「2025年度生成AIに関する研修」を実施しました

2025年7月18日、フェニックス国際センターMIRAI CREA内多目的スペースにて、「2025年度生成AIに関する研修」を行い、対面とオンラインで学生・教職員合わせて104人が受講しました。

研修の前半では、情報メディア教育研究センターの隅谷教授から、「学生の卒業論文・修士論文作成における生成AI利用状況調査」と題し、教育課程の仕上げとなる研究における生成AIの活用方法、その利用に対する不安の内容について、学生アンケートの結果に基づき、学生の生成AIに対する意識及び利活用の現状が共有されました。

また後半では、草原副理事(研究倫理担当)がファシリテーターを務め、「生成AIの研究活動での利用をめぐる理論上の疑問や問題点等について」というテーマで、人社系、理工系、医歯薬系の各教員と大学院生が専門分野の垣根を越えてパネルディスカッションを行いました。ディスカッションにおいて、学生からの「AIの活用方法が分からない」という率直な意見に対し、パネリストからは「研究における情報収集や論文の要約といったインプット・アウトプットの場面で活用してみてはどうか」、「インターネット検索のようにAIに質問してみるのも有効」、「まずはAIを積極的に利用し、慣れていくことが重要」といった前向きな意見が次々と出されました。

参加者からは、「学生は、生成AIを怖がらずに使っているイメージを抱いていたが、実際はかなり慎重に客観的にとらえている学生も存在していることが分かり、新鮮だった」、「利活用については講義や情報提供で済むが、思い悩んでいる状況などリアルな声は今回のようなパネルディスカッションが良いと感じた」といった感想が寄せられました。

     登壇してくださった教員・大学院生

          研修会の様子

【お問い合わせ先】

広島大学教育室教育部教育推進グループ

TEL:082-424-6156

e-mail:gsyugakukm-group※office.hiroshima-u.ac.jp(注:※半角@に置き換えてください)


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