生物圏科学研究科附属農場が「教育関係共同利用拠点」に認定されました

平成22年6月16日

生物圏科学研究科附属瀬戸内圏フィールド科学教育研究センター
西条ステーション(農場)が平成21年度「教育関係共同利用拠点」に認定されました

 

広島大学大学院生物圏科学研究科の農場が、「食料の生産環境と食の安全に配慮した循環型酪農教育拠点」として、文部科学大臣による「教育関係共同利用拠点」に認定されました。(認定期間:平成22年6月10日~平成27年3月31日)

この拠点は、平成21年9月の学校教育法施行規則の一部改正により、新たに制度化されました。多様化する社会と学生のニーズに応えつつ質の高い教育を提供するために、国公私立大学が有する人的・物的資源の共同利用等を推進していくものです。広島大学の学生だけでなく、他大学の学生も本学の農場を利用して「農業から理解する命の大切さ」を体験的に学び、私たちの社会が必要としている「食料の生産、安全そして環境への配慮」の理解を深めることを目指しています。
 

広島大学の農場は、広大な草地を有し多数の乳牛を飼育するとともに、食品製造実習工場なども備えていることが特色です。牛乳が生産されて食品として加工されるまでの一連の仕組みを学ぶことができます。
他大学の学生には、非農学系学部生のための演習(平成22年度は教育ネットワーク中国を通じた単位互換制度により「命の尊厳を涵養する食農フィールド科学演習」を開講。現在学生募集中)、農学系学部生と大学院生のための演習を開講します。また他大学が開講している授業の一部でも、本学の農場を利用して食料生産の現場を学ぶことができます。広島大学の学生にとっては、他大学の学生と交流を深めて視野を広げることにつながります。

今回の農場の拠点認定により、農学の専門的な教育が一層充実するとともに、いろいろな分野で学ぶ学生のための「食と農に関する総合的な学習経験と生涯学習力」の教育も発展すると期待しています。
なお、拠点の認定結果に関しては、文部科学省のホームページ(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/06/1294842.htm)をご覧ください。

農場の風景

農場の風景

ミルクを用いた食品製造実習

ミルクを用いた食品製造実習

搾乳実習の風景

搾乳実習の風景

お問い合わせ先

広島大学生物圏科学研究科支援室 (TEL 082-424-7901)


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