広島湾の異常潮位の原因を解明

平成24年4月6日

記者発表のご案内
広島湾の異常潮位の原因を解明
―16日周期の水温変動が関与―

 

広島大学大学院工学研究院の金子新教授らの研究グループが、平成13年9月18日および平成23年9月29日に、厳島神社の回廊浸水を引き起こした異常潮位の原因を解明しました。

研究グループは、安芸灘と、豊後水道で海中音波を送受信する新しい計測法により、広域の水温と流速を計測しました。その計測の結果、今まで報告されたことのない16日周期の水温変動を発見し、この水温変動と台風による秒速15mを越える北風が広島湾に吹いたことが、異常潮位の原因であることを突き止めました。
本研究の成果は、瀬戸内海全域の異常潮位、環境変動(温暖化)津波予測などへの発展が期待できます。

この研究をわかりやすく説明するため、以下の日程で、記者発表を行いますので、ぜひご参加下さい。

場 所 広島大学 法人本部棟 4F会議室
(東広島市鏡山1丁目3-2)

出席者 金子 新 (広島大学大学院工学研究院 教授)
張 伝正 (広島大学大学院工学研究科 大学院生D1)

お問い合わせ先

広島大学大学院工学研究院社会環境空間部門
海洋大気圏システム研究室 教授 金子 新
Tel 082-424-7625


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