学部生たちが、広島大広仁会館で報告会を行った。広島大からは医学部の「ふるさと枠」77人が参加した(中国、8.24)

■広島市のミュージカル団体「コーラス・ピープル」の代表を務めるピアニスト新田佳則さん(広島大卒)が、ご当地ソングアルバム「広島12月」を制作した(中国、8.24)

■23日、原爆投下の直後、東南アジアから 広島文理科大学(現広島大)に留学していた留学生たちと野宿をして励まし合った93歳の栗原明子さんが平和記念資料館を訪れ、手紙やはがき・写真など留学生たちの資料を寄贈した(朝日、8.24)

■11月、東広島市は新ビジネスの創出拠点「ミライノ」をオープンさせる。7月中旬、広島大や広島国際大、市内に拠点を置く企業など関係者と市長らが意見交換会を行った(読売、8.24)

■【キャンパスリポーター発】広島大森戸国際高等教育学院は広島大日本語特別文化研修を開催した。韓国から19人の学生が広島を訪ね、平和記念公園や厳島神社を訪問し、お好み焼きなど広島の特産品も味わった(記事:広島大3年北村優丞)(中国、8.25)

■【病院の実力 婦人科内視鏡治療】主な医療機関の2018年の治療実績が公表された。広島大病院は、内視鏡手術が71件、腹腔鏡が27件、悪性腫瘍が4件だった(読売、8.25)

■広島大などの研究チームは、昨年7月の西日本豪雨で発生した土石流の前兆現象とされる異臭が、最初に斜面が崩れた地点から200〜400メートル下流の住宅地まで4〜5分で到達した可能性があることをコンピュータ解析で明らかにした(読売、8.25)

■25日、大学生が県議や市議の仕事を学ぶ「議員インターンシップ」の中間報告会が広島大霞キャンパスで行われた(中国、8.26)

■岡山県立笠岡高校の生徒がセミの寿命を確かめ、今年5月に広島大で開催された中四国地区生物系三学会合同発表会で発表し、高校生の部(動物分野)で最優秀賞を受賞した(朝日、8.26)

■精神疾患などの患者の脳を磁器共鳴画像装置(MRI)で撮影して、病気の診断や発症リスクに役立てる研究が進んでいる。広島大の岡本泰昌教授らは、MRIの画像を人工知能に学ばせて、うつ病の患者を7割の精度で見分けることに成功した(日経、8.26)

■【日経実力病院調査】日経新聞社が調査した2017年度の主な医療機関の膵臓がん治療実績が公開された。広島大病院は、治療実績手術あり119件、手術なし94件、日本医療機能評価機構の運営体制の評価が74点だった(日経、8.26)

■【異国でマナブ広島大発】広島大総合科学部4年の堤大河さんは、フィンランドのユヴァスキュラ大に留学している。フィンランド人は困っている時、サウナでも街角でもフレンドリーに話しかけてくれると話した(中国、8.27)

■31日から、中国地区の広島六大学野球秋季リーグが開幕する。広島大は広島国際学院大と対戦する(中国、8.27)

■台風10号による公共交通機関停止の情報が外国人観光客に十分届かず、がらんとしたJR広島駅には外国人観光客の姿が目立った。広島大大学院の藤原章正教授(交通工学)は「各機関の連携がいまひとつでSNSの特徴を生かし情報を拡散させることができなかった」と指摘した(中国、8.27)

■マンボウ研究者の澤井悦郎さん(広島大大学院修了)は、在野で研究を続け、オーストラリアの研究者とともに125年ぶりに新種のマンボウ「カクレマンボウ」を発見した(日経、8.27)

■26日、広島大は既存の大学院を再編し、来年4月に人間社会科学研究科と先進理工系科学研究科の2研究科を新設すると発表した(中国、8.27、日刊工業、8.29)

■27日、県内作家の二紀展出品予定の絵画を集めた「広島二紀展」が東広島市立美術館で始まった。広島大名誉教授で二紀会理事の難波平人さんは「何年も同じ構図で描く作家が多く、年々進化を続けている」と話した(中国、8.28)

■27日、文科省の調査で、2020年度に始まる大学入学共通テストで導入される英語の民間検定試験の利用について中国地方では国公私立大51校のうち私立18校がまだ未定であることが分かった。広島大など国公立14校は民間検定試験を利用する(中国、8.28)

■27日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部の軍縮部を訪問し、核廃絶を訴える署名を提出した広島大附属高の生徒ら「高校生平和大使」が帰国し、広島市役所で会見を行った(朝日、8.28)

■【想】二胡奏者の姜暁艶さんは、22年前に広島大医学部の客員研究員として来日した。被爆者の深い悲しみを知り、自分にできることを問うた結果、幼いころから親しんできた中国の伝統楽器の二胡を通じて平和への願いを広島から発信することを決めた(中国セレクト、8.28)

■2日、広島大と大阪大で学ぶ留学生24人が近畿大附属広島中学校東広島校を訪れ、3年生139人と英語での交流会を行った(プレスネット、8.28)

■【広島大学輝く学生】広島大体育会女子剣道部は、今年5月に開催された第34回西日本女子学生剣道大会の団体戦で初めて準優勝に輝いた(プレスネット、8.28)

■【ともに暮らすin芸南賀茂(2)】下本トキエさんは5年前まで広島大東広島キャンパスで夫と理髪店を営んでいた。仕事柄、多くの留学生と家族ぐるみの付き合いをしてきた下本さんは、卒業などでお別れするのがなによりもさみしいと話した(中国、8.29)

■広島大大学院国際協力研究科のチャン・ダン・スアン准教授が中国地方に住むベトナム人をサポートする中国地域ベトナム人協会の会長に就任した。チャン・ダン・スアン准教授は「日本語が分からない来日したばかりの仲間の役に立ちたい」と話した(中国、8.29)

■31日、第98回全国高校サッカー選手権広島県大会が開幕する。広島大附属福山高は31日、広島大附属高は9月1日にそれぞれ初戦を迎える(中国、8.29)

■28日、読売日本交響楽団のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が広島大病院で開催された。入院患者ら約70人が弦楽四重奏に聴き入った(読売、8.29)

■10月14日、広島大学フェニックスリレーマラソンを同大東広島キャンパスで開催する。2〜10人のチームがリレーし、1.6キロの特設コースを何周できるかを競う(朝日、8.29)

■【ともに暮らすin芸南賀茂(3)】広島大ではインドネシアの大学と交流協定を積極的に結び、同国からの留学生は中国に次いで2番目に多い。今年6月、同大大学院生の近藤裕司さんは、インドネシア出身の仲間をより理解するため、約1カ月続くラマダンを実際に体験した(中国、8.30)

■2020年1月から2年間、広島大病院はネパールにおいて、てんかん治療支援事業に取り組む。同大病院の医師が現地に赴き、医師・看護師・技師ら約50人の養成を目指す(中国、8.31)

■【叙位叙勲】従四位瑞宝小綬章◇広島大名誉教授、月向邦彦氏(77)(8月4日死去)(産経、8.31)


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