平成25年度「地(知)の拠点整備事業」に採択されました 「ひろしま」を知り、理解し、発信することができる人材育成

平成25年8月5日

平成25年度「地(知)の拠点整備事業」に採択されました
「ひろしま」を知り、理解し、発信することができる人材育成

 

文部科学省の平成25年度「地(知)の拠点整備事業」に広島大学の取り組みが採択されました。

本事業は、大学等が自治体と連携し、全学的に地域を志向した教育・研究・社会貢献を進める大学を支援することで、地域コミュニティの中核的存在としての大学の機能強化を図ることを目的とする事業です。

全国の大学等からの319件の申請のうち52件の取り組みが採択されました。

 
採択された取り組みは以下のとおり
 
事業名:  平和共存社会を育むひろしまイニシアティブ拠点
      
連携自治体:  広島県、広島市、東広島市
      
概 要: 
本事業では、広島地域の共通課題である「ひろしまの平和発信」、「条件不利地域」、「障がい者支援」の3つの重点課題の解決に地域と連携して取り組みます。本事業の中で提唱している「ひろしまイニシアティブ」とは、「地域や国、年齢、性、人種等の違いや障がいの有無を越えて、いつでも、どこでも、個々人が幸福な人生を享受できる社会の実現」を具現化する人材育成の取り組みのことで、教育プログラムを通して地域とともに行います。

本事業では問題解決に向けて、広島大学長のもとに、自治体(広島県、広島市、東広島市)、NPO、企業、教職員、学生等で構成される「ひろしまイニシアティブコンソーシアム」を新たに設立します。本コンソーシアムは、3つの重点課題に沿った具体的な地域のニーズの発掘・検討・選定などの地域志向型の教育カリキュラムや研究プロジェクトの策定・実施および地域社会への還元に至る一連の活動を統括します。

従来型の大学教育システムにはない、教育に係る企画、評価、改善、実施などの体制を地域と大学が一体となって行う教育システムを構築します。
全学生が、現場体験を基本とする新たな教育プログラム「ひろしまイニシアティブ拠点」に参加することにより、「ひろしま」を知り、理解し、発信することのできる人材育成を目指します。
事業期間は、平成25年度から平成29年度までです。
      
○具体的な取り組み
学生は1年次に、本学の特徴的プログラムである全学必修科目の教養ゼミや平和科目の中で、3つの重点課題解決の端緒となるフィールドワークを経験し、2年生3年生では、地域と連携しながら「広島イニシアティブ特別科目」を履修し、4年生では「地域志向教育研究」をすすめ、卒業研究に繋げます。また、学生主導の「公開シンポジウム」を開催します。このような地域連携による教育プログラムを通して、学生自らが主体的に考え、成長していくことが期待されます。

取り組み内容に関するお問い合わせ先

広島大学学術・社会産学連携室
社会連携グループリーダー 村上 尚
TEL:082-424-6031


up