ギムナジウム・ヴィシュコフ校(チェコ)との交流事業を行います

平成25年11月7日

ギムナジウム・ヴィシュコフ校(チェコ)との交流事業を行います
-スーパーサイエンスハイスクール事業「科学技術人材育成重点枠(海外連携)」―

 

広島大学附属高等学校は、文部科学省スーパーサイエンスハイスクール事業「科学技術人材育成重点枠(海外連携)」の一環として、チェコのギムナジウム・ヴィシュコフ校との交流事業を下記のとおり行います。
チェコは伝統産業の一つにビール製造があり、連携校であるギムナジウム・ヴィシュコフ校のあるヴィシュコフ(チェコ第二の都市ブルノが属する南モラビア州の一地区)は、19世紀に設立されたビールの醸造所を有し、伝統技術と最先端の管理技術を融合した醸造が行われています。周知のように、広島県東広島市の西条は兵庫・灘、京都・伏見と並ぶ日本三大銘醸地の一つであり、8社の酒造会社が一ヶ所に集まっていることでも全国的に有名です。近年では、微生物を利用した発酵や醸造技術はエネルギー・資源・環境・食糧問題への貢献が期待されており、麹・酵母などの微生物を利用したバイオエタノールやバイオプラスチックの研究開発などを代表例として挙げることができます。
そこで、チェコと広島に共通する発酵や醸造技術について両国で共同して取り組み、持続可能な社会を支える基盤技術を理解する活動を通して、国際的な視野を有し、持続可能な社会を先導する人材育成を目指します。

1.日程 平成25年11月18日(月)~22日(金)
      
2.場所
(1) 広島大学附属高等学校(広島県広島市南区翠1-1-1)
(2) 宮島 紅葉谷公園、大元公園周辺(廿日市市宮島町)
(3) 宮島市民センター(廿日市市宮島町600)
(4) 独立行政法人酒類総合研究所(東広島市鏡山3-7-1)
(5) 広島大学総合博物館(東広島市鏡山1-1-1)
(6) 賀茂泉酒造(東広島市西条上市町2-4)
      
3.参加者 広島大学附属高等学校 生徒8名、関係教員3名
ギムナジウム・ヴィシュコフ校 生徒1名、引率教員1名
      
4.交流事業内容

11/18
8:30~9:30 《場所》本校
12:30~15:30 《場所》宮島 紅葉谷公園、大元公園周辺宮島市民センター
【実施内容】歓迎会、開講式、学校紹介など坪田博美 広島大学大学院理学研究科 准教授による講義およびフィールドワーク

11/19
13:20~16:00 《場所》本校
【実施内容】発酵に関する実験・実習など

11/20
9:30~12:00 《場所》(独)酒類総合研究所
12:20~13:30 《場所》本学総合博物館
14:00~15:30 《場所》賀茂泉酒造
【実施内容】酒類総合研究所にて講義・施設見学など、本学総合博物館の見学、賀茂泉酒造にて講義・酒造蔵見学など

11/21
8:30~12:40 《場所》本校
16:00~16:20 《場所》広島市役所
【実施内容】課題研究中間発表会にチェコ生徒も参加チェコの紹介およびポスター発表など、広島市長表敬訪問(予定)

11/22
9:30~12:00 《場所》本校
13:20~15:30 《場所》本校
15:30~17:00 《場所》本校
【実施内容】11/18~21の4日間の研修のまとめ、4日間の研修のまとめを発表、チェコと日本での科学活動に関する意見交換会、閉講式、お別れ会

※ 本校におけるスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の取り組みについて

本校は、平成15年度より継続的にSSHの指定を受けており、ESD(持続可能な開発のための教育・持続発展教育)の視点を重視した教育を行っています。
今年度からは、2年間、「科学技術人材育成重点枠(海外連携)」の指定も受け、ドイツ、チェコ、タイ、韓国の高校と連携した共同研究やフィールドワークを通じ、国際性を育成するとともに、持続可能な社会の構築に向けて科学者・技術者に求められる世界的視野や価値観を育成することを目的とした研究開発に取り組んでいます。

お問い合わせ先

広島大学附属高等学校研究部 平松 敦史
TEL:082-251-9867 FAX:082-251-0208


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