研究内容について
・田中雅臣(たなか まさおみ) 国立天文台 理論研究部 助教
電話: 0422-34-3752(研究室)
電子メール:masaomi.tanaka*nao.ac.jp
・川端弘治(かわばた こうじ) 広島大学 宇宙科学センター 准教授
電話:082-424-5765(研究室)
電子メール:kawabtkj*hiroshima-u.ac.jp
広報担当
・藤原英明(ふじわら ひであき) 国立天文台ハワイ観測所 広報担当
電話:+1-808-934-5922(研究室)
※日本との時差は-19時間・時差にご配慮願います
電子メール:hideaki*naoj.org
2012年 8月 1日
自然科学研究機構 国立天文台
広島大学
東京大学国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構
超新星爆発の形、実はでこぼこ? -すばる望遠鏡で迫る超新星爆発のメカニズム-
国立天文台、広島大学、東京大学は、すばる望遠鏡による研究観測の成果について、次のとおりウェブサイトでの発表をおこないます。
○タイトル: 超新星爆発の形、実はでこぼこ?
-すばる望遠鏡で迫る超新星爆発のメカニズム-
○共同発表機関: 自然科学研究機構 国立天文台、広島大学、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(カブリIPMU)
○発表者: 田中雅臣(国立天文台理論研究部 助教)、川端弘治(広島大学宇宙科学センター 准教授)、服部 尭(国立天文台ハワイ観測所 研究員)、前田啓一(東京大学 カブリIPMU 特任助教)、野本憲一(東京大学 カブリIPMU 特任教授)
○発表日時: 2012年8月3日(金)午前4時(日本時間)
○記事解禁日時: 発表と同時 ※当日朝刊掲載可
○発表方法: ウェブ発表。
なお、解禁後に発表内容を下記ウェブサイトに掲載します。
すばる望遠鏡(国立天文台) http://subarutelescope.org/j_index.html
概要
国立天文台、広島大学、東京大学などの研究者を中心とする研究グループは、すばる望遠鏡を用いた観測により、大質量星が一生の最期に起こす「超新星爆発」の形がでこぼこした3次元構造を持っていることを明らかにしました。本研究は、偏光観測という手段を用いて、銀河系外で起きた超新星爆発の爆発直後の3次元的な形を捉えることに成功したという点で新しく、またこれから出現する多くの超新星爆発にも応用できる画期的なものです。超新星爆発の形状を探る道を新たに開くもので、長年にわたる謎である超新星爆発のメカニズムを解明する糸口となることが期待されます。
この研究成果は、2012年7月20日に発行された天体物理学専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル』に掲載されました。
(補足)銀河系内で過去に起こった超新星爆発の名残である「超新星残骸」という星雲状天体の観測から爆発の3次元的な形を推定した研究は、これまでにも数例ありました。しかし、銀河系内では100年に一度程度しか超新星爆発が起きず、観測対象が極めて限られているという困難がありました。
自然科学研究機構 国立天文台 天文情報センター
電話:0422-34-3688 FAX:0422-34-3810
電子メール:media_help*pub.mtk.nao.ac.jp
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