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最新の研究成果プレスリリース

放射線や抗がん剤による染色体異常を防ぐ分子機構を解明 ―ATMはDNA損傷の修復を促進するだけでなく、抑制して調整することが判明―
  • 放射線被ばくや薬剤などによる染色体異常は、白血病やがんの原因となることが知られています。
  • 今回の研究で、DNA損傷シグナル制御因子ATMは、クロマチン構造変換複合体の構成因子であるARP8をリン酸化することで、修復因子の損傷DNAへの結合を適度に抑制していることがわかりました。すなわち、ATMは修復のアクセルとしての役割だけでなく、ブレーキとしても働くことで、修復の活性を適切なレンジに調整し、染色体異常を防いでいることが明らかになりました。
  • 今回の研究成果は、DNA修復機構を制御することで、放射線被ばくや薬剤などによるがんを予防するという新しい医療の確立に繋がることが期待されます。
新しいペプチドベクターの同定と組み換え人工転写因子蛋白質による細胞加工技術開発

 - 組み換え蛋白質によるマウスiPS細胞の作製 -

国立国際医療研究センター(NCGM)難治性疾患研究部 石坂 幸人 部長 および 広島大学大学院理学研究科 山本 卓 教授らによる共同研究の成果として、 NCGMが既存の分子よりも機能性に優れたペプチドベクターを発明し、これを広島大学が開発したゲノム認識分子と組み合わせることで、組み換え蛋白質による「人工転写因子システム」を開発しました。

月の地下に大量の氷が埋蔵されている可能性
  • 月隕石から水が蒸発することで生成される「モガナイト」と呼ばれる鉱物を初めて発見
  • モガナイトの生成には水が不可欠であるため、地球にしか存在しないと考えられていました
  • 太陽光が当たる表面では月の水はすぐに蒸発、低温である月の地下には氷として現存
  • 氷の埋蔵量は岩石1m3あたり18.8リットル、月で人類が利用できる水資源として期待
乳がんの悪性度を示す新たなバイオマーカーとして期待~ホルモン受容体陽性乳がんにおける分泌蛋白Wnt5aの働きに注目~
  • 分泌蛋白Wnt5aは、胃がん、前立腺がん、膵臓がんなどで悪性度と関係することが報告されています。乳がんにおいて、Wnt5aの発現がホルモン受容体陽性乳がんと関連が深く、悪性度、治療成績と相関することを明らかにしました。
  • そのメカニズムを明らかにするためDNAマイクロアレイという手法を用いてWnt5aの発現と関連のある分子の一つとしてactivated leukocyte cell adhesion molecule  (ALCAM)を同定しました。
  • 培養細胞を用いた実験から、Wnt5aはALCAMの発現を誘導することでがん細胞の遊走能(他の場所へ移動する能力)を促進することが分かりました。このことから、Wnt5aはホルモン受容体陽性乳がんの悪性度の新規バイオマーカーとなることが期待されます。
稀な免疫不全症、活性化PI3K-delta症候群(APDS)の迅速診断法を開発 ~APDS患者の効果的な治療法の提供に貢献~
  • 活性化 PI3K-delta 症候群(APDS)は、2013年に報告された新しい免疫の病気で、既にわが国で30人以上の患者の存在がわかっています。
  • フローサイトメトリーを用いた、APDSの迅速診断法の確立に成功しました。
  • APDS患者では、血液中のBリンパ球でAKTのリン酸化状態が変化していることを発見しました。
  • APDS患者では、分子標的薬(PI3K阻害薬など)が有効な場合があるため、迅速かつ正確な診断のニーズが高まっています。今回開発した迅速診断法が、APDS患者の診断に役立つことが期待されます。
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