感性(ワクワク感)の「見える化」とその応用に道すじ 新しい産学官連携の取り組み

平成27年6月18日

記 者 説 明 会(6月22日・霞キャンパス) の ご 案 内

感性(ワクワク感)の「見える化」とその応用に道すじ新しい産学官連携の取り組み~COI感性イノベーション拠点

 

【概要】
広島大学を中核機関とする「精神的価値が成長する感性イノベーション拠点」は、脳内の感性誘発のメカニズムを解明し、メカニズムベースで感性をリアルタイムに定量可視化する技術、多様な感性に適用可能な感性多軸モデルの研究開発に取り組んでいます。また、研究成果を車などのモノづくりに応用する試みも進めています。
従来、感性の評価はアンケート等による主観評価を統計解析する方法で行われてきました。しかし、脳のメカニズムベースで客観的に評価する方法は確立されていませんでした。
本拠点は、機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)と脳波計を用いて人の脳活動を測定することで、ワクワク感が生じる際の脳の活動状態を可視化し、地元のマツダやコベルコ建機、三菱レイヨンなど本拠点に参画する企業で構成する「KANSEIコンソーシアム」が目指す感性を取り入れた製品やサービスに活かす道すじを付けました。
どこでも手軽に感性が分かる装置(感性メータ)の実用化に向けた第一歩といえます。今後、研究を進めていくことで、感性に基づいてフィードバック制御する製品やサービスの開発につながることが期待されます。
このような本拠点の取り組みを広く国民に知っていただくため、本拠点では、6月24日(水)に「感性イノベーション拠点 公開シンポジウム」を開催することとしております。
シンポジウムでは、「感性イノベーションが切り開く未来の社会とその実現に向けて」と題し、添付のプログラムにより、本拠点が目指す「モノ」と「こころ」が調和する「こころ豊かな社会」とはどのような社会なのか、様々な観点・角度からとらえてご紹介します。
つきましては、本シンポジウムに参加いただくにあたり、本拠点の取り組みを事前に知っていただきたく、下記の通り記者説明会を開催しご説明いたします。併せて研究の様子を公開いたします。ご多忙とは存じますが、是非ご参加いただきたく、ご案内申し上げます。

注)精神的価値が成長する感性イノベーション拠点 平成25年度に文部科学省のセンター・オブ・イノベーションプラグラム(COI)18拠点の1つとして選定されました。広島大学を中核機関として広島市立大学、産業技術総合研究所、マツダ、三菱レイヨン、シャープ、中国電力、アンデルセングループ、コベルコ建機など22の大学・研究機関・企業と広島県が参画機関として加わっています。

日 時:平成27年6月22日(月) 16:00~17:00
場 所:広島大学霞キャンパス 感性イノベーション拠点 (広島市南区霞1-2-3 TEL:082-257-1737)
当日15時45分に臨床管理棟(旧外来棟、3階建ての建物)玄関にお越しいたければ、
記者説明会場までご案内いたします。

 
出席者: 広島大学長 越智 光夫
 プロジェクトリーダー 農沢 隆秀(マツダ(株)技術研究所 技監)
 研究リーダー 山脇 成人(広島大学大学院精神神経医科学 教授)

研究に関するお問い合わせ先

広島大学感性イノベーション研究推進機構
特任教授 坂本 和夫(さかもと・かずお)
研究員(URA) 松本 知也(まつもと・ともや)
TEL:082-257-1737 FAX:082-257-1723
E-mail:info@coikansei.hiroshima-u.ac.jp

シンポジウムに関するお問い合わせ先

広島大学感性イノベーション研究推進機構 担当:原 準一(はら・じゅんいち)
TEL:082-257-1737 FAX:082-257-1723
E-mail:syakai-syukan@office.hiroshima-u.ac.jp

記者説明会に関するお問い合わせ先

広島大学学術・社会産学連携室 広報グループ 楠本 記章(くすもと・のりあき)
TEL:082-424-6762 FAX:082-424-6040
E-mail:koho@office.hiroshima-u.ac.jp

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