個人情報を含むノートパソコンの盗難について

平成24年5月11日

国立大学法人広島大学長
浅 原 利 正

個人情報を含むノートパソコンの盗難について
 

本学ナノデバイス・バイオ融合科学研究所(以下「当該研究所」という。)の教員(以下「当該教員」という。)が、ベルギー出張中に、ノートパソコンを盗難により紛失する事態が生じました。
当該パソコンは、起動時のパスワードは設定していましたが、ファイルごとの保護やパスワードの設定は行っていませんでした。
紛失したノートパソコンのファイルには、本学学生(卒業生を含む。)、本学教員及び学外者等、計1,005名分の個人情報が含まれていました。
本学においては、個人情報の取扱いに関する規則を定め、個人情報の適切な管理に努めてまいりましたが、このたび、個人情報が入ったノートパソコンを学外に持ち出し、盗難に遭い、これを紛失する事態となり、学生をはじめ関係の皆様方に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
なお、本日の発表においては、個人情報保護の観点から、学生及び関係の皆様方の個人情報に配慮した発表とさせていただきますので、ご理解のほどお願いいたします。

1 事実経過
(1) 当該教員から、平成24年4月16日(月)23時50分頃(日本時間)「本日、出張中のベルギーで昼食をとる為、ほんの数分間、高椅子の下に置いていたノートパソコンを入れたカバンが盗まれた」旨、電子メールにて当該研究所に連絡が入りました。盗難に遭ったノートパソコンは大学の備品であり、本学学生・本学教員及び学外の方の個人情報が含まれていました。
なお、このパソコンには起動時のパスワードを設定していましたが、ファイルごとの保護やパスワードの設定は行っていませんでした。
当該教員は、盗難にあった直後、現地の警察に盗難届を提出しましたが、現在のところパソコンは発見されていません。
(2) 現時点で、本件の個人情報が第三者に流出したという情報や不正に使用された事実は確認されておりません。
 
2 個人情報の内容
(1) 当該研究所の年報送付先データで、他大学関係者の氏名、勤務先の住所、電話番号(名誉教授等にあっては、自宅の住所、電話番号) 107名分
(2) 当該研究所の年報送付先データで、企業関係者の氏名、勤務先の住所、電話番号(退職者にあっては、自宅の住所、電話番号) 134名分
(3) 当該教員の担当授業を受講した学生の氏名、学生番号、成績 648名分
(4) 学内教職員の氏名、電話番号、所属、メールアドレス 116名分
 
3 該当する学生、教員及び学外者に対する情報提供
該当者全員に対して、5月11日までに届くよう、お詫びと状況説明のための文書を送付させていただきました。
 
4 再発防止に向けた今後の取組み
(1) 本日付けで、再度、個人情報の管理の徹底について、教職員に対し注意喚起を行いました。
(2) 引き続き、研修等を通じて、教職員に対して個人情報の適切な取扱いについて法令遵守を徹底してまいります。

本件に関する連絡先

広島大学学術・社会産学連携室
学術支援グループリーダー
坂口 浩司
Tel:(082)424-5679


up