広島大学特別講演会開催のお知らせ

平成22年11月17日

広島大学特別講演会開催のお知らせ
『カザフスタンの核兵器廃絶・不拡散による世界の平和・安全確保に対する実績』

 

広島大学の主催で、カザフスタン共和国下院議長のオラル・ムハメジャノフ氏による、下記講演会を開催しますのでお知らせいたします。
 

日時:平成22年11月22日(月)15:30~17:00

場所:広島国際会議場 大会議室「ダリア」 (広島市中区中島町1番5号(広島平和記念公園内))

講演者:オラル・ムハメジャノフ氏 カザフスタン共和国下院議長

演題:「カザフスタンの核兵器廃絶・不拡散による世界の平和・安全確保に対する実績」

対象:学生、教職員、一般市民

主 催:広島大学

 

1991年に独立したカザフスタン共和国では、ソ連邦から受け継いだ世界4番目の規模の核兵器を自発的に放棄し世界の安全確保に大きく貢献していますが、「オラル・ムハメジャノフ」カザフスタン共和国下院議長は当時からこのプロセスに直接的に係わられておられます。

また議長は、核不拡散・軍縮分野の問題解決を通して、国内の法的基盤整備だけではなく、カザフスタンが位置する中央アジア全体の地域的な安全確保と安定的な発展を図ることにも努力され、その結果、2009年3月に中央アジア非核地帯条約が発効されました。この条約によってカザフスタンを含む同地域の他の国家全てが、核不拡散と軍縮に関する一貫した立場を表明しましたが、この条約発効においても議長が尽力されたことが高く評価されています。

広島大学では、原爆放射線医科学研究所を中心に1994年から核実験施設周辺住民の健康調査や医科歯科の医療支援、さらには、放射能汚染調査を実施してきました。この間、広島大学ではセミパラチンスク地域がんセンター、セミパラチンスク病理診断局、セミパラチンスク救急病院、カザフ放射線医学環境研究所、アスタナ医科大学など、多くの大学・医療関係機関と大学間協定を締結し、これらの機関との共同研究を行っています。

今回のご講演では、核廃棄を行った経緯を含め、非核・平和を希求されるカザフスタン共和国からのメッセージをお聞かせ頂けることと思います。是非ふるってご参加下さい。

本件に関するお問い合わせ先

広島大学学術室
学術推進グループリーダー 坂口
電話:082-424-5679 FAX:082-424-5890


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