世界初の伸縮型緊急仮橋「モバイルブリッジ®」報道公開のご案内

平成25年4月16日

 国立大学法人 広島大学
一般社団法人 日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所
星軽金属工業株式会社
株式会社 アカシン
三協立山株式会社三協マテリアル社

世界初の伸縮型緊急仮橋「モバイルブリッジ®」報道公開のご案内
災害時の迅速なインフラ復旧や被災者支援が可能緊急展開仮橋(モバイルブリッジ®)実機の開発説明と公開実験について

 

広島大学大学院工学研究院の有尾一郎助教らは、迅速な災害復旧を実現するため、高度なインフラ技術のイノベーションとなる伸縮型の緊急仮橋「モバイルブリッジ®」を、一般社団法人日本建設機械施工協会施工技術総合研究所(以下、施工総研)、星軽金属工業株式会社、株式会社アカシン、三協立山株式会社三協マテリアル社と産学共同開発し、このたび災害現場を想定した、油圧システムを装備した実験橋を完成させました。

モバイルブリッジ® (以下、MB)とは、従来の上・下弦材を有するトラス橋と異なり、主要な構造部材をX形で連鎖させたシザーズ構造とすることにより、橋の伸縮機能と強度を確保した緊急用の新しいタイプの橋です。橋としては世界初の構造体で、橋と走行路が連動して展開するため、展開後瞬時に通行が可能です。これにより、橋の架設時間を大幅に短縮でき、一刻を争う災害時の緊急経路を確保できます。

今回公開する実験橋は、平成21年8月に公開した人用MBの原理をもとに、昨年10月に公開した部分試作橋1号機(写真*を参照)の強度実験を経て、車両の通行が可能な橋を完成させたものです。災害復旧現場を想定した仮橋開発の最前線とも言えるもので、国内のみならず、世界各地で災害時の迅速な救助やライフラインの確保に役立てることが期待できます。

つきましては、下記のとおり、実物大の実験橋MBの開発説明と展開実験を公開いたします。MBの最大の特徴である、「橋の本体が伸縮展開し、走路も骨組と連動し展開される」場面を実際にご覧いただくとともに、インフラ技術のイノベーションを実感していただければ幸いです。ご多忙とは存じますが、是非、ご参加いただきたくご案内申し上げます。

日時・場所
 平成25年4月25日(木)
 【概要の説明】
 10時~11時
 福山市商工会議所 102室 (広島県福山市西町二丁目10-1)
 TEL(084)921-2345 ※専用駐車場なし

アクセスマップ1

【公開実験】
13時10分~14時40分
佐藤重輸株式会社福山支店 (広島県福山市箕沖町105番地の1)
TEL(084)-953-1505 ※駐車スペースあり

アクセスマップ2

説明者: 広島大学、施工総研、星軽金属工業株式会社、株式会社アカシン、三協立山株式会社三協マテリアル社

参加申し込み

別紙のFAX送信用紙にて返送、または以下のURLから事前登録をお願いします。なお、当日の写真撮影等は、担当者の指示に従ってください。
(登録期限 FAXでのお申し込み 4月24日(水)15時まで
ウェブでのお申し込み 4月24日(水)17時まで)
http://home.hiroshima-u.ac.jp/bridge2/

お問い合わせ先

広島大学学術・社会産学連携室広報グループ 担当:新藤
TEL:082-424-4518
株式会社 アカシン 担当: 赤松
TEL:084-953-2366(代表)

写真*

MB1号機の展開後

MB1号機の展開後

MB1号機の展開後

MB1号機の展開後

 

写真は、昨年10月に公開した部分試作橋1号機の実験時のものであり、今回の2号機はさらに大きく、スピード架設可能な緊急対応仕様を完成させました。現物は当日公開予定です。


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