大学院生物圏科学研究科の三瓶 真特任講師が第55次南極地域観測隊員に選ばれました

平成25年11月27日

大学院生物圏科学研究科の三瓶 真特任講師が第55次南極地域観測隊員に選ばれました

三瓶特任講師

三瓶特任講師

派遣される南極地域

派遣される南極地域

大学院生物圏科学研究科の三瓶 真特任講師が、平成25年度に文部科学省より南極地域へ派遣される、第55次南極地域観測隊員(全63名)に選ばれました。

三瓶特任講師は、文部科学省が実施する南極観測事業の重点研究観測課題“南極海生態系の応答を通して探る地球環境変動”の研究分担者として派遣されます。南極海における生態系、および生物ポンプ(※)に対する動物プランクトンの影響の解明、更には、これらに対して地球温暖化が及ぼす影響を明らかにするため、南極海域において、長期係留系(1年間に渡り海中に設置する観測機材)やプランクトンネットおよび採水器等を用いて、試料やデータを取得します。

三瓶特任講師らは、海洋研究調査に重点を置くため、昭和基地への物資輸送に重点を置くしらせ本隊(11月下旬に日本を出発)とは別に、別働隊として平成26年1月6日から2月9日まで東京海洋大学の練習船海鷹丸で南極海の研究調査を行う予定です。

お問い合わせ先

(研究内容に関すること)
広島大学大学院生物圏科学研究科
特任講師 三瓶 真
電話:082-424-7999
Mail:makoto-sampei*hiroshima-u.ac.jp

(リリースに関すること)
広島大学学術・産学連携室広報グループ 新藤
電話:082-424-4518
Mail:koho*office.hiroshima-u.ac.jp
(E-mailの*は半角@に置き換えてください。)

※生物ポンプ(バイオロジカルカーボンポンプ)とは、生物の働きにより海洋表層のCO2を深層に輸送する働きのこと。
 
【生物ポンプ(BP)の模式図】

生物ポンプ(BP)の模式図


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