消毒成分の樹脂・フィルム材への固定化方法を新たに開発

平成23年11月24日

記者会見のご案内
消毒成分の樹脂・フィルム材への固定化方法を新たに開発
-インフルエンザの拡大リスクを軽減-

 

広島大学大学院医歯薬学総合研究科の二川浩樹教授は、TBカワシマ株式会社との産学連携研究により、樹脂や合成繊維に対しても、耐久性が高く、固定化が可能になる消毒成分固定化の処理法を新たに開発しました。

二川教授は、2年前、医療現場などで消毒薬として用いられている消毒成分を、学校の机・椅子や公共交通機関の座席などの表面に、固定化(抗菌加工・抗ウィルス加工)することができる化合物の開発に成功しています。その技術は、現在、抗菌加工スプレーや白衣・マスク・タオル・靴下などの繊維製品として実用化されていますが、樹脂や合成繊維に対する固定化が困難という弱点がありました。

二川教授は、今回、TBカワシマ株式会社と産学連携研究を行い、この弱点を克服する処理法を新たに開発いたしました。本成果は、車・バス・電車・航空機などのシートへの活用や広く家電製品表面に用いられているフィルム加工やインテリアの壁紙・絨毯・カーテンなど広い分野での活用が期待でき、また、従来の素材に対しても耐久性が向上することを確認しています。

つきましては、下記のとおり記者会見を開催しご説明いたします。
ご多忙の折、誠に恐縮に存じますが、是非ご出席いただきたくご案内申し上げます。

開催日時: 平成23年11月29日(火)13:30~14:00
 
場所: 東京都港区芝浦3-3-6 キャンパス・イノベーションセンター4階 408号室
(広島大学東京オフィス 同センター4階 TEL:03-5440-9065)
 
出席者: 二川 浩樹(広島大学大学院医歯薬学総合研究科 教授)、大原 弘平(TBカワシマ株式会社 技術企画部 主査)
 
※本件につきましては、会見終了後以降に報道いただきますようお願いいたします。    

会場へのアクセスマップ
お問い合わせ先

広島大学広報グループ 担当:多賀
電話:082-424-6017
E-mail:koho*office.hiroshima-u.ac.jp

(E-mailの*は、半角@に置き換えて送信してください)


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