平成25年度科学技術人材育成費補助金「女性研究者研究活動支援事業(拠点型)」に採択されました

平成25年9月3日

平成25年度科学技術人材育成費補助金「女性研究者研究活動支援事業(拠点型)」に採択されました
 

文部科学省の平成25年度科学技術人材育成費補助金「女性研究者研究活動支援事業(拠点型)」に、広島大学の取り組みが採択されました。

日本の研究者に占める女性研究者の割合は、世界各国と比較して未だに低い状況が続いています。本事業は、男女共同参画の観点はもとより、多様な視点や発想を取り入れ、研究活動を活性化し、組織としての創造力を発揮するため、女性研究者がその能力を最大限発揮できるような環境整備の取り組みを、他大学や企業等の他機関へ普及させる事業に対して支援するものです。

全国の大学等から48機関(拠点型は31機関)の申請があり、22機関(拠点型は9機関)の取り組みが採択されました。

      
事業名:   女性研究者研究活動支援事業(拠点型)
      
概 要:     

これまで本学では、平成18年に発表した「広島大学男女共同参画宣言」に基づき、女性研究者支援のための様々な課題に取り組んできました。主な取り組みとしては、女性研究者採用増加促進のための制度改革、仕事と家庭の両立支援のための環境整備、女性研究者のリーダーシップ育成のためのセミナー開催などがあり、結果として女性研究者の割合増加、研究業績の向上などの成果を得ています。

しかし、未だ他機関を含む全ての女性研究者にとって十分な支援が実現しているとは言い難く、以下の点が課題として挙げられます。

1.女性の大学院生に特化した、企業研究所等の就職情報提供
2.女性研究者増加のための産学連携体制
3.シニアの女性研究者へのレベルアップ支援
4.意思決定の場への女性研究者の参画

これらの課題解決のため、本事業では、全学委員会として「女性研究活動委員会」を新たに設置し、女性研究者の活躍を支援し、研究の進展・推進を図り、本委員会の取り組みを全学で推進する体制を構築します。

また、同委員会の下に産学官連絡会を置くことにより、他機関との連携を強化し、女性研究者の両立支援、研究のための環境整備および支援活動の取り組みの拡大、浸透を図るほか、女性研究者のためのセミナー・シンポジウムなどを開催します。

これらの取り組みにより、平成27年度までに本学の女性教員の割合を14%程度にするほか、若手研究者の企業との共同研究実施率の毎年度増加、シニア女性研究者の大型プロジェクト研究の開始などを目指します。

お問い合わせ先

広島大学男女共同参画推進室
主査 半野 節子
TEL:082-424-4428


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