最新鋭のハイブリッド手術室で胸部大動脈瘤治療を実施します

平成25年11月15日

最新鋭のハイブリッド手術室で胸部大動脈瘤治療を実施します

 

広島大学病院は平成25年9月20日の診療棟開院後、血管手術などの外科手術と血管造影や血管内治療(カテーテル治療)が同時に行える最新鋭の「ハイブリッド手術室」の本格運用を開始しました。
ハイブリッド手術室は、手術室の環境と機能に高性能の血管造影装置を組み合わせた外科手術と血管内医療が同時に行える手術室です。最新の2方向血管造影装置に加え、全身撮影ができるCTを併設したタイプとしては広島大学病院が国内第1号(シーメンス社調べ)です。
大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術、末梢動脈のステント留置術、脳動脈瘤のコイル塞栓術などをより安全に実施でき、患者さんの負担軽減も期待されています。
今回、ハイブリッド手術室を活用した胸部大動脈瘤のハイブリッド・ステントグラフト治療を下記の日時により実施しますのでお知らせします。治療場面の写真・動画撮影は可能です。

【手術日時】 平成25年11月22日(金)10:30~
【場所】 広島大学病院 診療棟 4階 ハイブリッド手術室(広島市南区霞一丁目2番3号)
【疾患】 85歳男性 左鎖骨下動脈直下から胸部下行大動脈全体にわたる最大径65mmの広範囲大動脈瘤
【術式】
(1)頸部デブランチ手術(右鎖骨下動脈-左総頸動脈-左鎖骨下動脈バイパス術)
(2) Zone1(左総頸動脈をカバーにする)経大動脈ステントグラフト治療
※ 当日の取材スケジュール
午前11時に旧外来棟1階で受付後、診療棟へ移動。心臓血管外科の末田泰二郎教授が治療の概要を説明します。11時30分ごろ頸部バイパス術が始まり、13:00ごろステントグラフトが挿入される予定です。
【胸部大動脈瘤】 動脈硬化などが原因で大動脈が拡張する病気で、破裂すると生命の危険があります。

お問い合わせ先

広島大学病院 特命広報・調査担当 山内 雅弥
TEL:082-257-5418


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