脳神経を守るアストロサイト細胞が生まれる仕組みを解明

平成24年7月20日

記者発表会のご案内
脳神経を守るアストロサイト細胞が生まれる仕組みを解明

 

広島大学大学院医歯薬保健学研究院の今泉和則教授、齋藤敦助教らの研究グループは、脳神経を保護するアストロサイトという細胞が誕生する仕組みの一部を解明しました。

アストロサイトは、神経細胞の補助細胞として、栄養の供給や神経伝達の修飾、神経細胞の傷害時における修復再生、さらには血液脳関門の形成など神経細胞が健全に働くために必要不可欠な役割を担っています。アストロサイト誕生の鍵を握るのはOASISと呼ばれる転写因子で、OASISがなくなった脳ではアストロサイトが極端に少なくなり、脳傷害に弱くなることがわかりました。

今後は成体脳でのOASISによる神経細胞保護の分子メカニズムを明らかにするとともに、OASISの機能を強化する薬物を開発し脳神経系疾患の治療に応用していきます。
この研究成果は英国科学雑誌「Nature Communications」のオンライン版(7月24日)に掲載されます。

本研究成果につきまして、下記のとおり、記者会見を開催しご説明いたします。ご多忙とは存じますが、是非ご参加いただきたく、ご案内申し上げます。

日 時:平成24年7月23日(月)10:00~10:30

場 所:広島大学 法人本部棟 4F会議室
(東広島市鏡山1丁目3-2)

出席者:今泉 和則(広島大学大学院 医歯薬保健学研究院 教授

お問い合わせ先

広島大学学術・社会産学連携室

広報グループ 多賀 信政

電話:082-424-6017

E-mail:koho@office.hiroshima-u.ac.jp

(E-mailの*は、半角@に置き換えて送信してください)


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