平成21年9月

■ 日本対がん協会は今年度の朝日がん大賞と同協会賞の受賞者を発表 広島大名誉教授、鎌田七男氏が日本対がん協会賞を受賞(朝日、9.1)

■ 広島大付属三原中で31日、広島大大学院生によるNIE(教育に新聞を)の授業が行われた 宮本真志君「難しい政治の話も、新聞を読むと背景がよく分かり、いろいろな視点を持つことが出来る。」(中国、9.1)

■ 第36回中国新聞広告賞の総合大賞と4部門賞の計5点が決まった 【イメージ広告賞】広島大学創立60周年記念事業「あなたの母校に、おかえりなさい」(広島大学、総合広告社、坪井高義・島本綾美・三宅宏明・長岡健二)(中国、9.2)

■ JR東京駅の構内に、実物大の人間も映すことが出来る縦2メートル、横3メートルの大画面ディスプレーがお目見えした 広島大学OB、篠田プラズマの篠田傳会長兼社長「道行く人の反応がいい」(朝日、9.3)

■ 庄原市宮内町の佐田峠墳墓群を発掘調査している広島大と市教委は2日、弥生時代中期末葉の方形貼石墓と方形周溝墓を確認したと発表 近くでは去年、四隅突出型墳丘墓も確認 異なるタイプの墳墓が一つの墳墓群で見つかるのは珍しく、変遷を示す貴重な遺跡という(中国、9.3)

■ 広島大は2日、龍谷大と現象数理学分野の共同研究などを柱とする包括協定を結んだ同分野で両校と協定締結済みの明治大を含む3大学は、学生の単位互換などにも取り組む 広島大の浅原利正学長「強力なトライアングルを形成し、世界最高水準の教育を提供する」(中国、9.3)

■ 広島大考古学研究室と庄原教委は2日、同市宮内町の「佐田峠墳墓群」4、5号墓がそれぞれ、弥生時代中期築造とみられる「方形貼石墓」と「方形周溝墓」と確認したと発表 同研究室「3種類の墳丘墓が同じ場所で見つかるのは、例がない」(読売、9.3)

■ 広島大学大学院工学研究科の大久保孝昭教授らは建物の振動を計測する3軸加速度センサーと、振動解析ソフトを開発した 従来の建物振動計測装置に比べ、安価で簡単に計測できるという 近く商社を通じてシステムを発売する(日刊工業、9.4)

■ 広島大学と龍谷大学は3日、大学間交流に関する大学間協定を結んだ 現象数理学分野の共同研究を推進するのが目的(日刊工業、9.4)

■ 熊野町の町立熊野第4小を今春卒業した中学生10人が、手作りのプラネタリウムを制作し、5日に町民公民館で披露する 「夢配達人プロジェクト推進事業」の一環 広島大天文学研究会の学生らに教えてもらいながら制作を開始(朝日、9.4)

■ あらゆる組織や細胞になり得る胚性幹細胞(ES細胞)を無重力状態では、より安全な方法で増やせることが、広島大の弓削類教授らの研究で分かった(朝日、9.4)

■ 市民講演会&東広島天文台見学会 同大学宇宙科学センター長の大杉節さんによる「宇宙からの支社『光』」と題した講演など、3人が最新の宇宙科学の研究成果を紹介 東広島天文台の見学会もある(朝日、9.4)

■ 広島大歯学部はカンボジアで歯科医療支援に乗り出す 事前調査のため今年2月に現地を訪れた高田学部長「同じ戦火を経験した広島の大学として、息の長い支援に取り組みたい」(中国、9.5)

■ ロシア、ラトビア、ベラルーシの医療研究員3人が4日、広島市役所を訪れ、原爆の被害や被爆者援護策について説明を受けた 3人は広島大の原爆放射線医科学研究所などでそれぞれ1~2ヶ月間の研修を受ける(中国、9.5)

■ 広島大は、生命活動を数式で表す「数理生命科学」の分野で、数理解析の研究に定評のある龍谷大と研究協定や学生交流に関する協定を結んだ 浅原利正・広島大学長「人材育成を中心に、この領域の進展に貢献したい」(読売、9.6)

■ 今を読む 広島大大学院社会科学研究科教授川崎信文 マニフェストの本領は、政権の実際の活動と実績の検証にある(中国、9.6)

■ 広島市南区西荒神町の広島市留学生会館で6日、「日本料理を学んでいただく料理講習会」が開かれた イランからの留学生で、広島大歯学部2年サラ・アベディニさん「日本の料理は色がきれいなので、どんどん食べたくなる」(読売、9.7)

■ がんの予防や早期発見などに尽くした人たちに贈られる「日本対がん協会賞」の個人の部に、地域がん登録事業などに尽くした広島大名誉教授で広島原爆被爆者援護事業団理事長の鎌田七男さん(72)が選ばれた(朝日、9.7)

■ 女子を理工系に呼び込み、「一生の職業」として選んでもらおうと、広島県内の大学が取り組みを強化している 広島大学が企画した「理系職場訪問」 酒類総合研究所を県内の中学1年~高校3年の女子生徒9人が訪ねた(中国、9.8)

■ 広島大付属三原中で7日、NIE(教育に新聞を)の実践授業があった3年生16人が衆院選などをテーマにした壁新聞の制作に挑戦した(中国、9.8)

■ 「高精度放射線治療の最前線」が7日、広島市中区の中国新聞ホールであった 広島経済同友会が広島大と主催(中国、9.8)

■ 広島市立大学と広島大学は広島市内などを走る路面電車内でインターネットを通じた情報発信の実証実験を始める(日経、9.9)

■ 社会人学生の経験者から生涯学習の楽しみ方を学ぶ「まなびcafe」が12日まちづくり市民交流プラザである 講師は県再チャレンジ学習支援協議会の東由水枝事務局長 47歳で広島文教女子大、60歳で広島大大学院に入学した経験を元に「切っても切れない生涯学習とライフプラン」のテーマで講演(中国、9.10)

■ 剣道の全日本女子選手権の広島県代表として広島大4年の黒河香奈4段が出場する 「持ち味を出し切れるように、気持ちを整えたい」(中国、9.10)

■ 法務省司法試験委員会は4回目の新司法試験の合格者を発表 合格率は過去最低を更新し28% 広島大と岡山大は25%(中国、9.11)

■ 市民団体「理学部一号館の保存を考える会」(会長=竹山晴夫・元広島大学長)が13日、市社会福祉センターで被爆建物の保存について考えてもらうシンポジウムを開く 広島大総合科学研究科の布川弘教授が、「広島の復興と広島平和記念都市法」をテーマに基調講演(読売、9.11)

■ 「国際生物学オリンピック」来年の日本代表を決めるための「生物チャレンジ」の二次試験が、8月に広島大学で行われました 広島大学の研究設備を使い、生物学の実験試験を受験しました(Cue、9.11)

■ 広島大学と龍谷大学は9月2日、教育・研究活動の交流と連携を目的とした「包括協定」の締結を行った(プレスネット、9.11)

■ 広島大本部跡地にある被爆建物の旧理学部1号館の保存・活用を考えるシンポジウムが13日開かれる 広島大文書館の石田雅春さんが「1号館の歩み」をテーマに講演、また、渡辺一雄・同大学名誉教授が「自然史博物館の必要性と1号館の活用について」をテーマに講演する(毎日、9.12)

■ 救急医療の問題と解決策を探るシンポジウム「みんなで守ろう福山市の救急医療」が12日あった 広島大医学部の谷川攻一教授の司会で討論も行われた(中国、9.13)

■ 広島大の3、4年生8人が8月8日から10日間、インドネシアに滞在して小中高生にヒロシマ紹介や授業をする現地研修をした(中国、9.13)

■ 地球温暖化の影響で、森林土壌の微生物が出す二酸化炭素(CO2)が、従来の国際的な予測値に比べ約1.5倍のペースで増えるとする実験結果を広島大などがまとめた 広島大の中根周歩教授「従来の温暖化の予測モデルに大幅な変更を迫る結果」(中国、9.13)

■ Ia型超新星「SN2009dc」がこれまで定説とされてきた明るさの約2.7倍にあたる、太陽の約80億倍の輝きを発していることを、広島大や東京大などの研究グループが観測で突き止めた(中国、9.14)

■ 今年4月に発見された超新星が「核爆発型」の超新星としては天体観測史上最も明るい爆発だったことを、東京大と広島大などのグループが突き止めた グループでは「宇宙の膨張の課程を探る研究に一石を投じる成果」としている(産経、9.14)

■ 白鶴酒造は、酒粕の中からしわの予防効果が期待できる物質を発見 広島大学の松原主典准教授や神戸薬科大学の棚橋孝雄教授と共同で研究を行っていた(日刊工業、9.14)

■ 広島大と東京大の研究グループが、太陽の約80億倍の明るさで輝いた「Ia型超新星爆発」を発見 これまでは太陽の約30億倍でほぼ一定し、天体間との距離を測る指標になっていた 広島大の川端弘治准教授「膨張する宇宙の歴史をたどる研究にも影響を与える可能性がある」(読売、9.14)

■ 超新星がこれまで限界と考えられてきた明るさの約2.7倍の輝きを発していることを広島大や東京大などの研究チームが観測で突き止めた 今回のものとよく似た超新星は「Ia型」と呼ばれ、みな同じ明るさを持つと考えられてきた(日経、9.14

■ 東広島市豊栄町の豊栄小で15日、5年生の児童が陶芸家の大学院教育学研究科の井戸川豊准教授から皿作りを教わった 井戸川准教授「ものづくりの楽しさを知り、将来の職業選択に生かしてほしい」(中国、9.16)

■ 広島大学は2009年4月の組織改革で社会連携業務に専任の理事を配置した 「この地域の大学が特長を生かし、オール中国地域で旧帝大に互していくことが大切」という岡本哲治理事に聞いた(日刊工業、9.18)

■ 大竹市教委は市重要文化財「和田家文書」の本格調査を始めた 調査は広島大大学院の中山富広教授を中心に実施 和田家は江戸時代に大竹市一帯の庄屋をまとめていた「割庄屋」(中国、9.18)

■ 市民団体「広島ベトナム平和友好協会」が現地の少数民族の高校生に奨学金を送る支援者を募集している 広島大の留学生が翻訳を手伝い、手紙のやりとりもする(中国、9.18)

■ 消毒剤に抗菌加工の機能を持たせた新しい化合物を広島大大学院医歯薬学総合研究科の二川浩樹教授が開発し17日に発表 二川教授「学校、病院、ホテルや公共交通機関などで活用できる」(中国、9.18)

■ 「FMちゅーピー健康応援団」 アスベスト(石綿)関連の胸膜中皮腫の治療 広島大病院呼吸器外科岡田守人教授(Cue、9.18)

■ 第63回全日本学生音楽コンクール大阪大会予選・ピアノ部門高校の部が17、18日に行われ、高上恵里花(広島大付属高一年)が予選を通過(毎日、9.19)

■ 広島大、広島市立大、広島工業大が来年度開講する情報医工学連携プログラムを協議する初会合が18日、あった(中国、9.19)

■ 東広島市志和町内で7月25日、住宅が倒壊し女性がなくなった土砂崩れで県は広島大の「災害軽減プロジェクト研究センター」に依頼して進めている調査の中間報告を発表(朝日、9.19)

■ 大学英語力を育てる 上 広島大では03年度から大学が費用を負担し、学生が3年生までに4回受験している目標は海外でのコミュニケーションに必要最低限なレベルという600点(読売、9.21)

■ 野球の広島六大学秋季リーグ第3週第2日 広島大は広工大に2連勝、勝ち点を2に伸ばした 「我慢ができたのは心の成長の証し。この戦いができれば、どことでもいい勝負ができる」と田中監督(中国、9.21)

■ 広島大病院循環器内科の東幸仁准教授の医療チームが、壊死した足を切断せずに温存する再生医療に取り組んでいる 2002年4月からの症例はは60症例に達した(中国、9.23)

■ 広島大歯学部の高田隆学部長ら教授3人はカンボジアの首都プノンペンにある王立健康科学大でスーン・パニー歯学部長と会い、学術・人材交流を実施することで合意(中国、9.23)

■ 広島大で15~17日に開かれた日本地球化学会の中で、理系博士の教育界への道を模索する会合が行われた(読売、9.24)

■ 23日に庄原市で開催された「第27回全日本大学女子駅伝対校選手権大会」中国四国地区予選会で、広島大7位(読売、9.24)

■ 「第41回全日本大学駅伝対校選手権大会」中国四国地区最終選考会が23日庄原市で行われ、広島大は3年連続全国大会出場決定(朝日、9.24)

■ 広島大大学院医歯薬学総合研究科の二川浩樹教授が開発した抗インフルエンザウイルス機能を持つ化合物 それを活用した繊維の共同開発を24日、クラボウが発表した(日刊工業、9.25)

■ 福山市ホロコースト記念館で開催される公開セミナーで11月14日、広島大大学院文学研究科の新田玲子教授が作品紹介などを行う(中国、9.26)

■ NPO法人「平和貢献NGOsひろしま」がカンボジアで歯科医療支援を実施 海外ボランティアに広島大と広島経済大の学生が同行(中国、9.28)

■ 朝日新聞社の「被爆60年アンケート」を広島大原爆放射線医科学研究所の川野徳幸助教、大瀧慈教授らの研究グループが分析 川野助教は「放射線の身体影響と差別による心の傷が相互に関連し、健康不安を増幅させている」と話している(朝日、9.28)

■ JR西条駅自転車整理で盗難件数半減 広島大でも「駐輪場に止め、鍵は二つ掛けましょう」と文書で注意 10月1日には800個の自転車用の鍵を学生に配布(読売、9.28)

■ 宮島で28日、新型インフル対策のため抗菌剤噴霧を始めた 広島大大学院医歯薬学総合研究科の二川浩樹教授が独自に開発した抗菌剤を使用し、フェリーでは同日教授らが使用法を船員に指導した(中国、9.29)

■ 広島大の大道芸サークル「遊技団」が28日、三原市の川西保育所と田幸保育所の園児に曲芸を披露した(中国、9.29)

■ 広島六大学秋季リーグ第4週第3日が28日、東広島運動公園野球場で行われた 広島大は近大工と対戦し、サヨナラ勝ち 広経大と首位に並んだ(中国、9.29)

■ 広島大学病院など5病院を対象とする「医療機関との相互理解に向けたパネルディスカッション」を広島地裁が今秋、県内の病院で実施(中国、9.29

■ 広島大大学院医歯薬学総合研究科の二川浩樹教授が消毒成分が固定化し、抗菌、消毒効果が長続きする抗菌加工材を新たに開発 宮島でフェリーやタクシー、ロープウエーの座席や手すりなどに噴霧された(朝日、9.29)

■ 技術者を輩出する広島の主要大学、キャリア教育充実急ぐ 広島大学は11年前に「学生就職センター」を設置、「キャリアセンター」に改組してキャリアデザイン支援、就職支援拡充に取り組んでいる(日刊工業、9.30)

■ 同志社大文学部の松藤和人教授たちでつくる調査団は約12万年前の旧石器が見つかったと発表 日本で発見された石器では最古 広島大の竹広文明准教授「剥片石器は人為的といえる2次加工の跡がみられる」(中国、9.30)

■ 広島大の研究チームが高陽ニュータウンの実態調査の一環で住民の生活状況を尋ねるアンケート用紙の全戸配布を始めた 広島大の地域貢献研究の一環(中国、9.30)

■ 広島市は29日、新型インフルエンザとみられる集団感染で、5小中学校が学級閉鎖すると発表 広島大付属東雲小の1年生1クラスなど(中国、9.30)

■ 12万年前ごろの地層から国内最古とみられる石器が島根県の砂原遺跡で見つかった 藤野次史・広島大埋蔵文化財調査室准教授「見つかった旧石器のいくつかは細かくたたいたような跡が認められ、人工的なものだと判断できる」(日経、9.30)


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