広島大学の国際大学間ネットワーク事業のユネスコ認定について

平成22年4月16日

広島大学の地道な活動がユネスコに認められました
広島大学の国際大学間ネットワーク事業のユネスコ認定について

 

平成16年から実施してきた、広島大学の「教育開発のためのアフリカ・アジア大学間対話」(A-A Dialogue)事業が、ユネスコのUNITWIN事業として正式に認定されることとなり、4月15日(木)、ユネスコの認定に係る合意文書に正式に署名しました。

「教育開発のためのアフリカ・アジア大学間対話」(A-A Dialogue)事業は、広島大学教育開発国際協力研究センターを中心として、国際協力機構(JICA)、国連大学、文部科学省などの協力を得て、アフリカ12カ国・16大学、アジア6カ国・12大学とネットワークを形成し、教育開発のための国際共同研究や教員・学生交流を実施する事業です。今回その地道な実績が認められたもので、特に異なる地域、しかもこれまでにほとんど見られなかったアフリカとアジアの大学間の連携事業であることが高く評価されました。

合意文書への署名は、ネットワーク参加28大学を代表して浅原利正広島大学長が行いました。認定期間は4年です(更新が可能です)。現在日本でUNITWINとして認定されているものは、今回のものを含め4件目(京都大学1件、早稲田大学2件)です。

この認定により、これまで単なる個々の大学間ネットワークであったものが、国際的に正式に認知を受けた大学間連携事業として一層の飛躍が期待されます。

 

(UNITWIN事業とは)
ユネスコが実施するUNIVERSITY TWINNING事業の略称。平成4年の第26回ユネスコ総会で採択された、UNESCOによる大学間ネットワークの認証制度のこと。世界中の異なる地域の大学及び高等教育機関の教授、研究者、管理者が共同で活動することにより、相互間の密接な協力、交流とネットワーク、その他関連する活動を通して迅速な知識移転を促進し、能力開発や人材育成を促進しようとするもの。現在世界で67のネットワークがUNITWINとして認定されている。

 

お問い合わせ先

広島大学教育開発国際協力研究センター
センター長 : 黒田則博
電話:082-424-6245


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